このページでは、ローソンで手に入れた日清食品のカップ麺、「麺屋雪風 札幌濃厚味噌らーめん」を食べてレビューしていきます。



「麺屋雪風 札幌濃厚味噌らーめん」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、ローソンで手に入れた日清食品の「麺屋雪風 札幌濃厚味噌らーめん」。メーカーやローソン、お店のサイトでもこの商品に関して告知がないので詳細はよくわかりませんが、今週発売されたローソン限定商品です。全国的に売られている商品なのかは不明です。



「麺屋雪風」は札幌すすきのにあるみそラーメンの人気店


麺屋雪風」は、札幌すすきのにあるみそラーメンの人気店です。夜しか営業していませんが、店の前を通るといつも行列ができています。最近では、郊外に支店が2つでき、支店では昼営業もしているので、以前に比べると食べるためのハードルはだいぶ下がってきた印象があります。

お店の看板メニューは「濃厚味噌らーめん」で、鶏白湯や煮干しなどの魚介が使われているのが大きな特徴となっています。札幌ラーメンでイメージする激しいこってり感とは一線を画す、まろやか系のみそラーメンです。今回の商品でもこのメニューが再現されているものと思われます。この他にも、「辛味噌らーめん」や「鶏がら汐らーめん」、そして「手作り焼餃子」も人気メニューとなっています。

これまでに発売された「ローソン名店シリーズ」のカップ麺


ローソンの店頭では、有名店の一杯をタテ型やどんぶり型で再現したカップ麺が多く並んでいます。パッケージには書かれていませんが、ローソンのサイトでは「ローソン名店シリーズ」と括られており、誰もが知るような有名店の一杯が再現されてきました。タテ型油揚げ麺商品が主力ですが、どんぶり型ノンフライ麺商品もいくつか発売されています。

2018年10月に発売された「麺屋一燈 ホタテ鶏油の濃厚魚介ラーメン」は、東京新小岩の鶏白湯の名店、「麺屋一燈」の味を再現した一杯。ベースの鶏白湯に加え、魚介やホタテ風味の鶏油を加えた濃厚なスープが特徴の一杯でした。

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「特製あとがけ香味油」が味の決め手




さて今回の商品に話を戻すと、パッケージでも、ローソン店頭で展開されているポップでも、「特製あとがけ香味油」が味の決め手であることが強調されています。よく見る札幌ラーメンとはひと味違うみそラーメンが期待できそうです。果たしてどんな一杯に仕上がっているのでしょうか。


内容物、価格、購入額など




別添袋は、「液体スープ」、「粉末スープ」、「かやく」、「焼豚」、「特製あとがけ香味油」の5袋。5袋も入っているのはかなりリッチですね。



先入れの「かやく」と「焼豚」を麺の上に開けた状態。麺は黄色みが強く、幅広でかなり太そうです。

品名麺屋雪風 札幌濃厚味噌らーめん
メーカー日清食品
発売日2019年10月
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ5袋(液体スープ・粉末スープ・かやく・焼豚・特製あとがけ香味油)
定価不明
取得価格税込278円(ローソン)

栄養成分表


1食126g(めん80g)あたり
エネルギー473kcal
 ∟めん・かやく∟331kcal
 ∟スープ∟142kcal
たん白質12.6g
脂質16.7g
炭水化物68.0g
食塩相当量7.2g
 ∟めん・かやく∟2.1g
 ∟スープ∟5.1g
ビタミンB10.31mg
ビタミンB20.43mg
カルシウム175mg



総カロリーは473kcalで、スープのカロリーが142kcal。ちなみに同じ日清食品が製造するノンフライカップ麺である、「セブンプレミアムゴールド すみれ」は総カロリー559kcalでスープは197kcal、「けやき 札幌味噌」は560kcalの206kcalなので、今回の一杯はそれらに比べるとあっさりめなのかなと推測できます。


スープ


スープは「とんこつとにんにくの旨さが魅惑的なマイルド味噌スープ」で、「特製あとがけ香味油付き」とのこと。

とんこつと鶏白湯をベースに、魚介や鶏油も効かせたみそ味のスープで、別添「特製あとがけ香味油」によって焦がしにんにくの風味が加わります。



焦がしにんにくを効かせた鶏白湯の入ったまろやかみそ味スープ


  • ベースに鶏白湯を使っているのが特徴
とんこつと鶏白湯ベースのみそ味のスープです。札幌みそラーメンでは分厚いとんこつに加えてラードを効かせていてパンチのあるスープが多いですが、今回のスープはとんこつに加え鶏白湯が入っていることで、まろやかに仕上がっています。札幌ラーメンと思って食べると、拍子抜けするくらいにやわらかい味です。

札幌ラーメンの特徴である豚脂も入ってはいるのですが、一緒に鶏油も入っていてまろやか仕上げ。見た目はコテコテのみそラーメンで、どう見ても札幌ラーメンなのですが、味は「純すみ系」などとは結構違うことに驚くのではないかと思います。



  • 「特製あとがけ香味油」には焦がしにんにくの風味
パッケージや店内POPで味の決め手として強調されている「特製あとがけ香味油」には、焦がしにんにくの風味がつけられています。結構強いにんにく風味で、これは確かに決め手のひとつになっています。鶏白湯の強いまろやかなスープであることも相まって、にんにくが強力に一本の筋を通しています。今回のスープの大きな特徴でした。

ただ、ラー油のようなちょっと赤っぽい色をしていたのですが、それが何由来なのかは、味わってみてもよくわかりませんでした。



  • 後味で感じる魚介が印象的


そして今回、最も特徴的だと感じたのが、後味で感じる魚介。油脂や粉末で煮干しなどの魚介の風味がつけられているのですが、後味で魚介が感じられることで、鶏白湯のまろやかさと相まって、ちょっと和風感が出ていました。みそラーメンで魚介を効かせるのは山形赤湯の「龍上海」と共通しています。

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麺は、湯戻し時間5分の、黄色みの強いノンフライ麺です。幅広で縮れが強い、太麺となっています。



幅広のノンフライ太麺を使用


太くて縮れの強いノンフライ麺が使われています。幅広形状でコシが強いノンフライ麺食感ですが、ゴリゴリなほどの弾力があるわけではなく、適度なかたさに留まっています。先程触れた、今回と同じく日清食品が製造する「すみれ」や「けやき」のカップ麺で使われている麺よりも、横にひとまわり太いように見えました。お店の麺もここまで幅広ではありません。

札幌ラーメンとしてはまろやか仕上げのスープですが、今回の幅広の太麺でもバランスはきちんと取れています。ただ、なんでこんなにお店の麺と違う形状にしたのかは不思議で、他の商品で使われている麺を流用しているわけでもないのに、この麺を使う意図がよくわかりませんでした。スープとマッチしているし、おいしいのですが、札幌ラーメンや「雪風」の特徴とはだいぶ離れた麺だと感じました。




具は、チャーシュー、ネギ、キクラゲが入っています。



チャーシュー、キクラゲ、ネギ、


  • 大判乾燥チャーシュー
日清食品の高額カップ麺ではおなじみの、大判乾燥チャーシューが入っています。大きく見えたので小躍りして喜んだのですが、いつものチャーシューに比べると厚みがありません。薄いのでジューシーな食感はいつもに比べるといまいちな印象でした。

  • キクラゲ、ネギ
チャーシューの他には、キクラゲとネギが入っています。どちらもお店の一杯にも入っている具です。みそラーメンの具としては、キクラゲが珍しい存在でしょうか。量もしっかり入っています。「けやき」にも入っていますが、それより量が多いです。お店ではこの他にもメンマやたまごなどが入っています。


オススメ度(標準は3です)


  • ローソン限定 「麺屋雪風 札幌濃厚味噌らーめん」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
札幌ラーメンの人気店「麺屋雪風」の味を再現したローソン限定のカップ麺を食べてきました。札幌ラーメンとしてはとんこつや豚脂が弱く、あれ?と思うほどまろやかですが、鶏白湯のまろやかさや魚介の後味、そして別添油の一本筋の通ったにんにくが特徴的な一杯でした。変わり種札幌ラーメンとして面白い商品です。

札幌ラーメンの味を再現したカップ麺といえば、東洋水産から発売中の「マルちゃん 麺屋彩未 札幌味噌らーめん」もあります。「麺屋彩未」は数ある札幌ラーメンのお店の中でも人気ナンバーワンの名店中の名店として知られていますが、カップ麺でも完成度の高さはこれがなのではないかと思います。

東洋水産 「マルちゃん 麺屋彩未 札幌味噌らーめん」

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