このページでは、ファミリーマート限定発売で日清食品のカップ麺、「東京油組総本店 油そば」を食べてレビューしていきます。



「東京油組総本店 油そば」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、ファミリーマートで購入できる、日清食品の「東京油組総本店 油そば」。2019年5月28日発売の新商品で、東京を中心に全国、海外に計20店以上を構える油そば専門店「東京油組総本店」の味を再現したカップ麺です。2018年7月にも発売されていたカップ油そばの名作が、今年もまた登場です。



  • 昨年発売されていた「東京油組総本店 油そば」はカップ油そばの名作
東京油組総本店」は、東京を中心に全国、台湾へFC展開する油そば専門店です。「秘伝のタレ」と「こだわりの自家製麺」で作る油そばは、スープがないことによって一般的なラーメンに比べ、カロリーや塩分の低さを大きな売りとしています。

実際に、2018年7月に発売されたカップ麺「東京油組総本店 油そば」では、塩けが強くなりがちな油そばのカップ麺にあって、まったく刺さらないたれが印象的で、あまりのおいしさにこのブログでは★8の高評価をしました。当時は「最強のカップ油そば」とまで言ってしまっています。いやほんとおいしかったんですよ。

最強「油そば」カップ麺の誕生!!日清食品 「東京油組総本店 油そば」 (ファミリーマート限定商品)

ノンフライ麺で「東京油組総本店」の味を再現した汁なしカップ麺今回のカップ麺は、日清食品の「東京油組総本店 油そば」。ファミリーマート、サークルK、サンクス限定の商品です。油そばの有名店「油そば 東京油組総本店」の味を再現したカップ麺です。「東京油組総本店」は、東京とその近郊や台湾などに多店舗展開している油そばのお店です。東京都心のお店では行列必至の人気のようです。パッケージ見る限り確かにインパ...

東京油組総本店 油そば」の再販にあたり、今回は麺量が10%増量されたとのこと。あのおいしい油そばをたっぷりの麺量で食べられるなら、こんな幸せなことはありません。反面、麺量アップによってたれとのバランスが崩れてしまう可能性もあり、多少の不安もあります。果たして2019年版「東京油組総本店 油そば」はどんな味に仕上がっているのでしょうか。

  • 過去に発売されてきた「油そば」カップ麺の名作
過去に発売されていた「油そば」のカップ麺でおいしかった商品といえば、2017年5月に発売された「サッポロ一番 ご当地マシマシ タレ濃いめ&麺大盛 東京油そば」が思い浮かびます。チャーシューとメンマの風味がつけられた濃厚しょうゆだれと、弾力の強い多加水麺の相性が抜群で、何度でも食べたくなる逸品でした。

サンヨー食品 「サッポロ一番 ご当地マシマシ タレ濃いめ&麺大盛 東京油そば」

今回のカップ麺は、サンヨー食品の「サッポロ一番 ご当地マシマシ タレ濃いめ&麺大盛 東京油そば」。「ご当地マシマシ」シリーズの新作です。今回は東京油そばです。私は油そば大好きなので今週いちばん期待していました。ご当地マシマシで油そばがどう強化されているのか楽しみです。商品概要品名:サッポロ一番 ご当地マシマシ タレ濃いめ&麺大盛 東京油そばメーカー:サンヨー食品発売日:2017年5月15日(...

2018年6月に発売された「サッポロ一番 違う家 横浜家系油そば」も、完成度の高い油そばでした。お笑いコンビ「ものいい」の吉田サラダさんのお店としても知られる、東京早稲田の家系ラーメン店「違う家」の、元祖「家系油そば」を再現した一杯。とんこつと鶏油のまろやかさが際立つおいしい一杯でした。

家系油そばの元祖! 「違う家」の味を再現したカップ麺 サンヨー食品 「サッポロ一番 違う家 横浜家系油そば」

元祖「横浜家系油そば」の「違う家」の一杯を再現した商品今回のカップ麺は、サンヨー食品の「サッポロ一番 違う家 横浜家系油そば」。2018年6月4日発売の新商品です。東京早稲田にある家系ラーメンのお店、「違う家」(ちがうか)の味を再現した商品です。家系ラーメンを油そばアレンジした元祖だそうです。お笑いコンビ「ものいい」の吉田サラダさんのお店で、吉田さんが連発するツッコミ「違うか!」をお店の名前にしたようで...



内容物、価格、購入額など




別添袋は「特製液体だれ」、「かやく」、「きざみのり」の3袋。昨年発売されていたものと同じ構成です。



先入れの「かやく」を開けた状態。細切れのチャーシューチップ、メンマ、ネギが入っていました。油そばとしてオーソドックスな構成です。

品名東京油組総本店 油そば
メーカー日清食品
発売日2019年5月28日(月)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ3袋(特製液体だれ・かやく・きざみのり)
定価税込258円
取得価格税込258円(ファミリーマート)


栄養成分表


1食137g(めん90g)あたり
エネルギー562kcal
たん白質8.7g
脂質25.9g
炭水化物73.5g
食塩相当量5.5g
ビタミンB10.22mg
ビタミンB20.35mg
カルシウム212mg



昨年発売されていた「東京油組総本店 油そば」に比べて麺量が10g増量されています。それに伴って各栄養成分が増えていれば問題ないのですが、必ずしも増えている項目ばかりではなく、脂質、ビタミンB1の数値が減っています。また、食塩相当量が4.4gから5.5gに大幅に上昇しているのも気になるところです。


たれ


たれは「辣油とお酢と醤油の旨みがクセになる濃厚醤油ダレ」とのこと。

しょうゆベースに、豚脂を強く効かせた濃厚しょうゆだれです。ラー油やお酢の存在も感じられました。



豚脂を強く効かせた王道油そばのたれ


  • 豚脂としょうゆの香りの王道油そば
豚脂を強く効かせた濃厚しょうゆ味のたれです。分厚い豚脂が大きな特徴で、まったりこってりした味を楽しむことができます。クラシックな王道油そば感が強く出ています。12番人気の馬が勝ってしまうのではなく、しっかり1番人気で期待に応える王道クラシック路線です。しょうゆの香りと豚脂の風味で、油そばといえば多くの人がこんな味を思い浮かべるであろう、最大公約数的な味を再現できていました。

  • 塩けがやや強くなったか
昨年発売されていた「東京油組総本店 油そば」では、しょうゆの濃い香りが漂いながらも、刺さってくる塩けが一切ない、本当すごいたれが印象的だったのですが、今年はそれに比べるとやや塩けが強く感じられ、先ほど書いたように食塩相当量が1.1g多くなっている影響があるように見えました。それでも他のカップ油そばに比べると塩辛くはないんですけどね。

  • ラー油やお酢の存在感が後退
多少塩けが強く感じられることが影響してか、昨年に比べてラー油やお酢の存在感が減退したように感じられ、昨年のバランス感に比べると一歩後退した印象を受けました。今年のたれも、特にラー油はしっかり感じられるのですが、昨年のほのかながらもたれに変化を加えていた絶妙な感じではなくなってしまっているのは残念でした。

  • 今年も十二分においしいが・・・
今回のたれも十分どころか十二分においしいのは間違いないのですが、昨年のバランス感は崩れ、大差圧勝劇から今年は連覇こそ果たしたものの辛勝レベルに留まった感じです。おそらく麺増量による影響と思われ、麺量増の分たれも同じように増やせば良かったのですが、塩分増加で麺増量に対応したためなのではないかと推測しました。ちょっとどころかかなりもったい感じがします。




麺は、湯戻し時間5分の、中太多加水ノンフライ麺です。ストレート形状の角麺となっています。



中太多加水麺ノンフライ麺はまるで生麺のような食感と風味が楽しめる


中太でストレート形状のノンフライ麺です。ずっしりしていて弾力があり、油そばらしい重厚な麺。表面のつるみや弾力で多加水麺食感でありながら、しっとり感、しなやかさも併せ持ち、生麺にとても近い食感だと感じました。ややほぐれにくさもありますが、たれの豚脂が浸透することで解消されていきます。

今回、たれの塩けが多少強くなったように感じましたが、たれと混ぜ合わせても麺の香り、甘みがしっかり残り、麺とたれのバランスは今年も完璧です。濃いたれの中で鼻に抜けてくる麺の風味がとても心地良く感じられました。油そばらしさとしてこの風味は大きな要素なのではないかと思います。麺量が増えて食べ応えが増したのも大きなプラスポイントで、おいしい油そばを以前よりも長く楽しめるのは素直に素晴らしいことだと思います。本当とても良くできた麺でした。



具は、細切れのチャーシュー、ネギ、メンマ、そして別添袋にきざみのりが入っています。



  • 王道油そばの具の構成
細切れですがしっかりチャーシューが入り、他にメンマとネギという、油そばらしい具の構成です。これでナルトでも入っていれば完璧ですね。細切れチャーシューはしっかり肉感があり、量も十分に入っています。メンマは風味が良く、しょうゆだれとの相性抜群でした。もっと大きくカットしてくれるとさらにメンマの風味を強く感じられて良かったですかね。具の構成はお店とまったく同じのようです。

  • きざみのりの香りが効果的
そして別添できざみのりが入っているのも良かったです。きざみのりの香ばしい風味がしょうゆだれにアクセントを加えており、あるとないではだいぶ印象が変わりそうなほど効果的でした。

たれと麺のクオリティがとんでもなく高い上、きざみのりを入れることで具もまったく手を抜いていない、3拍子揃った一杯でした。ナボナがお菓子のホームラン王なら、「東京油組総本店 油そば」はカップ油そばの3冠王ですね。ちょいと語呂は悪いですが。


オススメ度(標準は3です)


  • ファミリーマート限定 「東京油組総本店 油そば」
★★★★★★★☆☆☆(7)
「東京油組総本店 油そば」の油そばを再現したカップ麺を食べてきました。昨年発売されていた「東京油組」カップ麺は、「最強のカップ油そば」とまで評価しましたが、今年は昨年に比べるとたれのバランスがやや崩れた印象で、頭一つ抜けた存在だったのが、トップグループ横一線の一角を占めるくらいになった印象です。しかしながら、お値段据え置きで麺量10g増やしてきたことはこのご時世にあってとても素晴らしいことで、今年の「東京油組総本店 油そば」もとても価値ある一杯でした。今年も十分におすすめできる一杯です!

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