このページでは、東洋水産のカップ麺、「マルちゃん ハリガネ ねぎだく豚骨」を食べてレビューしていきます。



「マルちゃん ハリガネ ねぎだく豚骨」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん ハリガネ ねぎだく豚骨」。2019年9月30日発売の、「マルちゃん ハリガネ」シリーズの新商品です。今回は、「ハリガネ」シリーズの特徴である1分湯戻しの麺が新しくなったとのこと。



1分湯戻し麺の「マルちゃん ハリガネ」シリーズ


マルちゃん ハリガネ」シリーズは、本場のとんこつラーメンをイメージした、1分湯戻しの細麺を使ったシリーズです。これまでにも多くの商品が発売されてきましたが、今回は、その麺が「よりストレート化を進めたナチュラルウェーブの『新かため極細麺』」へ改良されたとのこと。

個人的には、「ハリガネ」シリーズの魅力は本格的とは対極にあって、スープや油揚げ麺、具などの、ジャンキーな香ばしさを前面に押し出していることだと感じていて、今回の麺の変更が、そのジャンキーな味わいにどう影響しているのか注目したいところです。

過去に発売されていた「マルちゃん ハリガネ」シリーズのカップ麺


これまで発売されてきた「ハリガネ」シリーズの商品の中で、今回の「ねぎだく豚骨」に近いのは、2017年8月に発売された「マルちゃん ハリガネ ネギトン」かと思われます。スープ、油揚げ麺、紅生姜、ごまなどから醸し出されるジャンキーな香ばしさがたまらない一杯でした。

東洋水産 「マルちゃん ハリガネ ネギトン」

マルちゃんハリガネの新作は王道「ネギトン」!今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん ハリガネ ネギトン」。「ハリガネ」シリーズの新作です。「ハリガネ ネギとんこつ」という商品が過去に何度か出ているので、今回の「ネギトン」はそれのブラッシュアップ版でしょうか。「ハリガネ」シリーズのとんこつスープは本格感がまるでないのですが、ゴマの香ばしさと油揚げ麺の風味を織り交ぜ、なかなかジャンキーで面白い味なの...



1分湯戻し麺の「マルちゃん ハリガネ」シリーズ




東洋水産では「俺の塩」シリーズもそうですが、待ち時間のほとんどない「1分湯戻し」は大きな魅力で、今回の商品でも大きく強調されています。こういうデジタル表示を見ると「24」を思い出すのですが、ちょっと古いですかね。1分って結構あっという間で、お湯を入れたらすぐフタを開ける感覚です。お手軽調理で味も良ければ、すごい武器になりますよね。果たしてどんな一杯に仕上がっているのでしょうか。


内容物、価格、購入額など




別添袋は「特製油」1袋。カップにはスープ粉末とともにねぎがたくさん入っていました。

品名マルちゃん ハリガネ ねぎだく豚骨
メーカー東洋水産
発売日2019年9月30日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(特製油)
定価税別198円
取得価格税込214円(ローソン)

栄養成分表、原材料


1食96g(めん70g)あたり
エネルギー465kcal
∟めん・かやく∟362kcal
∟スープ∟103kcal
たん白質12.7g
脂質25.2g
炭水化物46.9g
食塩相当量5.1g
∟めん・かやく∟1.8g
∟スープ∟3.3g
ビタミンB10.87mg
ビタミンB20.35mg
カルシウム163mg




スープ


スープは「ポークの旨味をベースに、香辛料で味を調えたとんこつ味スープ」で、「特製油付き」とのこと。

別添油で表面に豚脂主体の油脂を浮かせた、しお味のとんこつスープです。



粒ごまが香るとんこつスープ


  • あまりクセのないとんこつ
しお味のとんこつスープです。とんこつの骨感や旨みは感じられますが、とんこつ臭はあまりありません。豚脂が主体となっている別添「調味油」によってこってり感を出すのとともに、豚脂やとんこつの風味を効かせていまが、基本的にはあまりクセのないスープとなっていました。麺が主役の商品なので、スープの主張は極力控えたような印象を受けます。



  • 粒ごまの風味が目立っている
とんこつの旨みはしっかりあるもののあまり主張の強くないスープの中で、スープ粉末とともに入っている粒ごまの風味が少し目立っていて、ごまの香ばしさがスープの味に輪郭をつけていました。それほど入っているわけでもないのですが、他の味の主張が強くないので、相対的に強く感じられた一面も大きいかと思います。



  • 麺から溶け出す成分が多少雑味として感じられる
今回、麺が変更されたからなのか、以前までの「ハリガネ」シリーズだと麺から溶け出す油揚げ麺の味がジャンキーな香ばしさとしてスープに伝わっていたのが、今回は香ばしさというよりは雑味に感じられ、多少スープの味を阻害しているように感じられました。麺の変更がスープの味にも影響を及ぼしている印象です。



麺は「『ハリガネ』をイメージさせる、硬く歯ごたえのある極細麺」で、「よりストレート化を進めたナチュラルウェーブの『新かため極細麺』」とのこと。

湯戻し時間1分の、細めでかたい食感の油揚げ麺です。縮れがついた角麺形状となっています。



かため食感の縮れのついた細麺


  • ナチュラルウェーブの麺
細い油揚げ麺です。「よりストレート化を進めた」とのことで、確かに以前までの縮れの強い麺よりはだいぶ穏やかな縮れになりましたが、引き続き縮れており、また「極細」というほど細くはないので、相変わらずあまりとんこつラーメンの麺という感じはありません。

他社だと油揚げ麺でもストレート形状に近いものもありますが、商品説明にある「ナチュラルウェーブ」はおそらくメーカーの拘りで、スープのりを良くするために敢えてストレートにはしていないのではないかと思います。

  • かため食感が目立っている
形状はあまりとんこつラーメンっっぽくはなかったものの、1分湯戻しかため食感で、スープの中でバリカタ食感がしっかり主張しています。とんこつラーメンらしい粉っぽい食感とはちょっと違うのですが、これは油揚げ麺では再現が難しい部分だと思われます。




具は「味付鶏挽肉、ねぎ、いりごま」とのこと。

細かい鶏挽肉に、大量のねぎ、そしてスープのところで触れた粒ごまの組み合わせです。



ねぎと鶏挽肉の組み合わせ


  • ねぎたっぷりで「ねぎだく」
具の中で最も目立っているのはねぎです。商品名の「ねぎだく」に見合う十分な量が入っています。今回、スープにあまり主張がなく、実はねぎが今回の一杯でいちばん目立っているまであります。青ねぎ主体で、食感よりも青臭い風味が強く、スープを脇役にまわし、ねぎの風味が中心に据えられていました。

  • 細かい鶏挽肉
ねぎとともに、細かい鶏挽肉がたくさん入っています。「ハリガネ」シリーズではよく使われている具で、あまりとんこつラーメンらしい具とは言えないのですが、具としての存在感よりも、鶏の旨みをスープに伝える役目を担っているように思います。鶏の旨みによって、スープに丸みを加えていました。


オススメ度(標準は3です)


  • 東洋水産 「マルちゃん ハリガネ ねぎだく豚骨」
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
麺がリニューアルされた「ハリガネ」シリーズの新商品を食べてきました。麺はストレート感が増したものの、引き続き縮れがついていて、極細ストレートのとんこつラーメンの麺らしさはあまり感じませんでした。麺の変化が影響したのか、これまでの「ハリガネ」シリーズで感じられたジャンキーな香ばしさが鳴りを潜め、ねぎがたくさん入っていること以外には大きな売りがなくなってしまった印象を受けました。

「ねぎだく」は東洋水産の得意技のひとつで、商品名に「ねぎだく」と入った商品が多く発売されてきました。このブログで最も古い「ねぎだく」の商品は、2008年11月発売の「マルちゃん 本気盛 ねぎだく塩」。当時に比べると現在の「本気盛」はかなり完成度が上がっているように思います。

東洋水産 「マルちゃん 本気盛(マジモリ) ねぎだく塩」

今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん 本気盛(マジモリ) ねぎだく塩」です。何度か本気盛シリーズは食べていますが、どうも私はあまり好みではないようです。と言いますか、あまりマルちゃんのカップ麺でおいしいと思うことがないです。世間的に評判の悪い会社ではないので、何ででしょうかね?私の舌がおかしいのでしょう(笑)。、チルドの焼そばとか北海道限定の屋台十八番しょうゆとかは大好きなんですけどね。...


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