
このページでは、エースコックのカップ麺、「ラーメンモッチッチ」の「ワンタン麺」と「野菜タンメン」を食べてレビューしていきます。
「ラーメンモッチッチ」はどんな商品?
今回のカップ麺は、エースコックの「ラーメンモッチッチ」。2019年10月7日発売の新商品です。大ヒットカップ焼そば「焼そばモッチッチ」で使用されている「真空仕立て麺」の技術を使ったカップラーメンの新シリーズです。
「焼そばモッチッチ」の「真空仕立て麺」を使った新シリーズ「ラーメンモッチッチ」
「ラーメンモッチッチ」は、大ヒット商品である「焼そばモッチッチ」で使用されている「真空仕立て麺」の技術を応用したカップラーメンです。しょうゆ味の「ワンタン麺」としお味の「野菜タンメン」の2種類が同時発売されています。
「焼そばモッチッチ」で使用されている「真空仕立て麺」は、「生地から空気を取り除くと共に加水率を高めた多加水の仕様にすることによって、モチモチとした食感を実現」した麺で、まるで家庭で食べるチルド焼そばの麺のような食感が特徴です。この麺は焼そばのみに留めるにはもったいないほどよくできた麺で、その技術を使用して今回新登場した「ラーメンモッチッチ」への期待は高まります。
「焼そばモッチッチ」はカップ焼そばの歴史を変えた
「焼そばモッチッチ」は2017年にそれまでヒット商品としてラインナップされていた「JANJAN焼そば」に替わる形で初登場し、まるでチルド焼そばの食感や味で、とても驚く商品でした。しかもノンフライ麺ではなく油揚げ麺でこの食感を実現したことが驚きで、カップ焼そばの歴史を変えたと言っても過言ではない商品でした。
焼そばモッチッチに使われる「真空仕立て麺」とは?今回のカップ麺は、エースコックの「焼そばモッチッチ」。エースコック久々の大型新商品の登場です。大型と言ってもビッグサイズではないですよw カップの形状はJANJAN焼そばと一緒ですが、「真空仕立て麺」なる新開発の麺が使われていることが大きな特徴のようです。その「真空仕立て麺」とは、「コシと噛みごたえのバランスに加え、多加水麺の技術によるみずみずしさを兼ね...
先ほどの「焼そばモッチッチ」とともに現行商品としてラインナップされているのは、2018年3月にリニューアルされた「塩焼そばモッチッチ ふわり鰹だし」。しお味ソースの味を敢えて強くしないことで、麺の旨みを引き立てた一杯でした。
両商品ともカロリーが低めで、健康志向の商品という特徴もあります。
エースコック 「塩焼そばモッチッチ ふわり鰹だし」 (2回目 2018年)
発売から7ヶ月半で1400万食を出荷した大ヒットシリーズ「焼そばモッチッチ」今回のカップ麺は、エースコックの「塩焼そばモッチッチ ふわり鰹だし」。今週リニューアルされた「焼そばモッチッチ」シリーズ2品のうちのひとつです。「焼そばモッチッチ」シリーズは、発売から7ヵ月半で1400万食を出荷したヒット商品で、「真空仕立て麺」という新しい製法の油揚げ麺を使用して手作りの焼そばの味を再現しています。前回発売時にも食...
内容物、価格、購入額など

左が「ワンタン麺」で、右が「野菜タンメン」。「ワンタン麺」にはワンタンが2個(と欠片)、「野菜タンメン」には白菜やチンゲン菜などの野菜がたくさん入っています。
品名 | 焼そばモッチッチ ワンタン麺 |
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メーカー | エースコック |
発売日 | 2019年10月7日(月) |
麺種別 | 油揚げ麺 |
かやく・スープ | 1袋(液体スープ) |
定価 | 税別193円 |
取得価格 | 税別128円(ドン・キホーテ) |
品名 | 焼そばモッチッチ 野菜タンメン |
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メーカー | エースコック |
発売日 | 2019年10月7日(月) |
麺種別 | 油揚げ麺 |
かやく・スープ | 1袋(調味油) |
定価 | 税別193円 |
取得価格 | 税別128円(ドン・キホーテ) |
栄養成分表・原材料
- 栄養成分表
栄養成分 | ワンタン麺 69g(めん55g) | 野菜タンメン 66g(めん55g) |
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エネルギー | 290kcal | 285kcal |
∟めん・かやく | ∟240kcal | ∟232kcal |
∟スープ | ∟50kcal | ∟53kcal |
たんぱく質 | 6.6g | 5.9g |
脂質 | 10.3g | 9.8g |
炭水化物 | 42.8g | 43.3g |
食塩相当量 | 3.5g | 3.7g |
∟めん・かやく | ∟1.3g | ∟1.2g |
∟スープ | ∟2.2g | ∟2.5g |
カルシウム | 156mg | 161mg |
どちらも麺量は55gと普通サイズのカップ麺としては少なめですが、カロリーも300kcalを下回っており、食塩相当量も低く、ヘルシーな商品と言えそうです。本家「焼そばモッチッチ」と共通した特徴です。
- 原材料

「ラーメンモッチッチ 野菜タンメン」

両者の麺に使われている原材料が、材料と並びともに同じなので、おそらく同じ麺が使われているものと思われます。
「ラーメンモッチッチ ワンタン麺」を食べてみた!

まずは「ラーメンモッチッチ ワンタン麺」から食べてみたいと思います。ワンタン入りのしょうゆラーメンです。
スープ
鶏ガラベースにかつおだしを合わせたしょうゆ味のスープです。かなりあっさりしたスープで塩けはあまり強くなく、鶏ガラやかつおもほんのりと効いています。全体的にあっさり味なので、相対的にかつおの風味はしっかり感じられるものの、基本的にはどの味もガンガン来る感じではなく、ほんのりとやわらかい味が印象的でした。
麺
湯戻し時間5分の、中細で縮れのついた油揚げ麺です。中身の詰まった食感で表面につるみのある多加水麺です。油揚げ麺離れしたチルド麺に近い食感が特徴で、油揚げ麺臭もほとんどありません。スープがあっさりしているため、まるでチルド麺のような麺の甘み、風味が前に出てきていました。麺の味を際立たせるために、スープの味をあっさりにしているものと思われます。
「焼そばモッチッチ」で使われている「真空仕立て麺」と同じような食感だと感じましたが、スープと合わせるには麺を太くする必要があり、太くしながらも湯戻し時間や食感をキープすために、約3年の開発期間を要し、試作を何十回も繰り返したそうです。苦労の大きい商品なんですね。
具
ワンタン2個と、少量のメンマとねぎの組み合わせです。ワンタンは皮が多くて餡はあまり目立っていません。皮ばかりが目立つこのワンタンなら、普通にしょうゆラーメンらしくチャーシュー、メンマ、ねぎで良かったのではないかと思います。
「ラーメンモッチッチ 野菜タンメン」を食べてみた!

続いては「ラーメンモッチッチ 野菜タンメン」を食べていきます。こちらやしお味のタンメンです。
スープ
丸鶏を使用しただしをベースに、魚介や野菜の旨みを効かせたしお味のスープです。別添の「調味油」には野菜の旨みのついた油が入っていますが、これを入れても非常にあっさりしていて、「ワンタン麺」のスープ以上に丸い味となっています。こちらもおそらく麺の味を立てるためのあっさり味と思われます。野菜の甘みはしっかり感じ取れ、タンメンらしいスープに仕上がっていますが、もうちょっと濃い味でも良かったかなという印象。
麺
湯戻し時間5分の、中細で縮れのついた油揚げ麺です。「ワンタン麺」と同じ「真空仕立て麺」が使用されています。「ワンタン麺」以上にスープがあっさりしているため、麺の風味がより強く実感できました。小麦感のある風味はチルド麺に近いものを感じます。
具
キャベツやチンゲン菜を中心に、カップの大きさの割に野菜がたくさん入っています。肉系の具はないものの、スープの野菜の甘みを具の野菜が増強しており、食べ応えたっぷり。具については「ワンタン麺」よりもこちらの方が充実しているように感じました。
オススメ度(標準は3です)
- エースコック 「焼そばモッチッチ ワンタン麺」
- エースコック 「焼そばモッチッチ 野菜タンメン」
「焼そばモッチッチ」の「真空仕立て麺」の技術を焼そばではなくラーメンで応用した新シリーズ、「ラーメンモッチッチ」の2品を食べてきました。どちらもあっさりスープと合わせることで、麺の味や食感を前面に出し、麺の魅力を伝えることには成功しています。チルド麺を思わせる多加水麺の魅力を存分に味わうことができました。ただどちらもあっさりスープには多少の不満が残ります。麺を立てるようなスープではなく、もっと普通にこの麺がカップ麺で応用される姿を見てみたいと感じました。今後の展開に期待したいと思います。
チルド焼そばの味を再現した商品といえば、2019年6月に発売されたセブンプレミアムの「1分湯戻し 大盛ソース焼そば」が思い浮かびます。今回の商品のように麺でチルド麺を再現しているわけではありませんが、ソースの味がチルド焼そばの定番商品である「マルちゃん 焼そば 3人前」に近かったです。
【カップ焼そば】セブンプレミアムの「1分湯戻し 大盛ソース焼そば」を実食レビュー!あのチルド焼そばの味を再現
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