「明星 大砲ラーメン とんこつまぜそば」を実食レビュー！名店のまかないメニューを再現

栄養成分表

1食163g（めん130g）あたり

エネルギー	749kcal
たん白質	11.4g
脂質	35.2g
炭水化物	96.6g
食塩相当量	6.6g
ビタミンB1	0.31mg
ビタミンB2	0.34mg
カルシウム	205mg

昨年2018年発売されていたものと比べ、多少栄養成分に変化が見られます。大きな変化ではないものの、多少手が入っているようです。

ソース

とんこつベースでしょうゆ味のまぜそばだれで、黒マー油とラー油によって強いパンチが加わっています。

黒マー油とラー油を強く効かせたとんこつだれ

• 骨感たっぷりのとんこつベース

とんこつベースのしょうゆだれです。強く豚脂を効かせており、まぜそばらしくこってり感が強めです。昨年よりとんこつ感をアップさせたとのことですが、確かに骨っぽさ、粉っぽさや、とんこつらしい骨の旨みが昨年のものよりしっかり感じられるように思います。「大砲ラーメン」の特徴である強烈なとんこつ臭は今回もまったくなかったですが、濃厚なとんこつらしい味わいが強く感じられました。この骨たっぷりな感じはかなりおいしいです。汁なしカップ麺でよくある塩辛さはそれほど強くありませんでした。

• 黒マー油の存在感は主役級

黒マー油とラー油は昨年に引き続き強く効いています。たれの色がちょっと黒っぽくなっており、見た目から黒マー油が入っていることがわかります。ベースのとんこつ以上ににんにくの風味が強く、まぜそばの味の主役はこの黒マー油なのは間違いないところ。今年バージョンはとんこつもパワーアップしていますが、それでも「とんこつまぜそば」というよりは「黒マー油まぜそば」の感が強いです。

• ラー油の辛さはピリ辛以上

ラー油も強く効いています。焙煎ごまの風味はそうでもないものの、辛味が強め。隠し味的に効かせているわけではなく、ハッキリと辛いです。ピリ辛レベルだとは思いますが、存在感はピリ辛以上です。黒マー油とラー油の存在感の大きさは、お店の看板メニューである「昔ラーメン」にはまったくない要素なので、まさにカップ麺ならではのオリジナルメニューという雰囲気を強く感じました。

麺

湯戻し時間5分の、太い油揚げ麺です。縮れのついた角麺形状となっています。

細くてかための油揚げ麺

縮れのついた太い油揚げ麺です。お店のとんこつラーメンで使われているストレートの細麺とはまったく形状が異なっています。個人的には細麺のまぜそばが好きですが、麺はまぜそば仕様になっていました。とんこつラーメンの麺とは何から何までまったく違う形状なのは面白いところですね。

今回のソースはしっかりしたとんこつに黒マー油とラー油のパンチが強いかなり主張の強い味なので、これくらい太麺でなければ上手くバランスは取れないと思われます。太麺ですが、黒マー油や豚脂が麺としっかり絡むため一体感があり、ソースの中で太麺が馴染んでいます。麺とソースのバランスが良好でした。

具

カップに最初から入っているキャベツと、「あとのせかやく」に入っているニラや肉ミンチ、紅ショウガなどの組み合わせです。

キャベツとあとのせかやくの組み合わせ

• キャベツ

キャベツはカップに最初から入っていました。量はまずまず入っています。ソースやあとのせかやくに入っているものが結構攻撃的なものばかりなので、キャベツの甘みはちょっと癒やし要因というか、味を和らげる部分として効果的です。

• あとのせかやく

あとのせかやくはボリュームたっぷりで、沢山の種類の具が入っています。ニラをあとのせにすることで、必要以上に水分を吸わずに、ニラらしい食感を楽しむことができます。先入れのニラってなかなか悲惨な食感になりますからね。風味もあり、黒マー油とともに今回のまぜそばをスタミナ系の味に仕上げています。

他に肉ミンチ、紅ショウガ、きざみのりなどが入っていて賑やかで量も十分。特に紅ショウガとブラックペッパーが光っていました。紅ショウガが入ることによってとんこつらしさが増し、ブラックペッパーが味を引き締めるとともにソースの味に強いエッジを立てていました。汁なしカップ麺は具があまり充実していないことが多い中で、これだけ入っていてくれれば、これはもうかなりの具だくさんの部類ではないでしょうか。

オススメ度（標準は3です）

• 明星食品 「明星 大砲ラーメン とんこつまぜそば」

カップ麺で「とんこつまぜそば」といえば「一風堂」が有名で、つい先日も発売されていたが、実は「UFO焼そば」や「一平ちゃん夜店の焼そば」からもとんこつまぜそばが発売されていたことがあります。