このページでは、セブンプレミアムのカップ麺、「五行 焦がし味噌」を食べてレビューしていきます。



「五行 焦がし味噌」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、セブンプレミアムの「五行 焦がし味噌」。製造は日清食品が担当。2019年11月4日に発売された、「一風堂カップ麺」シリーズの新商品です。東京西麻布にある「一風堂」プロデュースのラーメン店、「五行」のメニュー「焦がし味噌麺」を再現したカップ麺です。



  • 一風堂プロデュースの「五行」
五行」は、全国に展開する博多ラーメンの名店「一風堂」が手掛ける焦がしラーメンのお店です。東京西麻布のお店の再現商品ですが、東京の他にも京都と名古屋にお店を構えています。

お店の看板メニューは「焦がしラーメン」で、今回のカップ麺が再現している「焦がし味噌麺」の他に、「焦がし醤油麺」、「焦がし豚骨麺」、「焦がし担担麺」などがあります。昼は定食メニューがあり、また夜は博多料理主体の一品メニューとお酒を供していて、飲みの〆にラーメンを食べるのがお店の薦める流れのようです。もちろん、ラーメン単体でも大丈夫そう。京都や名古屋のお店ではもつ鍋なんかも供しているようです。

セブンの一風堂カップ麺といえば、名店再現系カップ麺のさきがけ的存在のひとつ、「セブンプレミアムゴールド 日清名店仕込み 一風堂 赤丸新味博多とんこつ」ですよね。現行商品は2018年5月にリニューアルされています。

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  • 「焦がし味噌麺」をカップ麺で再現


今回のカップ麺で再現されている「焦がし味噌麺」は、お店では「焦がし醤油麺」と並ぶ人気メニューだそうで、パッケージの写真のように真っ黒いスープが特徴。一風堂の「赤丸」でも使われている焦がし香味油が使われているようです。果たしてどんな一杯に仕上がっているのでしょうか。


内容物、価格、購入額など




別添袋は、「特製焦がし香油」1袋。カップには黒いスープ粉末と、ミンチ肉やキャベツなどのかやくが入っています。

品名五行 焦がし味噌
メーカーセブンプレミアム(製造は日清食品)
発売日2019年11月4日(月)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ1袋(特製焦がし香油)
定価税込224円
取得価格税込224円(セブンイレブン)


栄養成分表、原材料


1食104g(めん70g)あたり
エネルギー404kcal
∟めん・かやく∟311kcal
∟スープ∟93kcal
たん白質9.3g
脂質10.0g
炭水化物69.3g
食塩相当量7.5g
∟めん・かやく∟3.0g
∟スープ∟4.5g
ビタミンB10.33mg
ビタミンB20.42mg
カルシウム153mg



今回の商品はタテ型カップですが、原材料に「油揚げめん」ではなく「めん」と書かれており、ノンフライ麺が使用されているようです。セブンプレミアムの「銘店紀行」シリーズと同じですね。


スープ


スープは「食欲を刺激する焦がし油の香りと、甘く濃厚な味噌スープがマッチ!」とのこと。

スープ表面に別添「焦がし香油」を浮かせた、にんにくの香るみそ味のスープです。一面真っ黒に染まっています。



焦がし風味を効かせた、甘さの目立つみそ味スープ


  • 甘みが際立つみそ味
にんにくを効かせたみそ味のスープです。「焦がしラーメン」のスープなのでスープの色は黒くなっていますが、スープ粉末のみだと焦がし風味はそれほど強くなく、甘みの方が強く感じられます。原材料を見ると「カラメルパウダー」の記載があり、これが甘みや黒さを生み出しているものと思われます。口に残る甘さが特徴的なスープだと感じました。

一方で、みそ味はそれほど濃くなく、また豚脂の風味もあまり強くありません。確かにみそ味のスープではあるのですが、札幌みそラーメンなど一般的なみそラーメンのイメージで食べると、それとはだいぶ乖離した味なのではないかと思います。甘みが最も際立っています。



  • 「特製焦がし香油」は焦がし風味とにんにくが強力
別添の「特製焦がし香油」には、真っ黒な焦がし風味の油(たぶんラード)が入っています。一風堂の「赤丸新味」にも入っているので一風堂のひとつの特徴と言える存在ですが、香油がスープの焦がし風味の部分をほぼすべて担っており、先ほどの甘みに負けない主張の強さがありました。また、にんにくの風味も強く、香油だけ舐めるとにんにくで辛いと感じるくらいです。



  • みそ味やラードの押しが多少迫力不足
みそ味につけられている強い甘みと、「焦がし香油」の焦がし風味とにんにくが目立つスープで、みそラーメンのスープとしてはオリジナリティのある味に仕上がっていました。ただ、みその味が多少物足りず、焦がし香油は入っていますが、焦がしたみその味はあまり感じられなかったのが気になります。

また、お店では強いらしい豚脂、ラードの風味があまり目立っていないのも気になる点で、甘みと焦がし風味という特徴ははっきりしているものの、ちょっと迫力不足な印象を受けました。



麺は「生麺食感のノンフライめんを使用し、スープと合わせて本格的な味わいを追求し」たとのこと。

湯戻し時間5分の、中太のノンフライです。ストレート形状の角麺となっています。



タテ型カップながらノンフライ麺を使用している


中太でストレート形状のノンフライ麺です。角麺形状となっています。油揚げ麺が使用されることの多いタテ型カップの商品ですが、今回はノンフライ麺を使用しているのが大きな特徴です。同じセブンプレミアムの「銘店紀行」シリーズ(明星食品)でもタテ型カップながらノンフライ麺が使われています。スープの味に合わせ、一風堂のとんこつで使われている極細麺とはまったく形状が異なっていました。

麺の表面につるみがあってやや透き通っている麺で、見た目は多加水麺に見えるのですが、食べてみると麺に弾力はあまりなく、しっとりした低加水麺食感のように感じられます。しっとりした食感の中で甘みが強い麺で、スープの強い甘みをさらに増幅していました。甘めな味が好きな人ならたまらない組み合わせなのではないかと思います。



具は、鶏ミンチ、キャベツ、赤ピーマンが入っています。



鶏ミンチ、キャベツ、赤ピーマンの組み合わせ


  • ボリュームはまずまず
鶏ミンチ、キャベツ、赤ピーマンの組み合わせです。スープと麺にコストを割いているためか大物の具は入っていないものの、全体的なボリュームはまずまず。中では鶏ミンチが最も目立っていて、粒状の鶏肉がそれなりの量入っていました。キャベツは量がそれほど多いわけではないですが、大切りなので存在感はあります。赤ピーマンは味では目立っていないものの、黒いスープの中で赤い色がアクセントになっていました。

  • 具の再現性は高くない
お店の一杯では、チャーシュー、たまご、メンマ、ナルト、海苔などが入っているようで、今回の具の構成だとかすりもしていないのがちょっと気になるところではあります。


オススメ度(標準は3です)


  • セブンプレミアム 「五行 焦がし味噌」
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
東京西麻布にある一風堂プロデュースの焦がしラーメンのお店「五行」の「焦がし味噌麺」を再現した一杯を食べてきました。甘みの強いスープに焦がし香油を合わせたスープはオリジナリティが高く、合わせるノンフライ麺も高品質。一方で、みそ味があまり強くないことや、ラードの押しが弱いことが気になりました。甘いスープにハマれば満足できる商品ではないでしょうか。(私はあんまりでした)

焦がしみそのカップ麺といえばこれ。2018年9月に発売された「日清ラ王 焦がし味噌」。焦がし風味とみその味がどちらも強く、パワー型の一杯に仕上がっていました。

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