このページでは、農心のカップ麺、「辛ラーメン RED 激辛」を食べてレビューしていきます。



「辛ラーメン RED 激辛」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、農心の「辛ラーメン RED 激辛」。農心ホームページにこの商品の記載はありませんが、ローソンやファミリーマートで今週に入って発売されているのを確認しました。おそらく2019年6月24日発売の商品かと思われます。袋麺「辛ラーメン」でお馴染みの、農心から発売された「激辛」を謳ったカップ麺です。



これまでにも発売されてきた「辛ラーメン」のカップ麺


袋麺の「辛ラーメン」でお馴染み、韓国の食品メーカー「農心」の日本法人「農心ジャパン」による商品です。袋麺をカップ麺化したレギュラー商品の他に、これまでにも何度か限定発売のカップ麺が発売されてきました。

2018年1月にレビューした「旨辛海鮮ちゃんぽん」は、スープを馴染ませるために溝の入った太い油揚げ麺の食感が印象的でしたが、スープは「辛ラーメン」としてはインパクトに欠け、個性を見出だせませんでした。

農心 「旨辛海鮮ちゃんぽん」

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セブン購入の「うまからっ プデチゲラーメン」(農心)を食べてみました!

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これまでの「辛ラーメン」のカップ麺では、イメージの割にはそれほど辛い味ではなかったですが、今回「RED 激辛」と謳っており、いよいよ激辛の真価が発揮されそうで楽しみです。



内容物、価格、購入額など




別添袋は「粉末スープ」の1袋。カップには野菜類の細かい具がたくさん入っています。



先入れの「粉末スープ」を開けた状態。赤いスープ粉末が入っていました。

品名辛ラーメン RED 激辛
メーカー農心
発売日2019年6月24日(月)?
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(粉末スープ)
定価不明
取得価格税込216円(ローソン)


栄養成分表、原材料


1食90g(めん74g)あたり
エネルギー399kcal
∟めん・かやく∟342kcal
∟スープ∟57kcal
たん白質6.7g
脂質15.2g
炭水化物58.8g
食塩相当量4.7g
∟めん・かやく∟2.6g
∟スープ∟2.1g
ビタミンB15.19mg
ビタミンB21.02mg
カルシウム183mg



ビタミンB1、B2の数値がとても高いです。栄養価を考慮して添加されたものと思われますが、日本のカップ麺に比べてだいぶ高くてビックリしました。


スープ


スープは、しょうゆ味のベースに野菜の甘みや椎茸の旨みを加えたスープで、唐辛子の強い辛味が感じられます。



野菜の甘みがよく出たしょうゆ味のスープ


  • あっさりしょうゆ味
しょうゆとみそが入っているようですが、しょうゆの味を強く感じるスープです。しょうゆの風味はそれほど強くなく、油分もそれほどないあっさり系です。肉や魚介系の味はまったく感じられず、こってり要素は皆無のスープとなっています。袋麺の「辛ラーメン」に比べるとだいぶあっさりサッパリしているスープだと感じました。

  • 野菜や椎茸の味がよく出ている
スープからは、野菜や椎茸の甘み、風味が強く感じられます。野菜の甘みや白菜やねぎ由来と思われますが、よくわかりませんでした。野菜の強い甘みは後述する唐辛子の辛味と相性が抜群で、甘みは袋麺以上に強く感じました。辛味と並ぶもう一つの特徴となっています。また、椎茸の風味がアクセントとなっており、白菜や干し椎茸の旨みは、チゲ料理を思わせるものがありました。



激辛なのにライトな辛さが特徴


  • 十分に激辛レベルにある
「辛ラーメン」といえば辛さが特徴ですが、今回は「RED 激辛」と謳っているだけあり、過去の「辛ラーメン」カップ麺や袋麺と比べてもしっかり辛く、十分に激辛レベルにあります。「辛ラーメン」はカップ麺だと辛さの物足りないものが多かったですが、やっと真の激辛カップ麺が出てきてくれました。パンとくる辛さです。



  • ダメージの小さい痛みのあまり伴わない辛さ
口に入れた時にガツンときて、体がカーッと熱くなる辛味がある一方で、後味はサッパリしており、後に引かない辛さ、軽い辛さなのも大きな特徴です。カップ麺の激辛商品だと、辛すぎて口の中が痛くなるものが多いですが、今回のスープは初撃のインパクトある辛さ、体の燃焼の割にはダメージが少ない、激辛なのに食べやすい辛さでした。このあたりは、お国柄による唐辛子の扱いのうまさと言えるのかもしれません。



麺は、湯戻し時間3分の、中細の油揚げ麺です。縮れのついた角麺となっています。



つるみと弾力のある中細油揚げ麺を使用


中細程度で縮れの強い油揚げ麺です。「辛ラーメン」の楕円状の麺とはまったく食感が異なりますが、カップ麺の油揚げ麺としてはつるみと弾力のある多加水麺食感で、プリプリした食感が特徴となっています。辛味の強いスープの中でプリプリ食感が映えており、麺とスープのバランがよく取れていました。チゲの締めに入れる太い油揚げ麺の雰囲気がちょっと出ています。

今回は、「辛ラーメン」カップ麺で特徴的だった、麺中央に溝は入っていません。太麺がスープと馴染みやすくするためにつけられた溝で、今回はそこまで麺が太くないためつける必要がなかったものと思われますが、溝の食感が面白い存在だったので、今回はちょっと物足りなく感じました。




具は、にんじん、ねぎ、椎茸、唐辛子フレークが入っています。



具だくさん感のある野菜中心の具の構成


  • 食感が楽しめる野菜や椎茸
肉系の具はなく、大きな存在感のあるものも入っていないですが、大きめにカットされた野菜や椎茸がたくさん入っており、多少具だくさん感がありました。カットが大きめのため、どの具も食感がしっかりしており、口の中で賑やかな食感を楽しむことができました。

  • 椎茸が特に印象的
入っている具の中で特に印象的だったのが椎茸で、厚みのあるカットで、カップ麺としてはしっかりとした椎茸らしい食感がありました。風味も良かったです。


オススメ度(標準は3です)


  • 農心 「辛ラーメン RED 激辛」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
袋麺でお馴染みの「辛ラーメン」の激辛カップ麺を食べました。激辛なのに後を引かない口にやさしい辛さが特徴で、野菜の甘みや椎茸の風味が良く出たスープでした。麺は多加水麺食感で、スープとの相性が良かったです。具の野菜のカットが大きめで、賑やかな食感が楽しめました。「辛ラーメン」のカップ麺でやっと登場した激辛カップ麺で、満足できる一杯でした。

「辛ラーメン」の袋麺とカップ麺を比較した記事はこちら。

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