
このページでは、ドン・キホーテオリジナル商品で日清食品のカップ麺、「真の殿堂MEGA 情熱のキムチ豚骨」と「真の殿堂MEGA 魅惑のマー油豚骨」を食べてレビューしていきます。
「真の殿堂MEGA」はどんなカップ麺?
今回のカップ麺は、ドン・キホーテオリジナル商品で日清食品の「真の殿堂MEGA 情熱のキムチ豚骨」と「真の殿堂MEGA 魅惑のマー油豚骨」。ドンキホーテに買い物に行った際にたまたま見かけたカップ麺で、商品名に入っている「殿堂」や「MEGA」というワードから、ドン・キホーテオリジナル商品だと勝手に判断しました。
税別158円で手に入れた大盛サイズのカップ麺
たまたまドン・キホーテで発見して手に入れた商品で、カップは「スーパーカップ」や「でかまる」、オープン価格の「日清デカうま」などと同じ、バケツ型の大盛サイズ。麺量は85gでそれらより5g(スーパーカップMAXより15g)少ないです。価格は税別158円で、スーパーカップなどに比べると安価ですが、「デカうま」や「ごつ盛り」、PBの商品などに比べるとちょっと高めです。普通商品と廉価商品の中間ですね。商品のクオリティも中間なのか、それともそれ以上のなのか注目してみたいです。
以前には、こんなドンキオリジナルカップ麺が出ていました。2017年にレビューした「味の殿堂 激辛シーフードキムチラーメン」。製造は今回と同じく日清食品。安価なのにあまりのクオリティの高さに驚きました。
日清食品(ドン・キホーテ) 「味の殿堂 激辛シーフードキムチラーメン」
今回のカップ麺は、日清食品の「味の殿堂 激辛シーフードキムチラーメン」。最近ドンキによく買い物に行くのですが、その時にたまたま見つけた商品です。公式ページ等に周知がないのでいつの発売かはよくわかりませんが、先週行った時にはなかったので、たぶん今週発売の商品なのではないかと思います。「味の殿堂」というのはドン・キホーテと日清食品の共同開発によるプライベートブランドのようで、過去にもいくつか商品が出て...
内容物、価格、購入額など

左が「キムチ豚骨」で右が「マー油豚骨」。別添袋はともに「液体スープ」、「粉末スープ」、「調味オイル」の3袋。「液体スープ」と「粉末スープ」の外装はまったく一緒で、おそらく中身も同じだと推測されます。「調味オイル」は別のものが入っています。

カップに最初から入っているかやく。「キムチ豚骨」にはキムチとネギ、「マー油豚骨」には鶏肉とネギが入っていました。
品名 | 真の殿堂MEGA 情熱のキムチ豚骨 |
---|---|
メーカー | 日清食品 |
発売日 | 不明 |
麺種別 | 油揚げ麺 |
かやく・スープ | 3袋(液体スープ・粉末スープ・調味オイル) |
定価 | 不明 |
取得価格 | 税別158円(ドン・キホーテ) |
品名 | 真の殿堂MEGA 魅惑のマー油豚骨 |
---|---|
メーカー | 日清食品 |
発売日 | 不明 |
麺種別 | 油揚げ麺 |
かやく・スープ | 3袋(液体スープ・粉末スープ・調味オイル) |
定価 | 不明 |
取得価格 | 税別158円(ドン・キホーテ) |
栄養成分表、原材料
- 真の殿堂MEGA 情熱のキムチ豚骨
エネルギー | 546kcal |
---|---|
∟めん・かやく | 413kcal |
∟スープ | 133kcal |
たん白質 | 13.1g |
脂質 | 26.2g |
炭水化物 | 64.4g |
食塩相当量 | 6.4g |
∟めん・かやく | 2.3g |
∟スープ | 4.1g |
ビタミンB1 | 0.58mg |
ビタミンB2 | 0.72mg |
カルシウム | 453mg |

- 真の殿堂MEGA 情熱のキムチ豚骨
エネルギー | 555kcal |
---|---|
∟めん・かやく | 428kcal |
∟スープ | 127kcal |
たん白質 | 14.3g |
脂質 | 27.3g |
炭水化物 | 63.1g |
食塩相当量 | 6.8g |
∟めん・かやく | 2.5g |
∟スープ | 4.3g |
ビタミンB1 | 0.48mg |
ビタミンB2 | 0.63mg |
カルシウム | 399mg |

どちらの商品も、液体スープ、粉末スープ、調味オイルの3種のスープ構成なので、スーパーカップのブタキムなどに比べてスープのカロリーが高くなっています。価格の割にスープがリッチなのは間違いなさそうです。
真の殿堂MEGA 情熱のキムチ豚骨
まずは赤いパッケージの「真の殿堂MEGA 情熱のキムチ豚骨」から食べていきたいと思います。キムチのカップ麺はピリ辛程度のものが多いですが、今回は商品名に「情熱」と入っていてそれなりの辛そう。果たしてどんな一杯なのでしょうか。

スープ
スープは「辛い、うまい、辛い!!激辛オイル入り!」の「キムチ豚骨」スープとのこと。
豚脂を浮かせたとんこつしょうゆ味のスープです。「液体スープ」と「粉末スープ」の2種類のスープを使っているだけあって、重厚な味わいとなっています。「粉末スープ」のみの安価品にありがちな、安っぽい味ではありません。しっかりとんこつがベースとして横たわるのとともに、豚脂でこってり感もあります。
このスープに、別添「調味オイル」に入っている「激辛オイル」が加わりますが、これ結構辛いです。オイルだけ舐めると完全に激辛です。スープと混ぜることで辛口程度に収まりますが、スープ表面に浮かせたまま食べることで、ある程度刺激の強い辛さをキープできます。辛いとんこつスープにはなりますが、「キムチ」感はあまりないスープという印象でした。
麺
麺は、中細で平打ち程度の油揚げ麺で、ゆるやかな縮れがついています。
中細で平打ちの油揚げ麺が使われています。「日清デカうま」シリーズにも「豚キムチ」というキムチ味の商品がありますが、それに使われている麺とは別物で、今回の麺の方が細めとなっています。それほど主張が強い麺ではなく、油揚げ麺臭でスープの味を邪魔する感じではなかったですが、噛み応えの強い「スーパーカップ」やふかふかした食感の「でかまる」のような、特徴のある麺でもなかったです。価格なりという印象です。
具
具は、白菜キムチ、赤唐辛子、ネギが入っています。
白菜キムチは結構たくさん入っています。カットも大きめでシャキシャキした食感があり、きちんと食べ応えのあるキムチでした。ただ、スープにキムチ感がないので、具の白菜キムチによってキムチ味らしさを出していまるのですが、多めとはいえ今回の具だけではちょっとキムチ味は弱いように感じました。肉系の具は入っておらず、このあたりは価格相応レベルの留まっていました。
真の殿堂MEGA 魅惑のマー油豚骨
続いて、黒いパッケージの「真の殿堂MEGA 魅惑のマー油豚骨」。果たしてどれほどの「魅惑」なのでしょうか。「魅惑」と聞くと「魅惑のキャットボイス」を思い出すんですが、年齢がバレますね。

スープ
スープは「うまい、辛い、うまい!!激旨黒マー油入り!」の「マー油豚骨」スープとのこと。
「液体スープ」と「粉末スープ」をダブルで使ったとんこつしょうゆ味のスープです。上で今回の商品2つの別添スープの外装が同じだと書きましたが、中身もまったく同じでした。共通化することでコストダウンを図っているようです。粉末だけではなく液体も入ることで、価格の割に重厚感のあるスープに仕上がっていました。
別添の「調味オイル」には黒マー油が入っています。これを入れることでふんわりと焦がしにんにくの感じられるスープに変貌します。「キムチ豚骨」の「激辛オイル」に比べると主張がそれほど強くないため、地のとんこつスープの厚みを堪能できるのはこっちのスープだと感じました。
麺
麺は、中細で平打ち程度の油揚げ麺で、ゆるやかな縮れがついています。
中細で平打ちの油揚げ麺で、「キムチ豚骨」と同じ麺が使われています。「液体スープ」、「粉末スープ」、そして麺が両者まったく同じで、調味オイルと具の構成のみで違いを作っていました。兄弟商品どころか双子に近いですね。
それほど太い麺ではないため、「キムチ豚骨」ほど主張の強くない今回のスープでも、ばっちりマッチしています。平打ちで厚みがそれほどないので、ちょっと伸びやすいように感じましたが、今回は2個同時に食べていて時間がかかっているので、私の食べ方の問題かもしれませんね。
具
具は、味付鶏肉、ネギ、赤唐辛子が入っています。
角切り形状の鶏肉が入っています。マー油とんこつのスープになぜ豚肉ではなく鶏肉を合わせるのかはちょっと不明ですが、カットが大きいので食べ応えがあります。鶏肉の食感もしっかりありました。カップの大きさに比べてしまうと量はちょっと少ないようにも見えますが、価格を考えると十分なボリュームだと思います。 他にはネギと赤唐辛子が入っていましたが、こちらはあまり目立っていませんでした。
オススメ度(標準は3です)
- ドン・キホーテ 「真の殿堂MEGA 情熱のキムチ豚骨」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
「調味オイル」の辛味が強めで、白菜キムチもそれなりにたくさん入っている、食べ応えのある一杯でした。調味オイルを溶かし切らずに食べるとなかなかの辛味を堪能できます。今回の価格でこのデキならば、と十分に元を取れる商品でした。
「調味オイル」の辛味が強めで、白菜キムチもそれなりにたくさん入っている、食べ応えのある一杯でした。調味オイルを溶かし切らずに食べるとなかなかの辛味を堪能できます。今回の価格でこのデキならば、と十分に元を取れる商品でした。
- ドン・キホーテ 「真の殿堂MEGA 魅惑のマー油豚骨」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
「キムチ豚骨」と共通部分の多い一杯でしたが、「液体スープ」と「粉末スープ」をダブルで使ったスープの厚みを堪能できるのはこちらの商品。厚みのあるとんこつスープにふわりと黒マー油が香っており、スープのデキは価格以上のものがありました。鶏肉が大きかったのも良かったです。
「キムチ豚骨」と共通部分の多い一杯でしたが、「液体スープ」と「粉末スープ」をダブルで使ったスープの厚みを堪能できるのはこちらの商品。厚みのあるとんこつスープにふわりと黒マー油が香っており、スープのデキは価格以上のものがありました。鶏肉が大きかったのも良かったです。
バケツ型の大盛商品といえば200円超えの「スーパーカップ」や「でかまる」、100円程度で買える「ごつ盛り」や「デカうま」などがあり、今回の商品の価格設定は両者の中間でしたが、クオリティは麺を除くと「スーパーカップ」や「でかまる」に近いものがあり、十分満足できる商品でした。どちらの商品も同じくらいのデキの良さなので、どちらか選ぶなら好きな味の方で良いと思います。
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