このページでは、東洋水産のカップ麺、「マルちゃん でかまる 泡立つ豚骨ラーメン」を食べてレビューしていきます。



「マルちゃん でかまる 泡立つ豚骨ラーメン」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん でかまる 泡立つ豚骨ラーメン」。2019年8月12日発売の新商品で、東洋水産の大盛定番シリーズである「マルちゃん でかまる」の新商品です。今回は「泡」に着目した濃厚とんこつラーメンとのことで、面白そうな商品が登場しました!



「泡系とんこつラーメン」に着目した「でかまる」の新商品


今回の商品の「でかまる 泡立つ豚骨ラーメン」は、商品名が示す通り「」に着目したとんこつカップ麺です。パッケージの写真からは大量の泡が確認でき、インパクトが大きそうな一杯です。

一般的に、とんこつラーメンの「泡」は、脂と水が合わさることで生じるとされ、泡によって熟成されたかのような旨みが感じられ、本格とんこつラーメンのひとつの特徴となっています。多くの本格的なとんこつラーメンで「泡」がみられる中でも、元祖泡系とんこつラーメンと言われる「博多一幸舎」、そのお弟子さんが開業し、とんこつカプチーノと称される「博多一双」、そして東京の泡系とんこつとして有名な「博多一瑞亭」などがよく知られた存在です。

私自身、いずれのお店も本店で食したことがありますが、どのお店も本格的なとんこつ臭の中で感じられるとんこつならでは旨みを感じるスープはとても美味でした。特に「博多一瑞亭」は、このブログをご覧頂いていた方が教えてくださったお店で、非常に印象が深いです。その方に教えていただいた「博多一瑞亭」と「博多ラーメン しばらく」は、東京出張の際には必ず立ち寄っています。



「博多一瑞亭」のラーメン。おすすめです。



過去に発売されていた「泡」に着目したカップ麺


これまでにも「泡」に着目したカップ麺がエースコックから発売されていました。最初に登場したのは2015年4月に発売された「スーパーカップ1.5倍 衝撃の泡立ち 鶏白湯ラーメン」と「スーパーカップ1.5倍 衝撃の泡立ち 豚骨醤油ラーメン」。泡が麺とよく絡むことで、普通のスープ以上の味が濃く感じられる効果がありました。泡の効果は想像以上に大きかったです。

エースコック 「スーパーカップ1.5倍 衝撃の泡立ち 豚骨醤油ラーメン」

どうもー、ハンサムです。久しぶりにモンハンネタ。オサーン氏が操虫棍プロハンなんですが、自分もやっとちょっと使えるようになってきました。と言っても、動きの早いモンスターには全然太刀打ちできなくて大剣頼りになっちゃうんですけどね…w 操虫棍がそこそこできるようになったら次は双剣か初めてのガンナーに挑戦かなーとか思ってます。最近、オサーン氏のやる気が低迷してて。今のうちにハンターランクを抜き去ってやる…!...

エースコック 「スーパーカップ1.5倍 衝撃の泡立ち 鶏白湯ラーメン」

どうもオサーンです。今回のカップ麺は、エースコックの「スーパーカップ1.5倍 衝撃の泡立ち 鶏白湯ラーメン」。昨日ハンサム氏が食べた「スーパーカップ1.5倍 衝撃の泡立ち 豚骨醤油ラーメン」と同時発売の商品です。何やら泡だけではなく味にも衝撃を受けた様子なので、私も食べてみることにしました。豚骨醤油の方は結構コンビニで見かけることができましたが、こちら鶏白湯はどこのコンビニにもなくて、結局スーパーで見つ...

2016年1月には「泡」のとんこつラーメンも出ていました。「極みのスーパーカップ1.5倍 超まろ豚骨ラーメン」は、泡の効果でスープが濃く感じるとともに、泡のまろやかさもあり、非常に良くできた一杯でおいしかったです。

エースコック 「極みのスーパーカップ1.5倍 超まろ豚骨ラーメン」

どうもオサーンです。今回のカップ麺は、エースコックの「極みのスーパーカップ1.5倍 超まろ豚骨ラーメン」。全く普通のスープと思って油断していたんですが、これは昨年4月に発売された「スーパーカップ1.5倍 衝撃の泡立ち」と同じでスープが泡立つ商品だったんですね!今回は「まろやか」であることを売りにはしていますが、泡立つことを示しているのはパッケージの絵だけなので、実際食べる時にパッケージ見るまで気づいてませ...



内容物、価格、購入額など




別添袋は、「液体スープ」、「後入れ粉末スープ」、「あとのせかやく」の3袋。カップには麺とともに、豚肉が入っています。

品名マルちゃん でかまる 泡立つ豚骨ラーメン
メーカー東洋水産
発売日2019年8月12日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(液体スープ・後入れ粉末スープ・あとのせかやく)
定価税別220円
取得価格税込232円(ローソン)

栄養成分表、原材料


1食134g(めん90g)あたり
エネルギー615kcal
∟めん・かやく∟492kcal
∟スープ∟123kcal
たん白質17.2g
脂質33.1g
炭水化物62.1g
食塩相当量6.1g
∟めん・かやく∟1.7g
∟スープ∟4.4g
ビタミンB10.39mg
ビタミンB20.38mg
カルシウム469mg



泡の成分となっているのは原材料中にある「ゼラチン」や「炭酸ナトリウム」だと思われます。「炭酸ナトリウム」は何かしらのテーレッテレー的なやつによって、炭酸水素ナトリウム(重曹)のような発泡を起こすと思われますが、私大文系コースまっしぐらで高3の化学のテストで8点を取ったことのある私オサーンにはよくわかりません。

いや、化学の先生と折があわなかっただけで、本当はできる子なんですよ!言い訳に聞こえていると思いますが。


泡ができるまでの調理方法




パッケージフタのいちばん目立つところに、「2つのスープを加える順番」が記載されています。ヤフーニュースでいうとトップページみたいなものなので、この順番はよっぽど大事なことなんでしょう。2回言うべきかもしれません。

これによると、まずは液体スープを入れてかき混ぜ、その後粉末を入れてよくかき混ぜるとのことです。



湯戻し3分後、フタを開けて麺をかき混ぜた状態。素ラーメンです。かけラーメンよりワンレベル上のやつです。



素ラーメン状態のカップに、まずは液体スープを投入します。絵的に地味ですね。もっと撮り方はなかったのでしょうか。



液体スープを入れてかき混ぜ、その後に大量の粉末スープを投入。



粉末を入れてチョチョイとかき混ぜた段階で、スープからズブズブという音ともに大量の泡が発生します。化学のテスト8点の私にはよくわかりませんが、テーレッテレー的な何かがカップの上で起こったはずです。

全然関係ないですが、この泡見て、ウルトラセブンに出てきた発泡怪獣ダンカンを思い出しました。ダンカンの泡だと全部溶かしてしまうので、今回の一杯はラーメンじゃなくてスープになってしまいますけどね。もちろん、カップまで溶かしてしまわなければの話ですが。こいつをよく混ぜて完成です。



スープ


スープは「ポークの旨味をベースに、にんにく、黒胡椒でバランスを調えた豚骨スープ」で、「後入れ粉末スープで『泡系』ラーメンの『泡』を再現し」たとのこと。

とんこつベースのスープに、後入れの粉末で大量の泡を発生させています。



泡のインパクトが強い濃厚とんこつスープ


  • 「泡」の持続は短い
先程の大量の泡は、パッケージに書かれている通りよくかき混ぜると、そんなに多くなくなってしまいました。お店の「泡系とんこつ」と同様、自然な感じで泡が残ります。以前のエースコックの商品より泡の持続が長くないようです。確かに泡は浮いているものの、泡が麺とよく絡むとか、泡によって何か旨みが増すとか、目立った特徴は見出だせませんでした。



  • 濃厚感、こってり感のあるとんこつスープ
表面に豚脂を浮かせた濃厚なとんこつスープです。とんこつ臭や本格的なとんこつ感はあまり感じませんでしたが、ややクリーミーなとんこつにガーリックやオニオンに風味をほのかに効かせ、豚脂のこってり感と合わせ、押しの強い味に仕上げています。また、ややとろみがついていることで、濃厚感、こってり感を盛り上げています。



  • 「泡」はインパクトあるが効果はよくわからない
「でかまる」のイメージ通りのこってりしたとんこつスープで、最初の段階の大量の泡にもインパクトがあり、面白いスープナノは間違いないところ。ただ、具体的に「泡」の効果がどこにあるのかはよくわからず、単に泡を発生させただけで終わってしまっている印象も受けました。エースコックの「泡」のように、もうちょっとわかりやすい効果が欲しかったですね。お湯に色はついているけど効能はない温泉みたいな感じです。効能を謳わない温泉なんてないような気もしますが。



麺は「滑らかで歯切れが良く、弾力のある麺」で、「オニオンとガーリックを配合し、スープとの相性を良くし」たとのこと。

湯戻し時間3分の、中細の油揚げ麺です。しっとりした低加水麺食感の丸麺となっています。



しっとり食感の中細油揚げ麺を使用


中細で、縮れのつけられた油揚げ麺です。いつもの「でかまる」の麺に比べてひとまわり細く、低加水食感のしっとり麺です。スープにも入っているガーリックやオニオンを練り込むことで、スープとの一体感があり、油揚げ麺臭が目立ってしまうようなことはなかったです。麺がスープの中でしっかり馴染んでいます。

しっとり低加水麺食感なのが面白いところで、太さは全然違うものの、とんこつラーメンで使われる低加水麺のような食感がありました。油揚げ麺としては珍しい食感の麺なのではないかと思います。麺独特の甘みがあり、甘みがスープの味に奥行きを加えている印象を受けました。良い麺です。




具は「味付豚肉、ごま、ねぎ」とのこと。

カップに最初から入っている豚肉に加え、「あとのせかやく」で大量の粒ごまとねぎが加わります。



豚肉、大量の粒ごまとねぎの組み合わせ


  • 豚肉は少ない
カップに最初から入っている豚肉は、カットが小さくて量も少ないです。肉感はしっかりあるタイプではあったものの、「でかまる」のイメージを考えるともうちょっとガッツリと入っていて欲しかったところ。ただ「あとのせかやく」が充実していたのでそれほど気にはなりませんでした。



  • 大量に入った粒ごまとねぎ
「あとのせかやく」には、粒ごまとねぎが入っています。写真をご覧いただくとわかるように、かなり大量に入っています。これだけたくさん入っているとスープに及ぼす影響が大きく、粒ごまの香ばしさとねぎの香りがかなり目立っていました。特に粒ごまは食感も目立っていてとても面白い存在です。今回、「泡」が主題の一杯ですが、泡が消えてしまってからは、この大量の粒ごまとねぎが最も多いな特徴の一杯のように感じました。


オススメ度(標準は3です)


  • 東洋水産 「マルちゃん でかまる 泡立つ豚骨ラーメン」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
「泡」に着目した「でかまる」のとんこつラーメンを食べていきました。調理過程での大量の泡は圧巻で、化学どころか数学のテストでも18点をとったことのある私オサーンには泡が出た後爆発する白衣を着たおじいちゃん科学者の姿しか思い浮かびませんでんしたが、インパクトは大です。反面、調理後は泡の大部分が消えてしまい、残った泡もスープの味にどう影響していたのか、わかりやすい特徴が見出だせなかったのは残念でした。そんな中で、「あとのせかやく」の大量の粒ごまとねぎが目立っていたのは良かったです。

「でかまる」シリーズの大定番商品、「でかまる バリシャキ!もやし味噌ラーメン」。さすがスーパーやコンビニで多く扱われているだけあって、実力も確かなものがあります。

東洋水産 「でかまる バリシャキ!もやし味噌ラーメン」

「でかまる」発売当初から続く定番商品の中の定番商品「もやし味噌ラーメン」今回のカップ麺は、東洋水産の「でかまる バリシャキ!もやし味噌ラーメン」。大盛カップ麺の定番「でかまる」シリーズの商品です。1989年の「でかまる」発売当初から続く定番シリーズの中の定番商品で、「でかまる」シリーズ唯一のレギュラー商品です。現行商品は2014年9月にリニューアルされたものとなっており、新商品ではありません。もうすぐリニ...


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