甘辛アツアツの「マルちゃん 縦型ビッグ あつあつ牛すきうどん」を実食レビュー！

栄養成分表、原材料

1食99g（めん70g）あたり

エネルギー	432kcal
∟めん・かやく	∟343kcal
∟スープ	∟89kcal
たん白質	6.7g
脂質	16.6g
炭水化物	54.2g
食塩相当量	4.0g
∟めん・かやく	∟1.9g
∟スープ	∟2.1g
ビタミンB1	0.35mg
ビタミンB2	0.49mg
カルシウム	149mg

麺量はどんぶり型の「牛すきうどん」より4gだけ多く、カロリーや脂質の数値は今回のタテ型が上回っています。分厚い味が期待できそうです。

つゆ

甘みの強いしょうゆ味で、豚脂を強く効かせ、肉感の強いつゆとなっています。

肉の旨みが強い甘辛しょうゆのすき焼き味つゆ

• 甘辛なしょうゆ味のつゆ

すき焼きをイメージした甘辛なしょうゆ味のつゆです。甘みがかなり強く、だしなどの味というよりは砂糖の直線的な甘さという感じで、好みが分かれるところかと思います。甘いつゆが好きな人にとってはたまらない味でしょう。同時に、しょうゆ味も濃いめで、しょうゆの香りをしっかり感じ取ることができます。かなり濃い味のすき焼きつゆと言って良いのではないかと思います。

• 豚脂が力強い

つゆの表面には、別添「特製スープ」由来の豚脂が大量に浮いています。後述する具では牛肉を使っているのに対し、つゆでは豚というのがどんぶり型と共通の特徴ですが、濃厚甘辛味に負けないインパクトがありました。肉の旨みが加わることで、すき焼き感を増幅させていました。このつゆの肉感は力強いです。

• どんぶり型「牛すきうどん」との比較

現在も発売中の冬の定番、どんぶり型の「牛すきうどん」と比較すると、直線的な甘さとしょうゆ味の濃さは同じような傾向ですが、豚脂の力強さ、肉の旨みにおいては今回のタテ型が大きく勝っています。

どんぶり型だと甘辛しょうゆ味が先行しすぎて、味の強さの割にすき焼き感が足りないのですが、今回のスープはがっしり肉感があり、すき焼きらしい味に仕上がっています。同じ甘辛しょうゆ味でも、すき焼きらしさがだいぶ違っていました。

麺

湯戻し時間5分の、太い油揚げ麺のうどんです。幅広で緩やかに縮れがついています。

幅広で太い油揚げ麺のうどん

太くて緩やかに縮れのついた油揚げ麺のうどんです。ちょっときしめんを思わせるような麺で、厚みがあって重たいです。ただ今回はつゆがかなり濃厚なので、今回くらい主張の強い麺でもしっかりバランスが取れていました。つゆにすき焼き感があるので、〆のうどんの雰囲気が出ています。他の鍋だと〆に何入れるかは議論がありますが、すき焼きの〆はやっぱりうどんですよね。

どんぶり型の「すき焼きうどん」と麺量にそれほど違いはありませんが、今回のタテ型の方がひとまわり太いです。つゆの特に肉の旨みがだいぶ増しているので、それに合わせた麺を使用しているものと思われます。また、縮れは今回の方が緩く、うどんとしての本格感で上回っていました。

具

牛肉をメインに、刻み揚げやねぎが入っています。

牛肉、刻み揚げ、ねぎの組み合わせ

• 細切れの牛肉

最近のカップ麺ではコストカットの面で大豆たんぱくを使った肉が使われていることが多いですが、今回の商品ではしっかり本物の牛肉が使われています。細切れタイプの牛肉で、量はどんぶり型に比べると少なめに見えましたが、カットが大きいため目立っています。牛肉の味がしっかり感じ取れ、すき焼き感が出ています。

• 刻み揚げとねぎ

他に刻み揚げやねぎが入っていますが、どちらもどんぶり型に比べると少ない印象。特に刻み揚げはどんぶり型だとひとつの大きな売りになっており、今回も少なくはないとはいえ、さすがに見劣りしていました。全体的に、どんぶり型よりも具は多少ボリュームに欠けました。

オススメ度（標準は3です）

• 東洋水産 「マルちゃん 縦型ビッグ あつあつ牛すきうどん」

「カップヌードル」シリーズからもすき焼き味の商品が出ていました。2018年3月発売の「カップヌードル スキヤキ ビッグ」。日清のすき焼き味の商品は今回以上に強烈な甘みと牛肉の風味が特徴となっています。