このページでは、日清食品のカップ麺、「日清のとんがらし麺 うま辛トマト&チーズ味」を食べてレビューしていきます。



「日清のとんがらし麺 うま辛トマト&チーズ味」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、日清食品の「日清のとんがらし麺 うま辛トマト&チーズ味」。2019年8月5日発売の、「日清のとんがらし麺」シリーズの新商品です。トマトとチーズという鉄板の組み合わせのとんがらし麺新作です。



歴史が長い「日清のとんがらし麺」


日清のとんがらし麺」は、唐辛子を練り込んだ赤い色の麺が特徴の、激辛カップ麺のパイオニア的なシリーズです。このブログはもう10数年続けていますが、「とんがらし麺」はこのブログ開設以前からの歴史があり、初期の商品をレビューすることができていません。ブログと関係なく、昔からよく食べていたことを覚えています。「とんがらし麺」発売当初は、他に激辛カップ麺があまりなかったためか、この商品クレームこないかと心配してしまうレベルで辛く感じていました。

このブログで最初に食べた「とんがらし麺」は2006年に発売された「日清のとんがらし麺 熟辛担々麺」。今はタテ型油揚げ麺オンリーですが、当時はどんぶり型ノンフライ麺の商品も発売されていました。

日清食品 「日清のとんがらし麺 熟辛担々麺」

日清食品のカップ麺「日清のとんがらし麺 熟辛担々麺」です。「とんがらし麺」は、毎回どんぶり型とたて型の2種類の形と味でシリーズ化されています。辛いものが好きな人は多くなり、辛い系カップ麺は多くなったものの、いわゆる「辛いもの中毒」的な人にとって選択肢はそれほど多いわけではありません。どんな辛い系のカップ麺であっても、それほど辛いとは思えないからです。日本製品ではこの「とんがらし麺」シリーズしか辛い...



最近の「とんがらし麺」は、オープン価格の廉価商品として発売されていました。先日行われた価格改定の影響か、今回は定価税別125円の設定になりましたが、引き続き安価商品です。


トマトとチーズの鉄板の組み合わせ




今回の商品は「うま辛トマト&チーズ味」ということで、トマトとチーズの鉄板の組み合わせとなっています。辛さレベルは5段階中の「3」で、激辛ではないもののそれなりの辛さが期待できそうです。別添の「チリトマパウダー」を加えることによって、辛さやトマトの味を調整できるそうです。果たしてどんな一杯になっているのでしょうか。


内容物、価格、購入額など




別添袋は「辛さ調節チリトマパウダー」の1袋。全部入れると辛さレベル「5」の激辛レベルになるとのこと。カップにはキューブ状のチーズやたまご、ネギなどが入っています。

品名日清のとんがらし麺 うま辛トマト&チーズ味
メーカー日清食品
発売日2019年8月5日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(辛さ調節チリトマパウダー)
定価税別125円
取得価格税別108円(ドン・キホーテ)

栄養成分表


1食66g(めん50g)あたり
エネルギー304kcal
 ∟めん・かやく∟245kcal
 ∟スープ∟59kcal
たん白質6.7g
脂質13.2g
炭水化物39.5g
食塩相当量5.0g
 ∟めん・かやく∟1.9g
 ∟スープ∟3.1g
ビタミンB10.16mg
ビタミンB20.23mg
カルシウム84mg




スープ


スープは「トマトの爽やかな酸味とチーズのまろやかなうまみを絶妙なバランスできかせた "うま辛スープ"」に、「辛さとトマトの風味を調節できる『辛さ調節チリトマパウダー』」が別添とのこと。

チキンベースにトマトの酸味やチーズの風味を効かせた辛いスープに、別添の「チリトマパウダー」を加えます。



トマトとチーズの辛いスープ


  • スープだけの辛さならピリ辛程度
トマトの酸味とチーズのコクを組み合わせた、辛味のついたスープです。スープ単体の辛さレベルは「3」とのことですが、そんなに辛いようには感じませんでした。せいぜいピリ辛程度だと思います。別添パウダーを入れなければ、辛いものが極端に苦手じゃなければある程誰でも度食べられそうな辛さでした。

  • トマトの酸味とチーズのコクは鉄板の組み合わせ
トマトの酸味とチーズのコクが強く、唐辛子よりもトマトとチーズが前に出ています。「とんがらし麺」はどこまで行っても唐辛子が主役だと勝手に思っていましたが、今回ばかりはトマトとチーズが完全に主役になっていました。食前の想像通りの鉄板の組み合わせで、イタリアンでも定番のこのマッチングは大きな武器となっています。



  • 別添の「辛さ調節チリトマパウダー」
別添の「辛さ調節チリトマパウダー」を加えることで辛さレベル「5」の激辛になるとのこと。確かにパウダー自体は結構辛くて、トマトの味も感じられますが、スープと混ぜ合わせてしまうと激辛というほどの辛さはなくなってしまいます。パウダーを入れて「3」といったところでしょうか。混ぜ合わせないでスープ表面に浮かせたまま食べる方が良いと思います。



  • パウダーを加えても主役はトマトとチーズ


それほど辛くないスープにチリトマパウダーで辛味を加えても、トマトとチーズが主役のスープでした。「とんがらし麺」らしい激辛を求めて買うならば肩透かしかもしれませんが、トマトとチーズのおいしいスープを求めて買うなら満足できるスープだと思います。



麺は「辛さとうまさを併せ持つ唐辛子練りこみ麺」とのこと。

湯戻し時間3分の、唐辛子を練り込んだ油揚げ麺です。中細で縮れのついた、ヌードルタイプの麺となっています。



唐辛子を練り込んだ油揚げ麺


中細でしっかり縮れがつけられた油揚げ麺です。唐辛子が練り込まれていて赤味を帯びています。麺だけをそのまま食べてみるとちょっと辛いですが、スープの中に入ると麺自体が辛いとは感じられず、目立たない縁の下の力持ち的な存在です。

同じヌードルタイプの油揚げ麺でも、カップヌードルの麺に比べると、かためでしっかりした食感がありました。スープのトマトの酸味やチーズのコクが強いため、食感の強い麺とスープのバランスはきちんと取れていました。

定価税別125円なので致し方ない部分ですが、麺量50gと少ないので、食べ応えには少し物足りなさがありました。フルプライスフルサイズだと売れないんでしょうかね。現在の油揚げ麺も悪くないですが、どんぶり型の時のゴリゴリしたノンフライ麺がちょっと恋しく感じる時もあります。




具は「チェダーチーズ風キューブ、たまご、赤ピーマン、ネギ」とのこと。

キューブ状のチーズに、たまご、赤ピーマン、ネギが入って彩りが豊かです。



チーズキューブ、たまごなどの具の組み合わせ


  • キューブ状のチーズはスープに溶け出す
キューブ状のチーズが7粒入っていましたが、お湯を入れて調理するとスープに溶け出すので、具として存在感はあまりありません。スープのところでチーズのコクが強いと書きましたが、具のチーズが溶け出した効果も大きいと思います。今回、スープがあまり辛くないと感じたのは、チーズのまろやか効果かもしれませんね。

  • たまごもトマトやチーズと好相性
かきたま状のたまごも入っています。たまごもトマトやチーズと相性が良いのですが、今回はそれほど量が多くなかったので、相性の良さを感じられるほどではありませんでした。特にトマたまは相性が良いので、他の具を減らしてでももっとたくさん入っていて欲しかったです。「とんがらし麺」と考えると辛さは物足りないですが、トマトとチーズのスープはとてもおいしかったです。

赤いスープの上に、たまごの黄色とネギの緑が散りばめられて彩り豊かに仕上がっており、見た目も重視する日清食品らしい具の組み合わせでした。


オススメ度(標準は3です)


  • 日清食品 「日清のとんがらし麺 うま辛トマト&チーズ味」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
唐辛子が主役の「とんがらし麺」でありながら、今回はトマトの酸味とチーズのコクが前面に出た一杯に仕上がっていました。チーズの効果なのか、スープのみの辛さレベル「3」も、パウダーを入れて「5」の触れ込みも、実際の辛さを反映していないように感じました。辛さよりもトマトとチーズの味を楽しむための一杯だと思います。

今回のカップ麺を食べていて、他社ですがトマトとチーズを使った名作カップ麺を思い出しました。2009年6月に発売されていた「サッポロ一番 きらめきの一杯 トマたまラーメン」。今回の商品と同じく、トマト、チーズ、たまごの入った一杯でした。

サンヨー食品 「サッポロ一番 きらめきの一杯 トマたまラーメン」

今回のカップ麺は、サンヨー食品の「サッポロ一番 きらめきの一杯 トマたまラーメン」。以前もこのブログで「トマたまラーメン」を食べましたが、今回「きらめきの一杯」シリーズとして再登場しました。前回食べた時は、我が「ひたすら食いまくる会」神奈川支部長が大絶賛してたんですが、私にはあまり印象に残りませんでした。今回、見かけ上の変化といえば「粉チーズ」が添付されていないことくらいですが、果たしてどんな変化が...


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