このページでは、ファミリーマート限定発売でサンヨー食品のカップ麺、「四川担担麺 阿吽 つゆ無し担担麺」を食べてレビューしていきます。



「四川担担麺 阿吽 つゆ無し担担麺」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、ファミリーマート限定で購入できる、サンヨー食品の「四川担担麺 阿吽 つゆ無し担担麺」。2019年6月18日発売の新商品で、東京湯島の担々麺専門店「四川担担麺 阿吽」の「つゆ無し担担麺」を再現したカップ麺です。

「阿吽」は汁なし担々麺の人気店


四川担担麺 阿吽」は、東京湯島にある担々麺専門店。湯島の他に東京とその近郊に4店、計5店の店舗を構えています。お店の人気メニューは「つゆ無し担担麺」で、昨今の汁なし担々麺ブーム以前から人気のメニューでした。広島式ではないものの、汁なし担々麺ブームの一翼を担ったのは間違いないと思われます。

「阿吽」のカップ麺は以前にも発売されていて、2018年4月にも今回と同じくファミマ&サンヨー食品のタッグで「四川担担麺 阿吽 つゆ無し担担麺」が発売されていました。リッチに「レトルト肉そぼろ」を使用し、強烈なシビレが特徴の一杯でした。

サンヨー食品 「四川担担麺 阿吽 つゆ無し担担麺」 (ファミリーマート限定商品)

メーカーを替えて久々登場の「阿吽」の「つゆ無し担担麺」今回のカップ麺は、サンヨー食品の「四川担担麺 阿吽 つゆ無し担担麺」。ファミリーマート、サークルK、サンクスの限定商品です。以前にもサークルKサンクス限定商品として、とかち麺工房から「阿吽 つゆ無し担担麺」が出ていました。当時は珍しかったノンフライ汁なし麺で、肉そぼろがレトルト調理品を使用した豪華な一杯で、とてもおいしかった記憶が残っています。今...

ファミマ&サンヨー食品以前にも、今はなきとかち麺工房&サークルKサンクスから「阿吽」のカップ麺が発売されていました。2011年6月発売の「阿吽 つゆ無し担担麺」は、当時では非常に珍しい汁なし担々麺のカップ麺でした。珍しいだけではなく完成度も抜群で、当時は★7評価をしていました。本当おいしかったです。とかち麺工房&サークルKサンクスからはその後も何度か「阿吽」のカップ麺が発売されていました。

とかち麺工房 「阿吽 つゆ無し担担麺」

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辛さを3段階で調節できる


昨年発売されていた「阿吽」カップ麺にも花椒の鋭いスパイスが入っていましたが、今回は辛さ調整のできる特製スパイスが入っています。お店ではラー油と花椒が6段階で調整できますが、今回は「入れない」「半分入れる」「全部入れる」の3段階で調節できるとのこと。今回は全部入れて食べてみることにします。



内容物、価格、購入額など




別添袋は「調味だれ」、「かやく」、「レトルト調理品」、「特製スパイス」の4袋。



先入れの「かやく」を開けた状態。細切れのチャーシューチップ、メンマ、ネギが入っていました。油そばとしてオーソドックスな構成です。

品名四川担担麺 阿吽 つゆ無し担担麺
メーカーサンヨー食品(ファミリーマート限定商品)
発売日2019年6月18日(月)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ4袋(調味だれ・かやく・レトルト調理品・特製スパイス)
定価税込298円
取得価格税込298円(ファミリーマート)


栄養成分表


1食171g(めん80g)あたり
エネルギー569kcal
たん白質14.4g
脂質23.4g
炭水化物75.1g
食塩相当量4.7g
ビタミンB10.34mg
ビタミンB20.59mg



レトルト調理品が入っているため、全体重量が171gとかなりずっしりしています。麺量は80gでノンフライ麺の汁なしカップ麺としてはそれほど多い部類ではありません。


たれ


たれは「赤味噌を加えたコクのあるタレを使用した、流行りの辛さ・痺れが特徴」で、「辛さを調整できる特製スパイス付き」とのこと。

みそ味ベースに練りごまを効かせたたれに、別添スパイスによって唐辛子と花椒が加わります。



濃い練りごまに花椒のシビレを強く効かせたたれ


  • 練りごまの強いみそ味
みそ味ベースに練りごまを強く効かせた担々麺だれです。赤みそを使ったというみそ味はそれほど強くないですが、練りごまの濃さによって濃厚感があり、分厚いたれに仕上がっていました。豆板醤が入っているようですが、たれ自体には辛味はほとんどなく、別添の「特製スパイス」を入れなければ辛いのが苦手な方でも問題なく食べられるのではないかと思います。辛味抜きでも十分に成立する味です。

  • 「レトルト調理品」に入っているスープに肉の旨み
別添の「レトルト調理品」に肉そぼろとともに入っているスープがたれと融合し、肉の旨みを伝えています。それほど濃い味付けではないですが、肉の旨みが加わることで、たれの味に厚みが増します。本当、別添スパイス抜きでも全然問題なくおいしいたれになっていました。レトルト調理品の味付けをうまく使えるのは、高価格カップ麺ならではの武器ですね。



  • 「特製スパイス」を全部入れると衝撃のシビレ
まったく入れなければ★1、半分入れて★3。全部入れて★5の辛さになるとのことですが、今回は全部入れました。辛味も強いですが、とにかく花椒のシビレが強烈。カップ麺トップクラスのシビレになります。昨年の「阿吽」カップ麺もかなりシビレが強かったですが、それよりもさらにパワーアップしている印象でした。これは要注意です。



  • 花椒を入れると塩辛くなるジレンマ
全部入れるとシビレがかなり強くなり、その結果、もともとのたれやレトルト調理品の塩分とバッティングし、やや塩辛く感じられてしまいます。花椒を入れる場合は塩分を抑えないと結構塩辛く感じられてしまいます。そもそも他のカップ麺に比べて塩分が多いわけではないし、スパイスを入れない状態で食べるとちょうど良い塩けなんですけどね。ちょっと悩ましいジレンマかなと思います。



麺は、湯戻し時間5分の、中太で多加水食感のノンフライ麺です。緩やかに縮れがついています。



生麺食感の中太油揚げ麺


中太で緩やかな縮れのついたノンフライ麺です。つやつやした表面のつるみと噛んだ時の弾力が大きな特徴の多加水麺です。サンヨー食品はこれまでにも多くのノンフライ汁なしカップ麺を発売しており、汁なし麺に使われる麺は本当優秀です。これまで他の汁なしカップ麺でも使われてきた麺かと思われますが、これが本当にカップ麺なのか、生麺じゃないのかと見紛うレベルです。

自然な小麦感や甘みがあり、たれの練りごまと相性がとても良かったです。たれが麺とよく絡むことで、強い辛味の中に甘みを感じることができ、麺とたれはかなりの好相性、好バランスでした。今回、定価税込298円という高価格商品で、この麺はもっと安い価格の商品にも使われていますが、それでも価格に十分見合う麺だと思います。




具は、豚そぼろ調理品とチンゲン菜が入っています。

レトルトの肉そぼろとチンゲン菜の組み合わせ




  • レトルトの肉そぼろがたくさん
レトルトの肉そぼろがかなりたくさん入っています。価格が298円と高い理由はひとえにこの肉そぼろにあると思われ、カップ麺ではあまり上手に再現できない担々麺の肉そぼろを、レトルト調理品を用いることで見事に再現しています。肉そぼろ自体に強い味付けはされていませんが、肉の旨みが強調されています。高級カップ麺という存在感の具でした。



  • チンゲン菜はカットが小さめ
チンゲン菜はカットが小さめで量も少なく、大量の肉そぼろに比べると目立たなかったです。スパイスを全部入れるとかなりシビレが強いので、もうちょっと入っていてくれると清涼剤的な役割を果たせたのかなと思います。


オススメ度(標準は3です)


  • ファミリーマート限定 「四川担担麺 阿吽 つゆ無し担担麺」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
東京湯島の「四川担担麺 阿吽」の「つゆ無し担担麺」を再現したカップ麺を食べてきました。スパイスを全部入れるとやや塩辛く感じてしまうことが難点でしたが、練りごまの濃厚なたれと花椒たっぷりのスパイス、生麺食感の麺、そして大量のレトルト肉そぼろが入った、定価税込298円という高価格に見合うリッチな一杯でした。とてもおいしかったです。

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