このページでは、東洋水産のカップ麺、「MARUCHAN QTTA スパイスカレー味」を食べてレビューしていきます。



「MARUCHAN QTTA スパイスカレー味」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、東洋水産の「MARUCHAN QTTA スパイスカレー味」。2019年5月6日発売の、「MARUCHAN QTTA」シリーズの新商品です。「QTTA」シリーズにはすでに「QTTA CURRYがありますが、今回新たに「スパイスカレー味」が登場しました。果たしてどんな違いがあるのか、食べ比べながら見ていきたいと思います。



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今回の「QTTA スパイスカレー味」は、「QTTA CURRY」が既にあるにもかかわらず発売された、カレー味の商品です。「QTTA CURRY」でもすでにかなりのスパイス感があり、その上で今回は「スパイス味」ということで、どれだけスパイスが強いのか、楽しみな一杯です。今回の商品には、花椒が入っているとのことです。

東洋水産 「MARUCHAN QTTA(クッタ) CURRYラーメン」を「カップヌードル カレー」と食べ比べ

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レギュラー商品であるスパイシーな「QTTA CURRY」と、今回の「QTTA スパイスカレー味」を比較しながら食べていきたいと思います。「スパイスカレー味」はどんな味なのか、そして「QTTA CURRY」とどのような違いがあるのでしょうか。



内容物、価格、購入額など




左が「QTTA スパイスカレー味」で、右が「QTTA CURRY」。どちらも別添袋は入っていません。「スパイスカレー味」には、「CURRY」に比べて細かい挽肉がたくさん入っていてちょっとキーマカレーっぽい感じがします。「CURRY」は皮付きのポテトが大きな特徴です。

品名MARUCHAN QTTA スパイスカレー味
メーカー東洋水産
発売日2019年5月6日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープなし
定価税別180円
取得価格税込127円(コープ)


栄養成分表、原材料


1食87g(めん66g)あたり
エネルギー377kcal
∟めん・かやく∟321kcal
∟スープ∟56kcal
たん白質8.9g
脂質14.4g
炭水化物53.0g
食塩相当量4.6g
∟めん・かやく∟2.3g
∟スープ∟2.3g
ビタミンB12.56mg
ビタミンB20.35mg
カルシウム165mg




スープ


スープは「ポークの旨味がベースのカレー味に、花椒粉末・花椒油で辛さとしびれ・風味をつけ、にんにく等の香辛料を利かせた、粘度のある黒いスープ」で、「唐辛子チップ入り」とのこと。

とろみが強くて黒っぽいカレースープに、花椒などスパイスを強く効かせています。



「QTTA スパイスカレー味」。麺がせり上がっているので見づらいですが、スープの黒さが際立っています。



「QTTA CURRY」。「スパイスカレー味」に比べて色味は薄いですが、スパイスの香りはしっかり漂っています。

「スパイスカレー味」の花椒の刺激 VS 「CURRY」の豚脂のコク


  • 花椒とカレースープは好相性
とろみのついた黒いカレースープです。とろみも合わせてかなり濃厚で、加えて花椒を始めとするスパイスが強く効いており、ちょっと本格感を漂わせるカレーとなっています。少しデミグラスっぽいコクが感じられます。

カレーに花椒の刺激の組み合わせはなかなか新鮮で、それでいて両者しっかりマッチしていました。鼻をくすぐるカレーらしいスパイス感もあり、かなりヘヴィーなスパイスカレーでした。辛味もシビレもそれなりに強く感じられ、刺激がありました。これはなかなかおいしいのではないでしょうか。

  • 「QTTA CURRY」との比較
一方の「QTTA CURRY」もカップ麺のカレースープとしては強いスパイス感があります。「スパイスカレー味」ほどの辛さ、刺激はないですが、比較をしなければこれで十分だと思えるレベルにあります。また、「スパイスカレー味」に比べると、豚脂の風味がしっかりしているため、味に奥行きが感じられるのが大きな特徴となっていました。両者、スパイスを強く効かせるという同じ方向性でありながら、結構味が異なっているのは面白かったです。個人的には「QTTA CURRY」の方が好みでした。




麺は「『つやもち製法』によりなめらかで、スープが良く絡む幅広の麺」で、「ラードを使用した油で揚げ、香ばしい風味をつけ」たとのこと。

湯戻し時間3分の、太い油揚げ麺です。縮れが強い幅広麺となっています。



「スパイスカレー味」。太くて幅広の麺が使用されています。



「CURRY」。「スパイスカレー味」に比べて細めの麺となっています。

「スパイスカレー味」幅広太麺 VS 「CURRY」中細麺


「スパイスカレー味」の麺は、太めで幅広の油揚げ麺です。ラードを使用した麺を揚げる「つやもち製法」により、表面がなめらかで適度な弾力と噛み応えのあるとても自然な食感の麺となっています。縮れが強いため、とろみのあるスープをよく拾い、麺とスープに一体感がありました。また、麺がスープをよく吸うのも特徴。

一方の「CURRY」の麺は、「スパイスカレー味」に比べると細く、中細程度です。スープの主張の強さに合わせて麺の太さを変えてきています。「つやもち製法」による麺なのは共通で、なめらかな食感は「スパイスカレー味」と同じです。スープの豚脂の風味が強く感じられたのは、麺が「スパイスカレー味」に比べて細く、スープが前に出やすいバランスだったからかもしれません。




具は「味付挽肉、たまねぎ」とのこと。

挽肉とたまねぎの組み合わせで、キーマカレーっぽい雰囲気があります。



「スパイスカレー味」の具。挽肉がたくさん入っています。



「CURRY」の具。皮付きポテトが大きな特徴です。挽肉とたまねぎは「スパイスカレー味」より少ないです。

「スパイスカレー味」挽肉 VS 「CURRY」皮付きポテト


  • 「スパイスカレー味」はキーマカレー風
挽肉とたまねぎの組み合わせです。キーマカレー風に仕上がっていました。挽肉もたまねぎも量がかなり入っており、ボリュームがしっかりありましす。たくさん入った挽肉は食べ応えがありました。たまねぎは風味が良く、花椒の効いた濃い味のカレースープに入っても存在感があり、スープの味に奥行きを加えています。たまねぎはかなり効果的でした。

  • 「CURRY」は皮付きポテトが主役
一方の「CURRY」は、皮付きポテト、挽肉、たまねぎ、ねぎの組み合わせ。カットが大きくてたくさん入った皮付きポテトが主役として鎮座し、存在感もおいしさも十分。このポテトだけでも食べる価値十分です。挽肉やたまねぎは「スパイスカレー味」に比べると少ないものの、脇役としては十分。こちらもたまねぎの風味がスープにひと味加えています。


オススメ度(標準は3です)


  • 東洋水産 「MARUCHAN QTTA スパイスカレー味」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
「QTTA」の新商品「スパイスカレー味」を、レギュラー商品の「CURRY」と比較しました。スパイス感の強いカレースープという共通項がありながら、だいぶ趣は違っていました。花椒の刺激を前面に出す「スパイスカレー味」に対し「CURRY」はほどほどのスパイス感に加えて豚脂のコクで奥深さを感じるカレースープでした。どちらにもそれぞれ良さがあります。使われている麺も違い、幅広太麺の「スパイスカレー味」に対し、「CURRY」は中細麺。スープの強さに合わせて麺の太さを変えていました。具は、「スパイスカレー味」が挽肉とたまねぎのキーマカレー風なのに対し、「CURRY」は皮付きポテトが主役として鎮座していました。どちらもそれぞれに魅力があり、どちらもオススメの一杯です。

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