このページでは、サンヨー食品のカップ麺、「蟻月 白のもつ鍋風ラーメン」を食べてレビューしていきます。



「蟻月 白のもつ鍋風ラーメン」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、サンヨー食品の「蟻月 白のもつ鍋風ラーメン」。東京を中心に店舗展開するもつ鍋専門店、「蟻月」の「白のもつ鍋」の味をカップ麺で再現した一杯です。発売は不明ですが、セブンイレブンで今週店頭に並び出した新商品です。おそらくセブン&アイ限定商品と思われます。



もつ鍋ブームの立役者「蟻月」


蟻月」は、本店格の恵比寿や渋谷のお店を中心に、全国に計9店を構えるもつ鍋専門店です。2000年代のもつ鍋ブームの立役者と言われ、もつ鍋店の中でも知名度の高いお店となっています。

「蟻月」は以前にもサンヨー食品&セブンイレブンからカップ麺化されています。2019年1月に発売された「蟻月 博多もつ鍋風ラーメン」。濃厚なみそ味に加えて昆布の丸み、にんにくや牛脂を効果的に効かせるとともに、豚腸もしっかり入っており、とてもおいしい一杯でした。前回と今回で商品名が異なっていますが、両者同じくお店の「白のもつ鍋」の味を再現しているものと思われます。

もつ鍋人気店「蟻月」の味をカップ麺化! 「蟻月 博多もつ鍋風ラーメン」

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これまでに出ていたもつの入ったカップ麺


今回の商品は、具として「もつ」が入っていることが特徴ですが、これまでにももつ入りのカップ麺は少ないものの登場しています。最近だと、2019年1月に発売された「ニュータッチ 大盛 大阪かすうどん」。かす(もつ)入りの揚玉が入っていて、きちんともつの食感がわかる優秀な揚玉でした。

これはすごいコスパだ!「油かす」入りの揚げ玉!「ニュータッチ 大盛 大阪かすうどん」

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ペヤングからも2019年3月に「ペヤング ホルモン入りやきそば 甘辛味噌味」という商品が発売されていました。こちらもホルモンが6個入っていて存在感があったものの、ソースからはホルモンらしさが感じられず、具だけが先走っている印象を受けました。

ホルモン入りのペヤング登場!「ペヤング ホルモン入りやきそば 甘辛味噌味」

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今回の商品、火曜日に取得してその後木曜日にまた同じセブンに立ち寄ったのですが、もう完売してしまっていました。相当注目度の高い商品のようです。寒くなってきたのでもつ鍋食べたくなりますよね。


内容物、価格、購入額など




別添袋は「液体スープ」と「調味油」の2袋。カップには予め豚腸やキャベツ、ごぼうなどが入っています。

品名蟻月 白のもつ鍋風ラーメン
メーカーサンヨー食品(セブン&アイ限定?)
発売日不明
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ2袋(液体スープ・調味油)
定価不明
取得価格税込218円(セブンイレブン)

栄養成分表、原材料


1食114g(めん70g)あたり
エネルギー467kcal
∟めん・かやく∟327kcal
∟スープ∟140kcal
たん白質10.1g
脂質16.1g
炭水化物70.3g
食塩相当量6.2g
∟めん・かやく∟2.1g
∟スープ∟4.1g
カルシウム239mg



総量と麺量は前回発売時の「蟻月」カップ麺と同じですが、カロリーや脂質は低下しているので戦力ダウンかと思いきや、スープのカロリーは微増していました。果たして味にどんな変化が見られるのでしょうか。


スープ


スープは、牛だしベースに白みそを加えたスープで、牛脂やにんにくを効かせてもつ鍋の味に仕上げています。



濃いみそと甘みが特徴のもつ鍋風スープ


  • 濃厚だが甘みのあるみそ味
牛だしに白みそを加えた、もつ鍋風のスープです。みそ味はかなり濃いめですが、やや強めに甘みがつけられており、塩けが尖っていない、まろやかな味が特徴です。鍋らしく昆布だしやみりんの味をしっかり効かせることで、濃厚なのに丸みのあるやさしい味わいに仕上がっていました。寒くなってきたこの時期にピッタリの味。

  • にんにくとごまの風味
濃厚だけどやわらかみのあるスープに、にんにくやごまを効かせることで、もつ鍋らしく仕上げています。にんにくはガツンとくるほどではないものの、牛だしや白みそをを立てつつも程よく主張しています。また、こちらもそれほど強いわけではないですが、すりごまが入っていてごまの香ばしさがアクセントとして機能していました。



  • 牛脂で牛だしの味を強化
スープ表面には牛脂を中心とした油脂をたっぷり浮かせており、もつ鍋らしく牛の味に厚みを加えています。ラーメンといえば豚骨や豚脂を使った豚の味のものが多いので、牛の味を感じられることによってもつ鍋感がさらに高まります。焼肉やステーキなど肉の花形の世界では牛肉が中央に鎮座していますが、ラーメンの世界だと牛って荊州時代の劉備ばりに不遇を託ってるんですよね。

牛を使ったラーメンといえば鳥取牛骨ラーメンが有名ですが、少数派です。下のリンクは2018年5月発売の「全国麺めぐり 銀座香味徳監修 鳥取ゴールド牛骨ラーメン」。

寿がきや食品 「全国麺めぐり 銀座香味徳監修 鳥取ゴールド牛骨ラーメン」

昨年も発売されていた「銀座香味徳監修 鳥取ゴールド」今回のカップ麺は、寿がきや食品の「全国麺めぐり 銀座香味徳監修 鳥取ゴールド牛骨ラーメン」。製造は加ト吉水産。2018年5月21日発売の新商品ですが、昨年5月にも同名商品が出ていました。「全国麺めぐり」シリーズの商品です。今回は当時に比べてもやしの量が50%増量されたとのこと。当時から栄養成分に違いはないものの、変化はつけてきているようです。鳥取で60年以上の...



  • 前回の「蟻月」カップ麺と比較すると
前回2019年1月に発売されていた「蟻月」カップ麺と味を比較すると、前回の方がにんにくや牛脂がもっと目立っていたように思います。前回は甘みのあるスープの中で尖った部分が感じられたのに対し、今回はみそ味の濃さと甘みが際立って感じられました。前回の方がわかりやすくおいしかったですが、今回のスープももつ鍋らしさがしっかりあっておいしかったです。これからの時期に食べたい温まりそうなスープと言えるでしょう。



麺は、湯戻し時間5分の、太めで弾力のある油揚げ麺です。スープのりの良い縮れ麺となっています。



ちゃんぽん麺を意識した太めの油揚げ麺


中太より太、太麺に近い太さの油揚げ麺です。強めに縮れがついています。口当たりソフトな食感ですが、噛むと弾力があり、なかなか主張の強い麺となっています。象徴は強いものの、今回合わせるスープはみそが濃く甘みが強いため、縮れ麺でスープのりが良いことも合わせて、麺がスープの中でしっかり馴染んでいました。両者のバランスはよく取れています。

おそらくお店でも供されているちゃんぽん麺を意識したものと思われますが、ちゃんぽん麺にしてはちょっとソフトな口当たりなのと、縮れが強い形状から、太さ以外はあまりちゃんぽん麺らしくはないように思います。もっとストレートになるだけでも違いそうですが、そうなるとスープのりが悪くなりそうだし、難しいところですね。




具は、味付豚腸、キャベツ、ごぼう、ニラ、唐辛子が入っています。



豚腸、キャベツ、ごぼう、ニラの組み合わせ


  • 豚腸がたっぷり
しっかりした食感の豚腸がたくさん入っています。お店では脂たっぷりの牛白もつが使われており、今回の豚腸と比べると味も食感もまったく違いますが、さすがにカップ麺でこれを求めるのは求めすぎのように思います。もつ鍋のもつというよりは居酒屋のもつ煮込みの感じではあるものの、それでももつはもつ。お店のものとは違っても、もつ鍋感をしっかり出していました。

  • もつ鍋らしい野菜も充実
主役の豚腸の他には、キャベツ、ごぼう、ニラ、唐辛子といった、もつ鍋には欠かせない野菜類が入っています。特にキャベツやニラはしっかり量が入っており、キャベツがスープに甘みを加え、ニラがスープのにんにくとともにパンチを加えています。ごぼうはちょっとかための食感で目立っていて、アクセントになっていました。


オススメ度(標準は3です)


  • サンヨー食品 「蟻月 白のもつ鍋風ラーメン」
★★★★★★☆☆☆☆(6)
もつ鍋の名店「蟻月」の「白のもつ鍋」の味をカップ麺で再現した一杯を食べてきました。濃いみそ味に強い甘みを感じるスープは冬にぴったりで、スープ表面の牛脂やにんにくを効かせることで、しっかりもつ鍋らしく仕上げていました。前回の「蟻月」カップ麺に比べるとにんにくのパンチや牛脂の風味が目立たなくなった印象は受けましたが、引き続き甘みが後を引くおいしい一杯でした。いやほんと、もつ鍋を食べた気分に浸れます。

博多の鍋といえばもつ鍋と水炊き。水炊きの味をイメージしたカップ麺もいくつか出ています。今回と同じサンヨー食品の水炊き味のカップ麺といえば、「サッポロ一番 和ラー 博多 鶏の水炊き風」。「和ラー」シリーズで発売当初からラインナップされ続けている唯一の商品です。

サンヨー食品 「サッポロ一番 和ラー 博多 鶏の水炊き風」

今回のカップ麺は、サンヨー食品の「サッポロ一番 和ラー 博多 鶏の水炊き風」。前回前々回と食べてきた「和ラー」シリーズのうちのひとつで、こちらは海老汁や帆立貝焼き味噌に比べてちょっとメジャーな鶏の水炊きをアレンジした商品です。前2品おいしかったので今回も楽しみです。商品概要品名:サッポロ一番 和ラー 博多 鶏の水炊き風メーカー:サンヨー食品発売日:2016年10月17日(月)麺種別:油揚げ麺...


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