このページでは、ローソン限定商品で日清食品製造のカップ麺、「無鉄砲 濃厚豚骨ラーメン」を食べてレビューしていきます。



「無鉄砲 濃厚豚骨ラーメン」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、ローソン限定販売で日清食品の「無鉄砲 濃厚豚骨ラーメン」。2019年4月9日発売の、「ローソン名店シリーズ」シリーズの新商品です。奈良や京都を中心に店舗展開する人気とんこつラーメン店「無鉄砲」の味を再現したカップ麺です。



  • どろどろとんこつスープが特徴の「無鉄砲」の味を再現
無鉄砲」は、奈良にほど近い京都府木津川市に本店のある、とんこつラーメンの人気店です。奈良県を中心に多店舗展開し、東京やオーストラリアにも出店。どろどろで濃厚なとんこつスープが有名で、その濃度は唯一無二とすら言われています。濃厚なとんこつスープをカップ麺でどの程度再現できているのでしょうか。今回はタテ型カップ麺ながらノンフライ麺が使用されており、スープだけではなく総合的な完成度も楽しみな一杯となっています。

  • 過去にも発売されていた「無鉄砲」のカップ麺
「無鉄砲」の味を再現したカップ麺は今回が初めてではなく、過去にも何度か発売されていまいた。このブログで過去記事を辿ると最初に確認できるのが、2010年6月に発売されていた「無鉄砲 超濃厚豚骨」。ローソン限定&日清食品製造なのは今回と同じですが、当時はどんぶり型のノンフライ麺商品でした。豚脂の旨みが光る一方、当時の私オサーンは不自然なとろみが少し気になったようです。

日清食品 「無鉄砲 超濃厚豚骨」

今回のカップ麺は、ローソン限定商品で、日清食品の「無鉄砲 超濃厚豚骨」。東日本に住んでいると無鉄砲と聞いてもあまり馴染みがないですが、関西では全国展開する天下一品と並ぶこってりドロドロスープのお店として有名だそうです。もともとは奈良のお店だそうですが、現在の本店は京都にあります。まぁ、とろみスープとカップ麺の相性ってあんまり良くないと思っているのでそれほど期待はできませんが、パッケージ的にかなり気...

2011年10月には、「有名店が推す一杯」シリーズの一杯として、「日清 有名店が推す一杯 無鉄砲 濃厚豚骨」が発売されていました。どんぶり型の時と同じく豚脂ととろみが特徴のスープでしたが、この時は高評価していました。今となっては何が違いとなって評価を転じたのかはよくわかりません。

日清食品 「日清 有名店が推す一杯 無鉄砲 濃厚豚骨」

どうもオサーンです。先日のサッカーW杯予選のタジキスタン戦、8-0はすごかったですね。私は生憎仕事があって生では見られなかったのですが、仕事中に見たネットのニュースでスコアを見て驚いてしまいました。守りに徹している相手に対しては憲剛選手のような攻撃を担うパサー(トップ下)が有効だというのを改めて実感しました。でもW杯本戦の相手や、同じアジアでもオーストラリアや韓国が相手だと今回のようにうまくいかないん...



フタ裏。ムテメシ・・・それってただのラーメンライスでは・・・(横の強面紳士が怖くて大きな声では言えない)



内容物、価格、購入額など




別添袋は「コク旨たれ」の1袋。カップにはスープ粉末とかやくが入っています。麺はとんこつラーメンとしては太めのようです。

品名無鉄砲 濃厚豚骨ラーメン
メーカー日清食品
発売日2019年4月9日(月)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ1袋(コクのたれ)
定価税込216円
取得価格税込216円(ローソン)


栄養成分表


1食102g(めん70g)あたり
エネルギー403kcal
 ∟めん・かやく∟302kcal
 ∟スープ∟101kcal
たん白質9.5g
脂質11.7g
炭水化物64.9g
食塩相当量6.4g
 ∟めん・かやく∟1.9g
 ∟スープ∟4.5g
ビタミンB10.31mg
ビタミンB20.36mg
カルシウム484mg




スープ


スープは「豚骨を炊き出した風味とザラザラな口当たりが感じられるスープで忠実に再現し」たとのこと。

やや黒味を帯びた、どろどろで濃厚なとんこつスープです。



どろどろで豚脂の強いとんこつスープ


  • どろどろ濃厚で骨の旨みがある
やや黒っぽい、どろどろの濃厚とんこつスープです。どろどろなスープの中でややざらつくような食感があり、お店の砕きとんこつ系のスープを再現しています。骨の旨みがしっかり感じられ、さすが無鉄砲のスープを再現しているだけあります。鼻に抜ける骨の風味はかなりのものがありました。

その一方で、骨の風味以上にどろどろの粘度が強いので、粘度ほどの旨みはないように感じられ、やや不自然さの残るスープという印象。お店のスープは砕骨を煮込んで溶かしてできる純粋培養のとろみなので、それと比べてしまうとカップ麺ではとろみの説得力に欠けてしまうのは致し方ないですかね。とんこつ臭はほとんどなく、見た目ほどのクセはありませんでした。臭いとんこつが好きならば少し物足りないかもしれませんが、お店のスープもとんこつ臭はあまりないようです。



  • 豚脂の存在感
どろどろなことに加え、豚脂の強さが大きな特徴となっています。スープ表面に豚脂が浮き、骨の旨みとともに脂の香りが鼻を突いてきます。とんこつと豚脂で豚の旨みがたっぷり。これまで発売されてきた「無鉄砲」のカップ麺でも、豚脂は重要な役割を果たしてきており、今回もそれを踏襲するスープでした。




麺は、湯戻し時間5分の、中細程度のノンフライ麺です。軽く縮れがついています。



どろどろスープと相性の良い低加水ノンフライ麺


とんこつラーメンと言えば、博多ラーメンの極細ストレート麺を思い浮かべますが、今回の麺はそれよりひとまわりふたまわり太い中細のノンフライ麺が使用されています。お店で使われている麺も中細麺で、写真で見る限り再現性はそれなりに高そうな印象です。低加水麺食感なのもお店と共通しています。

粘度が高めの麺で、同じく粘度の高いスープと相性がとても良いと感じました。麺とスープが渾然一体化して口の中を攻めてくる感じ。かまして前に出るスープに対し、麺が猛然と捲って最後ゴールなだれ込み併入。スープがタイヤ差残ったものの、麺も先行有利な奈良のバンクで大健闘といったところでしょうか。両者とも競争点数高いです。

ノンフライ麺を使用している効果も大きく、油揚げ麺だとどうしてもスープに溶け出してしまう雑味が今回はなく、スープの味がダイレクトに伝わってくるのが良かったです。特にとんこつスープだと油揚げ麺では良さが消えてしまいがちなので、今後もノンフライ麺を使用するとんこつカップ麺が増えてくれることを願いたいです。



具は、味付豚肉とねぎが入っています。



2種の豚肉とねぎの組み合わせ


具には細切れ状と挽肉状の2種類の豚肉とねぎが入っていますが、どれもそれほど量は多くなく、インパクトのあるスープや麺に比べて大きく見劣りします。首位争いのはるか後方に沈んでいました。

細切れの豚肉は、ハムみたいな食感で肉感はあまりありません。挽肉状のものの量は少ないですが、こちらは口に入った時の豚脂の風味が強く感じられ、かなり効果的でした。細切れ肉をなくして挽肉だけにしてくれたら良かったかもしれません。ねぎは豚肉以上に量が少なく、カットも小さくて存在感ゼロでした。

どろどろのスープやノンフライ麺にコストが割かれていることは十分理解できる一杯なので、税込216円の価格設定で具に高望みするのはちょっと酷かもしれません。


オススメ度(標準は3です)


  • ローソン先行 「無鉄砲 濃厚豚骨ラーメン」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
京都・奈良の人気ラーメン店「無鉄砲」の味を再現したカップ麺でしたが、どろどろのスープと低加水ノンフライ麺の相性が抜群の一杯でした。とろみが強すぎてやや不自然ではあったものの、骨や豚脂の旨みとノンフライ麺の良さがしっかり堪能できます。お店の味に比べると物足りなさは残るのでしょうが、横並びになりがちなカップ麺にあって、スープの突き抜けた個性は大きく評価されるべき点かと思います。

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