このページでは、ヤマダイのカップ麺、「ニュータッチ 凄麺 名古屋台湾ラーメン」を食べてレビューしていきます。



「ニュータッチ 凄麺 名古屋台湾ラーメン」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、ヤマダイの「ニュータッチ 凄麺 名古屋台湾ラーメン」。2019年8月5日にリニューアル発売された、「凄麺」シリーズの商品です。名古屋めしのご当地ラーメン、「台湾ラーメン」の味を再現したカップ麺です。



「台湾ラーメン」をカップ麺で再現した商品


「台湾ラーメン」は、名古屋めしとして知られる名古屋のご当地ラーメン。唐辛子で辛く味付けされた挽肉やニラを炒め、しょうゆ味のスープにのせたラーメンです。台湾ラーメンをアレンジした「台湾まぜそば」とともに全国的な知名度を誇り、名古屋以外の地域でも供されることも多いメニューとなっています。

台湾ラーメン発祥のお店は名古屋市にある「味仙」で、カップ麺でも「味仙」はしっかり再現されています。名古屋を地盤とするコンビニだったサークルK(サンクス)の限定商品として登場し、現在は統合されたファミリーマートに引き継がれています。当初はとかち麺工房が製造していましたが、現在は日清食品が製造しています。下のリンクは2019年3月に発売された「味仙 台湾ラーメン」。どんぶり型の他にタテ型の商品も定期的に発売されています。

台湾ラーメン発祥のお店のカップ麺!ファミマ限定「味仙 台湾ラーメン」

このページでは、ファミリーマート限定商品で日清食品製造のカップ麺、「味仙 台湾ラーメン」を食べてレビューしていきます。「味仙 台湾ラーメン」はどんなカップ麺?今回のカップ麺は、日清食品の「味仙 台湾ラーメン」。2019年3月5日発売の、ファミリーマート限定発売の新商品です。名古屋にある台湾ラーメン発祥のお店、「味仙」監修によるカップ麺です。これまでタテ型カップ麺として何度か発売されてきま...



「凄麺」の「台湾ラーメン」


「凄麺」シリーズでは、台湾ラーメンのブーム当初から「台湾ラーメン」に注目し、2011年から一貫して「台湾ラーメン」をラインナップに加えています。このブログでは2011年の最初の商品である「凄麺 名古屋発 台湾ラーメン」は食べていまいたが、その後は全然食べてなかったので、今回しっかり食べてみることにしました。

ヤマダイ 「凄麺 名古屋発 台湾ラーメン」

どうもー、ハンサムです。今回のカップ麺は、ヤマダイの「凄麺 名古屋発 台湾ラーメン」です。台湾ラーメンというのは、Wikipediaによると、「豚挽き肉・ニラ・長ネギ・もやしなどをトウガラシで辛く味付けして炒め、醤油ベースのスープを加えてゆでた麺にかけたものである。ニンニクをたくさん入れるのも特徴のひとつ。」とあります。自分は台湾ラーメンなるものを食べた事が無いので、今回のカップ麺が初体験という事になりますねぇ...



辛さを調節できる「辛ダレ」付




今回商品の特徴は、「辛ダレ」を別添とし、辛さを調節できるとのこと。ある程度辛いものが苦手な人でも食べられるような仕掛けになっているようです。

凄麺シリーズのフタ裏には開発者さんの開発秘話的なものが載っていて、是非とも買って読んでいただきたいのでブログではいつも掲載しませんが、そこには、別添「辛ダレ」を入れない状態で小辛、半分入れて中辛、全部入れて大辛になることをイメージして開発されたと書かれていました。なんでも、開発者さんが辛いものが苦手で、試食で苦労したことから着想したアイデアだそうです。


内容物、価格、購入額など




別添袋は「後入れ液体スープ」、「かやく」、「辛ダレ」の3袋。



先入れの「かやく」を開けた状態。2種類のそぼろと、ニラ、唐辛子が入っています。麺は細め。

品名ニュータッチ 凄麺 名古屋台湾ラーメン
メーカーヤマダイ
発売日2019年8月5日(月)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ4袋(後入れ液体スープ・かやく・辛ダレ)
定価税別220円
取得価格税込214円(コープ)

栄養成分表、原材料


1食112g(めん60g)あたり
エネルギー339kcal
たん白質12.5g
脂質6.5g
炭水化物57.5g
食塩相当量7.8g
∟めん・かやく∟1.8g
∟スープ∟5.3g



上で紹介した「味仙」のカップ麺と比較すると、カロリーがだいぶ低く、あっさりめの味なのかなという印象。麺量が今回の方が10g少ないので、それも大きく影響しているものと思われますが、脂質も半分くらいしかないため、スープがだいぶ違いそうです。


スープ


スープは「スパイスや醤(ジャン)を使用した刺激的な辛さの中にも野菜の甘みとポークの旨みが感じられる本格的な味わいのスープに仕上げ」、「さらに、後入れの特製辛ダレを加えることで、旨辛度がアップし、クセになる美味しさが楽しめ」るとのこと。

鶏ガラベースのしょうゆ味のスープに豆板醤や唐辛子を加え、ガーリックで風味づけしています。別添の「辛ダレ」で辛さ調節が可能。



辛味の強さと麹の風味が特徴の台湾ラーメンスープ


  • 鶏ガラベースのあっさりしょうゆ味
ベースは鶏ガラ主体のしょうゆ味で、あっさり系のスープとなっています。私なんかは「台湾ラーメン」と聞くとこってりなイメージを持っているんですが、今回はベースがおとなしいです。油脂もたくさんは入っておらず、にんにくの風味や辛味でエッジを立ててはいるものの、日清食品など他社の「台湾ラーメン」に比べて押しの弱いスープだと感じました。

  • 辛味が強く、麹の風味が広がる
豆板醤や唐辛子などでつけられた辛味は強めです。別添「辛ダレ」で辛さを調節するのですが、これ入れなくても十分辛く、中辛~辛口程度は十分にありそう。辛さを調節できる以前にもともとのスープが辛いので。辛いものが苦手な人は避けた方が良さそうです。

「醤系」の味付けとのことで、豆板醤、みそ、ユッケジャンなどが入っていて、麹の風味が感じられます。この麹の風味の強さが、今回のスープの最大の特徴のように感じました。



  • 別添の「辛ダレ」
別添の「辛ダレ」を加えることでさらに辛味が増します。とは言っても、スープ単体でも十分辛く、「辛ダレ」を加えたからといって強い変化があるようには感じられませんでした。入れないと小辛、半分入れて中辛、全部入れて大辛とのことでしたが、入れないで辛口、半分入れても辛口、全部入れると大辛くらいになる感じですかね。最後の大辛だけメーカーと私の意見が一致しています。



「辛ダレ」にもスープと同じように醤系の豆板醤やコチュジャンが主体となっており、麹の風味が感じられます。基本的には、スープに新たな味を加えるというよりは、スープの味を補強する役割を果たしています。辛くても大丈夫なら、全部入れる方がより麹の風味を太く感じられるようになります



  • 麹の風味が印象的
他社の「台湾ラーメン」のような、にんにくやニラの味がガンガン効いたタイプとは異なる、強い辛味と麹の風味が特徴のスープ。豆板醤など醤系の調味料は他の台湾ラーメンでも用いられていますが、麹の風味がよりしっかり感じ取れるバランスで、台湾ラーメンの特徴を踏まえつつも、独自のアレンジを効かせている印象でした。



麺は「弊社独自製法のノンフライ麺」で、「歯切れの良いコシのある麺」とのこと。

湯戻し時間4分の、細めのノンフライ麺です。ストレート形状で低加水麺食感となっています。



細めで低加水食感のノンフライ麺を使用


細~中細程度のノンフライ麺です。ストレート形状で、歯切れの良い低加水麺食感が特徴となっています。ちょっと博多ラーメンの麺を思わせる形状ですが、「凄麺」シリーズで使われてる博多麺に比べるとひとまわり太いようです。歯切れの良い低加水麺食感でありながら、ある程度のかたさ、コシの強さもキープしています。さすが凄麺ってところですね。

台湾ラーメンを供する店の多くは、細めの低加水麺を使用しており、今回の麺はその再現性がかなり高いと言えそうです。細いので主張が控えめで、辛味や麹の風味はあっても基本的にベースが穏やかなスープと合わせるには最適の麺だと感じました。麺とスープのバランスはしっかり取れています。




具は「味付肉そぼろ、大豆ミート、唐辛子、ニラ、フライドガーリック」とのこと。

肉そぼろに加えて大豆ミートのそぼろの2種類のそぼろが入り、他に、ニラ、唐辛子、フライドガーリックといった台湾ラーメンらしい組み合わせとなっています。



台湾ラーメンらしい具の組み合わせ


  • 2種類のそぼろ
豚肉主体と思われる黒っぽい肉そぼろに加え、大豆ミートを使った薄い色のそぼろが入っています。そぼろの量は多いですが、大豆ミートでかさ増ししている感じでしょうか。このスープと麺のクオリティを考えると定価税別220円はちょっと安い印象でかなり頑張っているので、これくらいのかさ増しは致し方ないのではないかと思います。量が多くてそぼろの食感がしっかり感じられるのは良かったです。

  • ニラ、唐辛子、フライドガーリック
2種類のそぼろの他には、ニラ、唐辛子、フライドガーリックといった台湾ラーメンらしい具が並びます。ニラは風味がきちんと感じられ、スープの台湾ラーメンらしさを増強しています。もうちょっと風味を強く感じられるとなお良かったですかね。唐辛子はこれ自体の辛さよりも、見た目で台湾ラーメンらしさを演出していました。


オススメ度(標準は3です)


  • ヤマダイ 「ニュータッチ 凄麺 名古屋台湾ラーメン」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
醤系の調味料で強い辛味と麹の風味が感じられるのが特徴の台湾ラーメンでした。台湾ラーメンとしてはにんにくやニラの押しが弱く、こってり感もあまりなかったですが、麹の風味の強さにオリジナリティを感じます。定価税別220円という価格設定を考えるとかなりクオリティの高い商品でした。もともとのスープが結構辛いので、別添「辛ダレ」の辛さ調節があんまり機能していなかったのはご愛嬌でしょうか。

「台湾ラーメン」の元祖は「味仙」ですが、「台湾まぜそば」の元祖は名古屋の「麺屋はなび」。カップ麺化もされていています。ファミマ&サンヨー食品の「麺屋はなび 台湾まぜそば」。「味仙」も「麺屋はなび」もファミマが押さえているのはすごいですね。名古屋のコンビニ、サークルKが合流しているだけあります。

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