このページでは、ファミリーマート限定商品、サンヨー食品のカップ麺、「麺屋はなび 台湾まぜそば」を食べてレビューしていきます。



「麺屋はなび 台湾まぜそば」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、ファミリーマート限定商品の「麺屋はなび 台湾まぜそば」。メーカーはサンヨー食品2019年7月16日発売の新商品です。台湾まぜそば発祥のお店とされる、名古屋の名店「麺屋はなび」の味を再現したカップ麺です。



「麺屋はなび」は「台湾まぜそば」発祥のお店


麺屋はなび」は、名古屋市にある「台湾まぜそば」発祥とされるお店です。愛知県を中心に多くのお店を構え、「台湾まぜそば」といえば多くの人がこのお店を思い浮かべる名店中の名店。本店は行列ができる人気店となっています。

麺屋はなび」のカップ麺はサークルKサンクス時代から販売されているファミマの名物カップ麺のひとつで、定期的に再販が繰り返されています。パッケージを見る限り、今回は「全粒粉入り麺」になったのが大きな変更点のようです。

昨年2018年10月に発売されていた「麺屋はなび 台湾まぜそば」。高価格商品ですが、レトルトの肉そぼろや魚介の粉が入っていたりと、高価格に見合う高クオリティの一杯でしたが、やや塩けが強いのが気になりました。今年の商品は果たしてどうなのでしょうか。

ファミマ限定カップ麺の「麺屋はなび 台湾まぜそば」食べてみました!

台湾まぜそば発祥のお店「麺屋はなび」の味を再現したカップ麺今回のカップ麺は、サンヨー食品の「麺屋はなび 台湾まぜそば」。2018年10月9日発売の、ファミリーマート・サークルK・サンクス限定の新商品です。ファミマと合併前のサークルKサンクスの時代から発売されている商品で、これまでにも何度か発売されていましたが、このブログでは2014年以来食べていなかったので、今週の新発売に合わせて食べてみたいと思います。...

温泉たまごでさらにおいしく




パッケージには「温泉たまごを入れるとさらにおいしい」と書かれており、温泉たまごが推奨されています。昨年食べた「麺屋はなび 台湾まぜそば」は、塩けが強く、温泉たまごを入れて食べるのがちょうど良い味だと感じました。


内容物、価格、購入額など




別添袋は「調味だれ」、「かやく」、「レトルト調理品」、「ふりかけ」の4袋。昨年発売のものと同じ構成。「レトルト調理品」には肉そぼろ、「ふりかけ」には魚介の粉が入っています。



先入れの「かやく」を開けた状態。ニラ、ねぎ、フライドガーリックが入っています。そして麺が浅黒く変化しており、全粒粉入り麺らしい色合いになっています。

品名麺屋はなび 台湾まぜそば
メーカーサンヨー食品(ファミリーマート限定商品)
発売日2019年7月16日(火)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ4袋(調味だれ・かやく・レトルト調理品・ふりかけ)
定価税別278円
取得価格税込278円(ファミリーマート)


栄養成分表、原材料


1食160g(めん80g)あたり
エネルギー518kcal
たん白質13.4g
脂質21.2g
炭水化物68.3g
食塩相当量4.4g
ビタミンB10.33mg
ビタミンB20.58mg



昨年発売の「麺屋はなび 台湾まぜそば」と比較すると、食塩相当量が5.0gから4.4gに変更になって、塩分が減っていることがわかります。昨年バージョンは塩辛く感じたので、この変化は大歓迎ではないでしょうか。これが麺の変更によるものなのか、たれにも手が加えられているのかははわかりませんが、期待できそうで楽しみ。


たれ


たれは「ピリ辛ダレ」とのこと。

豚脂を効かせたしょうゆ味をベースににんにくや辛味を効かせ、「ふりかけ」の魚介粉が別添されています。



肉の旨みと甘みが活きた台湾まぜそばのたれ


  • 辛味とにんにくを効かせたしょうゆ味
しょうゆベースのたれに、にんにくや辛味を効かせた台湾まぜそばのたれです。辛味はピリ辛~中辛程度でそれほど辛いわけではないものの、ほんのちょっとですがほんのりとシビレがあるように感じました。昨年バージョンではなかったように思うのですが、ちょっと自信はありません。にんにくもしっかり感じられますが、台湾まぜそばのガツンとくるイメージのにんにくではなんく、ほどほどに効かせていました。辛味もにんにくもほどほどという印象です。



  • 「ふりかけ」に入った魚介の粉
別添の「ふりかけ」には魚介の粉が入っており、これを麺と混ぜ合わせることで結構強めに魚介の風味が効いてきます。台湾まぜそばとしてはにんにくや辛味がそれほど強いわけではないということもあり、魚介は目立っています。台湾ラーメンや台湾まぜそばには、辛味、にんにくやニラ、そして魚介という特徴があるなかで、今回の味はバランス型で、その中でも魚介が強めなのが大きな特徴なのではないかと思います。



  • 肉そぼろのたれの肉の旨み
「調味だれ」と「ふりかけ」だけではなく、「レトルト調理品」の肉そぼろに入っているたれが、今回の味に重要な役割を果たしています。豚の旨みが強い甘だれで、これが、「台湾まぜそば」の特徴である、にんにく、辛味、魚介よりもむしろ強いように感じられました。台湾まぜそばのカップ麺は他にもありますが、この商品の特徴は肉そぼろのたれの味が強いというところだと思います。

  • やっぱりちょっと塩辛い
塩辛かった昨年バージョンから、今年は食塩相当量が0.6g減って、今回は大丈夫じゃないかと期待しましたが、今年もやっぱり塩辛かったです。辛味は実際の塩分量以上に味を塩辛く感じさせてしまうのですが、今回も食塩相当量はそれほど高いわけではないのに、まだ塩分が過剰のように感じられました。やはりパッケージで推奨されている温泉たまごは入れた方がおいしくなると思います。



麺は「全粒粉入り麺を使用」とのこと。

湯戻し時間5分の、中太のノンフライ麺です。縮れのついた丸麺で、全粒粉が練り込まれて褐色になっています。



中太の多加水ノンフライ麺を使用


中太で縮れのついたノンフライ麺です。表面のつるみと弾力のある多加水麺食感の麺で、さすがノンフライ麺、本格的な食感です。さすがに今回はたれの味が濃いため、麺よりもスープが目立つバランスとなっていますが、それでも、油揚げ麺を使うとどうしても感じられてしまう油の匂いがないため、たれの味を邪魔していないのは素晴らしいところです。全粒粉の効果か、たれが強いなりに麺から甘みが伝わってきました。

お店の麺も多加水麺ですが、太さはもうひとまわり太いようで、さらに食感が強いものと思われます。今回はたれの勝ったバランスですが、お店くらい太ければもうちょっとバランスは取れたり、塩辛さの低減につながったのかなと思います。太すぎるよりは今回くらいの方が断然良いんですけどね。




具は、「レトルト調理品」の肉そぼろと、「かやく」のニラ、ねぎ、フライドガーリックの組み合わせです。



肉そぼろ、ねぎ、唐辛子の組み合わせ


  • さすがのレトルト肉そぼろ
なんと言ってもレトルトの肉そぼろが目立っています。台湾まぜそばや担々麺の肉そぼろ、肉味噌って、カップ麺だとどうしても再現が難しいんですが、今回のレトルト調理品の肉そぼろは完璧です。肉感がしっかりあり、量もたっぷり。味の面でも肉そぼろに入っているたれが重要でしたが、具としても肉そぼろが完全に主役です。



  • ニラ、ねぎ、フライドガーリック
主役の肉そぼろだけではなく、「かやく」に入っているニラ、ねぎ、フライドガーリックが入っていて、具はかなり充実しています。特にニラの存在は大きく、にんにくとともに強い香りを放っていました。ニラが入ることで、一気にスタミナ色が増します。ねぎやフライドガーリックも存在感があり、さすが高価格商品という具の構成でした。


オススメ度(標準は3です)


  • ファミマ限定 「麺屋はなび 台湾まぜそば」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
元祖「台湾まぜそば」の名古屋の名店「麺屋はなび」の味を再現したカップ麺を食べてきました。にんにく、辛味、魚介をバランスよく効かせるとともに、レトルト調理品の肉そぼろがたれとしても具としても重要な役割を果たしており、特に豚の旨みが強い少し甘い味が今回の味を決定づけていました。肉そぼろの量が多いのも良かったです。ただ今回もちょっと塩けが強いのが気になりました。これがなければ★1つか2つ上乗せすると思います。

お弟子さんが開業した「麺屋こころ」も台湾まぜそばの名店。カップ麺化されています。実はこのお店も商品も先週新商品が出ているのですが未食です。そのうち食べると思います。リンクは2017年発売の「明星 麺屋こころ 台湾まぜそば 大盛」。

明星食品 「明星 麺屋こころ 台湾まぜそば 大盛」 (2回目 2017年)

おなじみとなった「麺屋こころ」と明星食品のコラボ商品今回のカップ麺は、明星食品の「明星 麺屋こころ 台湾まぜそば 大盛」。このブログ2回目の登場です。「麺屋こころ」は東京大岡山に本店のある台湾まぜそばの有名店です。台湾まぜそばの発祥は名古屋の名店「麺屋はなび」であることは有名ですが、そこで修行をした店主が東京で開業したのが「麺屋こころ」です。元祖の系譜にあるお店で、今や東京を中心にたくさんの支店を抱...


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