このページでは、セブンプレミアムのカップ麺、「蔦 味噌Soba」を食べてレビューしていきます。



「蔦 味噌Soba」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、セブンプレミアムの「マルちゃん 山椒が香る塩そば」。製造は東洋水産系の酒悦が担当。2019年10月14日発売の、セブン恒例「蔦カップ麺」の新商品です。東京巣鴨の名店「Japanese Soba Noodles 蔦」の味を再現したカップ麺です。



「Japanese Soba Noodles 蔦」はミシュランガイドで4年連続一つ星獲得の名店


「Japanese Soba Noodles 蔦」は、東京巣鴨にある超人気ラーメン店。トリュフをふんだんに使ったラーメンは、多くのお店に影響を与え、昨今の高級食材を使ったラーメンの広がりは「蔦」による影響が大きいものと思われます。ミシュランガイドにて、ラーメン店で世界初の一つ星を獲得したことで話題を集め、今年で4年連続の獲得となっています。

「蔦」のカップ麺が初めて登場したのは、2017年1月。お店の看板メニューである「醤油Soba」を再現した「蔦 醤油Soba」でした。黒トリュフの香りが際立つ一杯で、高級食材を使うお店らしさを随所に見せていました。

セブンプレミアム 「蔦 醤油Soba」

どうもオサーンです。今回のカップ麺は、セブンプレミアムの「蔦 醤油Soba」。製造は東洋水産です。ミシュランで一つ星を取った初めてのラーメン店として有名になった巣鴨の名店「Japanese Soba Noodles 蔦」のラーメンを再現した商品です。ノーマルのラーメンが1000円という価格ですが、行列はまったく絶えないようですね。今回はセブンプレミアムでの登場で、ついに来たと意気込んでいる方も多いのではないかと思います。以前に...

2018年10月には、今回の商品の前身となる「蔦 味噌Soba」が発売されました。以前お店で供されていたメニューの復刻で、鶏ベースにバターとポルチーニの香るオリジナリティの高い一杯でした。

「蔦」の「味噌Soba 味噌の陣」がカップ麺で復刻!!セブンプレミアム 「蔦 味噌Soba」

「Japanese Soba Noodles 蔦」で以前供されていた「味噌Soba」をカップ麺で復刻今回のカップ麺は、セブンプレミアムの「蔦 味噌Soba」。製造は東洋水産の関連会社で同社のカップ麺を多く製造する酒悦が担当、販売は東洋水産で、2018年10月1日発売の新商品です。ミシュランガイドで一つ星を獲得した東京巣鴨の人気店「Japanese Soba Noodles 蔦」の味を再現したカップ麺です。「Japanese Soba Noodles 蔦」は、東京巣鴨にお店...

2019年5月には、お店のもう一方の看板である「塩Soba」を再現した「蔦 塩Soba」も発売されていました。鶏ベースに鶏油を浮かせ、魚介やトリュフを効かせていましたが、油揚げ麺から溶け出る風味がスープの阻害をしているように感じられ、ちょっと残念な一杯でした。

セブンプレミアム 「蔦 塩Soba」 ミシュランガイド4連連続一つ星獲得店のカップ麺

このページでは、セブンプレミアムのカップ麺、「蔦 塩Soba」を食べてレビューしていきます。「蔦 塩Soba」はどんなカップ麺?今回のカップ麺は、セブンプレミアムの「蔦 塩Soba」。製造は東洋水産。2019年5月27日に発売された新商品で、東京巣鴨の名店「Japanese Soba Noodles 蔦」のメニュー「塩Soba」を再現したカップ麺です。「Japanese Soba Noodles 蔦」はミシュランガイドで4年連続一つ星を...



チーズの風味を効かせたみそラーメン




今回の一杯は、「鶏と白味噌とチーズの風味を利かせた、芳醇な味噌ラーメン」とのことで、バターやポルチーニを効かせた前回の「味噌Soba」とは大きく異なった味のようです。果たしてどんな味になっているのか、今年の「味噌Soba」も楽しみです。


内容物、価格、購入額など




別添袋は「特製油」1袋。カップには豚肉やメンマ、ねぎが入ってボリュームがありそうです。

品名蔦 味噌Soba
メーカーセブンプレミアム(製造は東洋水産系の酒悦)
発売日2019年10月14日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(特製油)
定価税込213円
取得価格税込213円(セブンイレブン)

栄養成分表、原材料


1食100g(めん70g)あたり
エネルギー459kcal
∟めん・かやく∟347kcal
∟スープ∟112kcal
たん白質10.6g
脂質22.9g
炭水化物54.0g
∟糖質∟51.2g
∟食物繊維∟2.8g
食塩相当量6.3g
∟めん・かやく∟2.2g
∟スープ∟4.1g
ビタミンB10.43mg
ビタミンB20.31mg
カルシウム157mg




スープ


スープは「白味噌特有のコクが深いのにスッキリとした味わいに加え、魚介の旨みとニンニクと生姜のアクセントを利かせた芳醇な味わいのスープ」で、「チーズの風味が特徴的」とのこと。

鶏ガラベースに鶏油を浮かせたみそ味のスープで、チーズの味やニンニク、魚介などが香ります。



鶏ガラにチーズなどを効かせたみそ味スープ


  • 鶏ガラベースに鶏油を浮かせている
鶏ガラベースのみそ味のスープです。鶏がベースのみそラーメンが出てくると、みそラーメンとしては珍しいと書いているのですが、ここ最近、鶏ベースのみそラーメンが立て続けに発売されており、果たして本当に珍しいのか?と書いていてよくわからなくなってきましたw 豚ベースに比べると珍しいはずです。

鶏ガラに鶏油を浮かせたみそ味スープは、とんこつ&豚脂に比べてやわらかい口当たりが特徴です。とんこつ&豚脂だと主張が強いため、スープの中で主役にしかなりえませんが、鶏ガラ&鶏油だと他の味を立てる脇役にもなりうるのが大きな違いではないでしょうか。

  • チーズはほのかに感じる程度
今回のスープはチーズを使っているのが大きな特徴ですが、チーズならではの強い風味はほとんどなく、味として多少感じられる程度。思ったよりずっと存在感が希薄でした。前回「味噌Soba」のバターやポルチーニに比べて主張は控えめでした。主役というよりは、他の味ととにスープの構成要素のひとつに留まっている印象です。



  • 別添「特製油」のニンニクや魚介の風味
別添油は黒っぽい色味で、鶏油とともにニンニクや魚介の風味を効かせています。チーズもそうでしたが、どれかをガツンと効かせているのではなく、強く主張してくることはありません。中ではニンニクが目立っていましたが、黒マー油のとんこつラーメンのような、スープを引っ張るような存在ではなかったです。



  • 油揚げ麺から雑味が溶け出す
鶏、鶏油、チーズ、ニンニク、魚介と、構成要素が多い複雑な味に仕上がっている一方で、合わせる油揚げ麺から溶け出す雑味によって、スープの複雑繊細な味がだいぶ阻害されているように感じました。どれかガツンと強い味があると油揚げ麺の味に負けなかったと思うのですが、今回そういう存在がなかったので、ノンフライ麺を使っていたらまったく印象が変わるスープなのではないかと感じました。



麺は、湯戻し時間3分の中細油揚げ麺です。緩やかに縮れのついた角麺形状の麺となっています



中細の油揚げ麺を使用


中細でストレートに近い形状の油揚げ麺です。前回「味噌Soba」の時と同じ麺が使われているものと思われます。麺自体にはそれほど強い主張はなく、スープの味とのバランスは取れています。お店の麺は丸麺なので、今回の角麺だとお店の麺をあまり再現はできていなそうですが、スープとのバランスは取れています。

ただ、スープのところでも書いたように、スープに強い主張のある要素がないバランス型の味のため、その味を覆い隠すように油揚げ麺から溶け出す雑味が出てしまい、スープの味を阻害していると感じられました。これノンフライ麺だと、スープの味がまったく変わるのではないかと思います。




具は、味付豚肉、メンマ、ねぎが入っています。



豚肉、メンマ、ねぎの組み合わせ


  • 豚肉がたくさん入っている
細切れの豚肉がたくさん入っています。カットが大きめのものと細かいものが混在しており、大きなものは肉感がしっかりあって食べ応えがあります。かなり小さいものも入っていて、なんでこんなに細かくするのだろうと思いましたが、具としてよりも、スープに肉の旨みを加える役目を担っているように思われます。かなりたくさん入っていて、スープと合わせて食べることで、味で肉の存在を感じられました。

  • メンマとねぎも多めに入っている
豚肉だけではなく、メンマやねぎもたくさん入っています。どちらもカットが大きめで存在感抜群。具は3種類しか入っていないものの、いずれもしっかりした具で、具だくさんな印象を受けました。


オススメ度(標準は3です)


  • セブンプレミアム 「蔦 味噌Soba」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
ミシュラン一つ星の名店「蔦」のメニューのうち、「味噌Soba」を再現したカップ麺を食べてきました。鶏ガラ、鶏油、チーズ、ニンニク、魚介と味を構成する要素は多かった一方で、中で主役としてスープを引っ張るような強さがあるものはなく、油揚げ麺から溶け出す雑味によってかき消されてしまう部分が多く、ちょっともったいない印象でした。ノンフライ麺を使っていたらだいぶ印象が変わるスープだと思います。それでも具は充実しており、十分に元は取れる一杯ではないでしょうか。

セブンプレミアムからは、ミシュラン一つ星獲得の担々麺もカップ麺化されています。「セブンプレミアム 鳴龍 担担麺」。「蔦」と「鳴龍」の一つ星獲得店を両方抱えるセブンプレミアムは強いですね。

セブンプレミアム 「鳴龍 担担麺」

ミシュランガイド2017で星1つを獲得した「鳴龍」の担々麺今回のカップ麺は、セブンプレミアムの「鳴龍 担担麺」。製造は日清食品。「創作麺工房 鳴龍」は、東京大塚にある担々麺で有名なお店で、ミシュランガイド2017で星1つを獲得したことでいっそう評判となっています。カップ麺でも日清食品が「有名店シリーズ」として2回「鳴龍」のカップ麺を出しています。今回はその「有名店シリーズ」の積み重ねを踏まえ、セブンプレミア...


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