ノンフライ麺超大盛のカップ麺！「驚愕の麺2.0玉四川風麻辣麺」を実食レビュー

このページでは、エースコックのカップ麺、「驚愕の麺2.0玉四川風麻辣麺」を食べてレビューしていきます。

「驚愕の麺2.0玉四川風麻辣麺」はどんな商品？

今回のカップ麺は、エースコックの「驚愕の麺2.0玉四川風麻辣麺」。2019年12月30日発売の、「驚愕の麺1.5玉」シリーズの新商品です。今回は1.5玉ではなく2.0玉での登場！珍しいノンフライ麺の超大盛サイズのカップ麺です。

いつもの「麺1.5玉」ではなく「麺2.0玉」で麺量120g！

「驚愕の麺1.5玉」シリーズは、ノンフライ麺を使用した珍しい大盛サイズカップ麺で、標準的な麺量を60gと設定し、それの1.5倍の90g入っていることが特徴です。90gでもかなりの迫力なんですが、今回は「麺2.0玉」で60gの倍である120g入っています。前回発売されたこのシリーズでは、「麺1.5玉+0.5玉」として120gの麺量の商品が出ていましたが、今回は「麺2.0玉」となったので、今後は「麺2.0玉」をデフォに商品が展開されていくのかもしれませんね。

2018年7月発売の「驚愕の麺1.5玉＋0.5玉辛ダレねぎ豚骨ラーメン」。圧巻の麺量でした。

2玉分のノンフライ麺の衝撃！！エースコック「驚愕の麺1.5玉＋0.5玉辛ダレねぎ豚骨ラーメン」

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2017年12月発売の前々作「驚愕の麺1.5玉背脂入り油そば」はシリーズ初の汁なし麺で、汁なし麺の場合は通常麺量がスープありの商品より多くなるため、標準量を90gと設定し、「麺1.5玉」でも麺量は今回と同じ120g入っていました。

エースコック「驚愕の麺1.5玉背脂入り油そば」

ノンフライ麺で麺量120gの油そばの登場！！今回のカップ麺は、エースコックの「驚愕の麺1.5玉背脂入り油そば」。他社ではあまり見られない大盛ノンフライ麺「驚愕の麺1.5玉」シリーズの新商品です。今回は「油そば」で、汁なし麺の麺量は通常のカップ麺に比べて多くなるため、今回もいつもの「驚愕の麺1.5玉」の麺量90gより多い、120gとなっています。ただでさえ多いのにさらに多くなっているということです。前回のこのシリー...

「四川風麻辣麺」で2.0玉

今回の商品は、麺量120gの「麺2.0玉」が最大の売りですが、この麺量でありながら「四川風麻辣麺」であることには大きな価値がありそう。なにせ、辛味やシビレのスープで麺を大量に食べられるということになりますからね。口の中が長時間の刺激に耐えられるのか不安を感じつつも、しっかり食べていきたいと思います。

内容物、価格、購入額など

別添袋は、「液体スープ」と「かやく入り粉末スープ」の2袋。

先入れの「かやく入り粉末スープ」を麺の上に開けた状態。麺量に比してかやくの量は少なそうです。

品名	驚愕の麺2.0玉四川風麻辣麺
メーカー	エースコック
発売日	2019年12月30日（月）
麺種別	ノンフライ麺
かやく・スープ	2袋（液体スープ・かやく入り粉末スープ）
定価	税別240円
取得価格	税込235円（コープ）

栄養成分表、原材料

1食149g（めん120g）あたり

エネルギー	510kcal
∟めん・かやく	∟414kcal
∟スープ	∟96kcal
たん白質	14.0g
脂質	7.7g
炭水化物	96.1g
食塩相当量	8.9g
∟めん・かやく	∟3.2g
∟スープ	∟5.7g
ビタミンB1	0.89mg
ビタミンB2	0.60mg
カルシウム	466mg

麺量は120gの超大盛りサイズ。麺量が120gに増え、中間にカップ麺全体の値上げがありましたが、定価は税別240円で1.5玉の時から据え置き。超大盛なのでスープの量も多く、いつもよりだいぶ多いお湯の量610mlを使うので、食塩相当量も8.9gとかなり高めです。辛味と合わさると塩けはかなり強く感じるので、この数値はちょっと不安ではあります。

スープ

スープは「ポーク・チキンをベースに花椒・・唐辛子などの香辛料をしっかり利かせたスープ」で、「後入れの液体スープを加えることで、豆板醤・甜麺醤の旨みが加わり最後まで飽きの来ない一杯に仕上げ」たとのこと。

ベースは鶏ガラ主体のしょうゆ味で、唐辛子の辛味や花椒のシビレを効かせ、豆板醤などで味に厚みを加えています。

辛味とシビレを効かせたあっさりめの麻辣味スープ

麺量に比してスープが少ない

上の写真を見てもわかるかと思いますが、まず味以前に強く感じるのがスープの少なさ。通常のカップ麺より多い610mlのお湯を使用するのですが、それでも麺量がいつもの倍あるのでスープが少ないのは当然で、麺が表面にせり出してスープがほとんど見えません。パッと見汁なし麺状態ですよね。でもしっかりスープは入っています。

鶏ガラベースのしょうゆ味

ベースは鶏ガラ主体のしょうゆ味。豚も入っているそうですがあまり感じられません。塩けは強いものの塩辛いというほどのレベルではなく、塩け以外はおとなしいベースとなっています。あまり主張してきません。麺量は凄まじいものがありますが、スープは麺量からイメージするようなガッツリ系の味というわけではありませんでした。

麻辣味は穏やか

「麻辣麺」なので、唐辛子と花椒が入っています。激辛で超大盛商品だったらとても面白い存在なのですが、今回は唐辛子の辛さはピリ辛程度、花椒のシビレは唐辛子に比べると強いものの、それでも全体として中辛程度に留まっている印象です。もうちょっと辛いと良かったんですけどね。辛いものが極端に苦手じゃなければだれでも食べられるレベルではないでしょうか。

スープには過度に期待しない方が良さそう

麺量120gなので致し方ないところではありますが、スープにはそれほどコストを割いていないのではないかという味でした。「麻辣麺」と聞いてイメージするほどの辛さやシビレはなく、ベースもおとなしくてあっさりめ。麺量が売りの商品なので、スープには過度な期待はしない方が良いように思います。

麺

麺は「しっかりとした弾力と滑らかさを併せもった丸刃のめん」で、「めんの量を2玉分にすることで、ボリューム満点に仕上げ」たとのこと。

湯戻し時間4分の、中細で緩やかな縮れのノンフライ麺です。麺量2.0玉、120gの超大盛の麺となっています。

麺量120g！の驚愕麺

しっとり食感のノンフライ麺

中細で緩やかに縮れのついたノンフライ麺です。エースコックのノンフライ麺は多加水麺を売りにするものが多いですが、今回はしっとり食感で低加水麺に近いのではないかと思います。さすがノンフライ麺なだけあって、今回のあっさり系なスープに対しても主張をせずにきちんと馴染んでおり、麺が多い割にはバランスが取れていました。

圧巻の麺量120g！

それにしてもすごい麺量。油揚げ麺よりもノンフライ麺の方が量が多く感じます。上の写真を見ていただくとわかりますが、スープ表面からせり出した麺がすごいことになっています。正直、麺とスープの量のバランスはまったく取れていませんが、カップ麺ならではの構成でこういうのも面白いですね。

具

具は「食感の良い大豆そぼろ、シャキシャキとした食感の良いチンゲン菜、色調の良いねぎ、唐辛子を入れ」たとのこと。

肉そぼろを模した大豆加工品、チンゲン菜、ねぎ、唐辛子が入っていますが、いずれも量は多くありません。

大豆そぼろ、チンゲン菜、ねぎ、唐辛子の組み合わせ

大豆加工品、チンゲン菜、ねぎ、唐辛子が入っていますが、いずれも量は多くありません。麺量が多いので、よりいっそう少なく見えてしまいます。特にチンゲン菜はねぎに同化してしまいほど少なく、あまり存在感がありませんでした。中では肉そぼろを模した大豆加工品が多めに入っていますが、味ではあまり主張していません。

オススメ度（標準は3です）

エースコック「驚愕の麺2.0玉四川風麻辣麺」

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
麺量2.0玉、120gのノンフライ麺が特徴の一杯を食べてきました。ノンフライ麺が120gというのは圧巻で、それでいて240円という価格設定はお得だと感じられ、これだけで十分に食べる価値はありそうです。ただ、「麻辣味」でありながらも唐辛子や花椒はあまり強くなく、具もかなりショボいので、麺量以外に大きな魅力がないということも考慮する必要がありそうです。

「超大盛」サイズのカップ麺といえばペヤングが思い浮かびますが、昨年発売された「超ボンビー」も麺2個分の超大盛サイズでした。

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