このページでは、セブンイレブンのチルド中華麺、「すみれ監修 札幌濃厚味噌ラーメン」を食べてレビューしていきます。



「すみれ監修 札幌濃厚味噌ラーメン」はどんな商品?


今回は、セブンイレブンの「すみれ監修 札幌濃厚味噌ラーメン」。セブンイレブンのお弁当コーナーに並んでいるカップタイプのラーメン。電子レンジで調理するタイプの商品です。札幌のみそラーメンの名店「すみれ」の味を、チルドラーメンで再現した商品となっています。今回はカップ麺のレビューではありません。



セブンのカップ麺でもおなじみ「すみれ」


すみれ」は、札幌のみそラーメンの名店。札幌ラーメンの代名詞的な存在で、地元の人だけではなく、観光客にも広く愛されるラーメン店です。お店のスープは大量のラードを用いたこってり味で、濃厚スープに生姜や山椒でアクセントを加えています。

セブンプレミアムのカップ麺としても有名で、「日清名店仕込み すみれ 札幌濃厚味噌」は、お店の味を再現したカップ麺の元祖として、長い間店頭に並んでいます。「すみれ」の名前が全国区的に轟いているのは、新横浜の「ラーメン博物館」への出店に加え、このカップ麺の存在も大きかったのではないかと思います。

セブンゴールド 「日清名店仕込み すみれ 札幌濃厚味噌」

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セブンでは、「すみれ」の商品は各種カップ麺やお菓子、冷凍食品へも派生しており、特に冷凍チャーハンは出色のデキでした。2018年8月に発売された「すみれチャーハン」は、冷凍チャーハンのトップメーカーであるニチレイが製造を担当した商品。すみれのラードたっぷりのヘビーなチャーハンを再現できているとは言えないものの、冷凍チャーハンとしてはこってり濃厚な非常によくできた商品でした。現在も引き続き店頭に並ぶロングセラー商品です。

カップ麺ブロガーがセブンの冷食「すみれチャーハン」を食べてみました!!

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定価税込540円に見合う商品かがポイント


さて今回の商品ですが、セブン店頭で定価税込540円で売られています。お弁当などチルド商品の並びではそれほど突飛な価格ではないものの、普段は高くても300円程度のカップ麺を食べ慣れている身としては、この価格はなかなか手を出しにくいものがあります。

カップ麺でも「すみれ」(税込278円)は十分においしいので、この商品に課せられたハードルは相当高いものとなります。果たして価格に見合う商品になっているのか、注目して食べてみたいと思います。


内容物、価格、購入額など




フタをあけた段階で、すでに完成品のように、麺の上に具が並んでいます。ないのはスープだけといったところ。この具のボリュームはカップ麺ではあの「GooTa」ですらちょっとありえないレベルでしょう。チャーシューと挽肉が両方入っているのはすごいですね。



ではスープはどこにあるのかというと、麺の下にゼラチン質のものが沈んでいます。なるほど。これをレンジで温めることによって、液体化するということのようです。最近のこのタイプの商品は他コンビニ含めてこの形ですよね。

品名すみれ監修 札幌濃厚味噌ラーメン
メーカーセブンイレブン(製造会社は地域により異なる)
発売日2019年8月14日(水)
麺種別チルド麺
かやく・スープ1袋(七味唐辛子)
定価税込540円
取得価格税込540円(セブンイレブン)

栄養成分表、原材料


1食570g(めん150g)あたり
エネルギー730kcal
たん白質30.2g
脂質38.8g
炭水化物65.0g
ナトリウム3.0g



すみれのラーメンと言えば、すごいラードの量と濃厚なスープが特徴なので、それをチルド麺で再現すると1000kcal超えは間違いないと勝手に思っていたのですが、730kcalで案外そうでもなかったです。ただ、ナトリウム3.0gはやはり多めと言え、食塩相当量に直すと7.62gとなります。健康のことを考えるなら、できればスープは飲み切らないほうが無難かなと思います。

私は北海道札幌市のセブンで購入しましたが、この地域の商品の製造を担当しているのは「菊水」というメーカー。北海道では知らない人はいない、生ラーメンやチルド麺を製造する会社です。



調理方法は至って簡単で、そのままレンジに突っ込むだけ。家庭用に多い500wのレンジだと6分30秒、コンビニ等に置かれている1500wの業務用のレンジだと2分10秒とのことです。



スープ


スープは「赤味噌と白味噌を混ぜ合わせた濃厚で味わい深いスープ」とのこと。

スープ表面に大量のラードを浮かせた、濃厚なみそ味のスープです。色合いがお店のスープをよく再現できています。七味唐辛子が別添されています。



ラードの層がしっかりある「すみれ」の再現性が高いみそ味スープ


  • スープの見た目が「すみれ」を忠実に再現
「すみれ」によく通っている方だと、スープ表面に大量に浮いたラードの層、そして赤味噌と白味噌を合わせた濃い色合いのスープを見て、これは紛うことなき「すみれ」のスープだと感じる方は多いのではないかと思います。食べる前の姿を見ただけでこれは「すみれ」だと断じることができる、これはすごい再現性。カップ麺ではここまで思い切ったラードとかできないですからね。すごいです。まさしく完コピってやつですね。



  • スープ表面を覆うラードの層
「すみれ」といえば、スープ表面のラードを思い浮かべる方が多いのではないかと思います。ラードで膜を作ることで熱を逃げにくくし、アツアツのスープを楽しめるのがすみれの大きな特徴です。今回の商品は、麺や具がスープ表面から飛び出しているため再現性は高くないものの、それでもラードならではのアツアツ感を楽しめます。ぜひともレンジできちんとアツアツにして食べてもらいたいところ。



  • 再現性の高い部分と低い分がある
炒めた挽肉や野菜の風味がスープにしっかり溶け出し、「すみれ」らしい旨みを感じられるスープに仕上がっています。この部分はカップ麺の「すみれ」に大きく勝る要素だと思います。あーすみれ食ってるなーという気分になること請け合い。

反面、みその押し出しや濃厚感、さらにはアクセントとしての生姜や山椒の効かせ方が弱く、このあたりはカップ麺に劣っている点のように感じました。私なんかは、実際のすみれのスープを飲むと、濃すぎるとか重すぎると感じてしまいますが、今回のスープはお店ほどみその押し出しがないので、濃いものが苦手な人にとっては食べやすい味と言えるかもしれませんね。



麺は「コシのある黄色中太ちぢれ麺」とのこと。

黄色みが強くて縮れのしっかりついた、中太の麺です。麺量もたっぷり。



見た目の再現性が高く、ボリュームのある麺


  • 見た目の再現性は高いがコシが弱い
もともとゆでた状態の麺を、レンジで温めて調理します。麺の見た目は、お店の再現性が高く、特徴をよく踏まえています。しかしながら実際食べてみると、お店の麺はかため食感でしっかりしたコシがあるのに対し、今回の麺はチルド麺ならではというか、ちょっとソフトな食感になってしまっており、調理法上の難点として感じられてしまいます。

ただ、今回は自宅のレンジで6分30秒かけて調理しましたが、店頭の業務用レジで2分10秒で短時間調理して食べたなら、おそらくもう少しコシが残ったのではないかと思います。

  • ボリュームのある麺量
麺の量はかなりボリュームがあります。今回のチルド麺150gという麺量は、マルちゃん焼そばなどと同じ量ですが、今回のこってりスープや後述する大量の具と合わせて食べることで、かなりの食べ応えがありました。大食いの私オサーンが食べても十分満足できる量です。




具は「野菜炒め、挽肉炒め、メンマ、チャーシュー、刻みねぎ」とのこと。

お店のラーメンと同じく、チャーシューと挽肉の2種類の肉に加え、もやし炒め、メンマ、ねぎが入り、お店を上回る具のボリューム感があります。



お店を上回る勢いの具のボリューム


  • 圧倒的なボリューム感
どうですかこの具のボリューム。これはいつも食べているカップ麺では到底無理な量で、カップ麺にはない強みと言えます。正直、フタを開けてこの具を見た時点で、今回の定価税込540円は元が取れたと確信するレベルでした。実際の「すみれ」でもラーメンを食べることがありますが、おそらくここまでのボリュームはないんじゃないかと思われます。

  • チャーシューの肉感豊か
まず触れたいのがチャーシュー。これ、すごいボリュームです。厚みもあり肉感が半端ありません。こんなこと言うと怒られるかもしれませんが、お店のチャーシューよりおいしいと感じました。ガッシリした硬い肉部分と、分厚い脂身の部分のバランスも絶妙。これでいてこの他に挽肉まで入っているんですからね。

  • 挽肉&もやしの炒めた風味
具のボリュームだけではなく、お店の味の中で重要な役割を果たしている炒めた挽肉ともやしの風味がしっかり感じられることがかなり素晴らしい。これもカップ麺では再現しにくいポイントだと思います。さすがにお店ほどの炒めた調理感、臨場感はないものの、この風味が感じられてこその「すみれ」なので、強烈にすみれらしさを感じ取れました。

この他にも大きなメンマやねぎが入っており、具の充実ぶりが今回の最大のセールスポイントだと感じました。


オススメ度(標準は3です)


  • セブンイレブン 「すみれ監修 札幌濃厚味噌ラーメン」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
見た目の色合いや、ラードの層、そして挽肉やもやしを炒めた風味に、「すみれ」の再現性の高さを感じる一杯でした。特に具のボリュームは普段食べているカップ麺では到底無理なレベルで、度肝を抜かれました。正直、定価税込540円なので、★2とかせいぜい★3だろうなと思って食べ始めましたが、まさかここまでおいしいとは。

もちろん、540円という価格設定だと、普通にお店のラーメンを食べることも視野に入ってしまうため、大絶賛でオススメするわけにはいきませんが、それでも、手軽さ、そしてお店の雰囲気はきちんと再現しており、さらにはしっかりしたボリュームもあり、満足できる商品でした。

普段カップ麺ばかり食べている私オサーンの評価なので、物珍しさも評価に加わってしまっているのは間違いありません。あくまでカップ麺マニアが語る魅力だとうことを念頭に置いていただければと思います。

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