このページでは、サンヨー食品のカップ焼そば、「サッポロ一番 レモスコ味 塩焼そば」を食べてレビューしていきます。



「サッポロ一番 レモスコ味 塩焼そば」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、サンヨー食品の「サッポロ一番 レモスコ味 塩焼そば」。2019年5月20日発売の新商品です。広島のレモンを使った調味料「レモスコ」の味をイメージしたカップ焼そばです。

  • 「レモスコ」は広島発、広島レモンを使った調味料!
レモスコ」は、食品商社である広島の「ヤマノフーズ」が手がける、広島レモンを使った調味料です。レモン発祥との地と言われる瀬戸内海の島、生口島に自社農園「瀬戸内レモン農園」を構え、レモンの栽培とともに自社商品の開発を行っているとのこと。しまなみ海道とか一度バイクか自転車で巡ってみたいですねぇ。私オサーンは「レモスコ」を購入したことはありませんでしたが、たまにイオンで開催されている「瀬戸内フェア」等で見かけたことがあって、どんな調味料なのか気になってはいました。

レモスコ」とは、「レモンの果汁と皮、酢、唐辛子、藻塩を絶妙なバランスでブレンドした『すっぱい・辛い・旨い』の新感覚辛味調味料」とのことで、レモンとタバスコをかけ合わせた言葉かと思われます。サラダやピザなど、様々な料理に数滴かけることで酸味や辛味を加え、さっぱり味、ピリ辛味に整えるそうです。



今回のカップ焼そばでは、実際に「レモスコ」が用いられているわけではないものの、サンヨー食品と瀬戸内レモン農園が共同開発してレモスコ味をイメージした味わいを再現しているとのことです。

  • 過去にもあったレモンを使ったカップ塩焼きそば
過去には、「カルディ」のオリジナル商品として「瀬戸内レモン 塩やきそば」という商品が発売されていました。販売は今回と同じサンヨー食品です。レモンの強い酸味を効かせたしお焼そばで、おそらくこの商品が今回の叩き台になっているものと思われます。

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内容物、価格、購入額など




別添袋は「特製粉末ソース」と「調味油」の2袋。カップにはキャベツと赤ピーマンが入っています。

品名サッポロ一番 レモスコ味 塩焼そば
メーカーサンヨー食品
発売日2019年5月20日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ2袋(特製粉末ソース・調味油)
定価税別180円
取得価格税込127円(コープ)


栄養成分表、原材料


1食99g(めん85g)あたり
エネルギー477kcal
たん白質9.5g
脂質23.1g
炭水化物57.8g
食塩相当量4.5g
ビタミンB10.33mg
ビタミンB20.58mg
カルシウム214mg




ソース


ソースは「チキンエキスをベースにした塩焼そばソースに、レモスコ風のさわやかな酸味と辛みを合わせてピリ辛に仕上げ」たとのこと。

チキンベースでしお味の焼そばソースに、レモスコ風に強いレモンの酸味と唐辛子の辛味が加えられています。



レモンの酸味、苦味と唐辛子の風味を効かせたしお焼そばソース


  • チキンベースのしお味
ベースとなっているのは、チキンベースのオーソドックスなしお味ソースです。キリッと強めのしお味で、鶏の旨みはほのかに感じられる程度です。別添の「調味油」によって、麺に油脂が絡まり、こってり感を出していました。基本的にはさっぱり味で、後述する「レモスコ」風の味を脇役として下支えしている印象です。

  • 「レモスコ」風のレモンの酸味と苦味
粉末ソースにレモンの強い酸味と唐辛子の辛味が、別添「調味油」には唐辛子の香りが付与されています。レモンは強烈な酸味があります。レモン味のカップ麺はこれまでにも数多く発売されてきましたが、今回の酸味はそれらと比べてかなり思い切っています。以前発売されていた「瀬戸内レモン 塩やきそば」以上にレモンが主役のソースに仕上がっていました。

食べていて最初は、すごくスパイシーなので胡椒かなんかが入っているのではないかと思って食べていましたが、スパイシーな理由はどうやら「レモスコ」でも使われていて、スパイスとしても流通しているレモンの「皮」のようで、皮由来の苦味がスパイス感を生み出していました。レモンの酸味と苦味が強烈です。

  • 唐辛子の風味もしっかり
唐辛子も強く感じられます。辛さはピリ辛よりは辛く、辛いものが苦手な人は避けたほうが良さそうですが、辛味以上に唐辛子のほろ苦い風味が際立っています。これもレモンの皮同様、ソースにスパイス感を加えていて、本格派な味わいに仕上げています。私は本家「レモスコ」を味わったことがないですが、これはぜひとも手に入れてみたくなりました。

ただ難点として、多少塩辛さが気になりました。スパイス感や酸味、辛味などは、減塩の際にはよく用いられるもので、少ない塩分を補う効果がありますが、今回は塩分自体はそれほど多くなくても、スパイス感や酸味で塩辛さが増幅して感じられ、もうちょっと塩けは少なくても良さそうな印象でした。




麺は「表面に張りがあり、適度なコシとしなやかさが特徴のめん」で、「ちぢれのついためんのため、ソースがよく絡」むとのこと。

湯戻し時間3分の、細めの油揚げ麺です。しっかり縮れのついた丸麺となっています。



細めで縮れあるかため食感の油揚げ麺


カップ焼そばとしては細めの、縮れのついた油揚げ麺です。細い割にかための食感で、強めのコシが特徴となっています。油揚げ麺臭はそれほど前に出てこず、ソースの中でしっかり馴染むことで、麺とソースに一体感がありました。よくあるカップしお焼そばの麺という印象です。

麺が細くて控えめで、ソースのレモンがより強調される組み合わせになっています。麺がソースの邪魔をしていないのはとても良かったです。縮れをつけることでソースが良く絡むこともその一因と思われます。ソースに傾斜したバランスではあるものの、かための食感と縮れでしっかり存在感は示しており、しお焼きそばを食べている雰囲気はしっかり感じられました。



具は「キャベツ、赤ピーマンの組み合わせ」とのこと。

キャベツと赤ピーマンで爽やかな彩りになっていますが、量は少なくて物足りないです。



キャベツと赤ピーマンが入っている


具としてキャベツと赤ピーマンが入っていますが、どちらも量は少ないです。白っぽい地に淡い緑と鮮烈な赤で色彩的には整っているものの、具のボリュームは100円程度で買えるPB商品などのカップ焼そば以下のように思います。

具までコストが回らずに力尽きた感じがしました。ソースの味が良かったので、具がまとまっているともっと評判になりそうな感じがするので、ちょっともったいない印象でした。


オススメ度(標準は3です)


  • サンヨー食品 「サッポロ一番 レモスコ味 塩焼そば」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
広島発の広島レモンを使用した調味料「レモスコ」の味をイメージしたカップ焼そばでした。強烈な酸味に加え、レモンの皮由来と思われる苦味が印象的で、この苦味と唐辛子の風味によって、とてもスパイシーに感じる一杯に仕上がっていました。具が貧弱だったのは残念ですが、インパクトの強い味でした。このカップ焼そば自体よりも、元になった調味料「レモスコ」の方が気になってしまう一杯でした。近いうち買って個人的に試してみようと思っています。

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