このページでは、明星食品のカップ焼そば、「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 炙りいか風醤油味」を食べてレビューしていきます。



「一平ちゃん夜店の焼そば 炙りいか風醤油味」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、明星食品の「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 炙りいか風醤油味」。2019年4月22日発売の、「明星一平ちゃん 夜店の焼そば」シリーズの新商品です。「夜店の焼そば」のイメージにピッタリの「炙りいか」をフィーチャしたカップ焼そばです。先日惜しまれながら製造終了したエースコックのカップ焼そば「スーパーカップ大盛 いか焼そば」と比較しながらレビューしていきたいと思います。

  • 「スーパーカップ大盛 いか焼そば」の製造終了
近年、いかの価格が高騰しており、スーパーで見かけてもとても高くて手が出ないような価格で売られているのを見かけます。私、お刺身も寿司ネタも真いか(するめいか)が一番好きなので、もろに家計を直撃しています。そんなご時世の中で、先日惜しまれながら「スーパーカップ大盛 いか焼そば」が製造を終了。大定番商品でもこんなことになってしまうのかと大きなショックを受けました。

そして登場したのが今回の商品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 炙りいか風醤油味」。この商品の発売が「スーパーカップいか焼そば」の終了と因果関係があるのかはわかりませんが、「いか」を使った「カップ焼そば」という点で共通しており、いか焼きそばのファンの方にとっては気になる存在なのではないでしょうか。



  • 「炙りいか風味」で「イカ風味かまぼこ」を使用
今回の商品は単にいかではなく、「炙りいか風味」。夜店の鉄板と言える焼そばと「イカ焼き」の融合です。そして、具で用いられるのはいかではなく、「イカ風味かまぼこ」。いかの価格が高騰している中、かまぼこを使用するのは致し方ない判断かと思われます。

おそらく「スーパーカップ いか焼そば」陣営でも、いかをかまぼこなどに置き換えて商品を存続させることは、選択肢のひとつとしてあったのではないかと思われます。しかし、本物のいかから他に置き換えてしまうと、どうしても劣化の感が強く、その選択は選べなかったんじゃないかと勝手に推測しています。

  • 「夜店の焼そば 炙りいか風醤油味」と「スーパーカップ大盛 いか焼そば」を比較
そこで今回は、「夜店の焼そば 炙りいか風醤油味」が、「スーパーカップ大盛 いか焼そば」とどのような違いがあるのか、比較を交えながらレビューしていきます。製造は終了しましたが、まだスーパー等では「スーパーカップ いか焼そば」を見かけることも多いので、気になる方は店頭にある今のうちにぜひどうぞ。



内容物、価格、購入額など




左が「一平ちゃん夜店の焼そば」で右が「スーパーカップ」。別添袋「液体ソース」、「かやく」、「ふりかけ」は同じ構成です。



上記に加え、「夜店の焼そば」には、「特製マヨ」が加わります。パッケージに書いてある「唐辛子マヨ」ですね。



両者、先入れの「かやく」を開けた状態。「夜店の焼そば」は「イカ風味かまぼこ」のみで、「スーパーカップ」はいかとキャベツが入っています。かやくのボリュームは「スーパーカップ」が上回ります。麺は「夜店の焼そば」が中細の角麺、「スーパーカップ」が中太の丸麺となっていました。

品名明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 炙りいか風醤油味
メーカー明星食品
発売日2019年4月22日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ4袋(液体ソース・かやく・ふりかけ・特製マヨ)
定価税別205円
取得価格税込216円(ローソン)


栄養成分表


・「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 炙りいか風醤油味」

1食158g(めん130g)あたり
エネルギー715kcal
たん白質14.5g
脂質31.4g
炭水化物93.6g
食塩相当量6.5g
ビタミンB10.62mg
ビタミンB20.35mg
カルシウム188mg




・「スーパーカップ大盛 いか焼そば」

1食167g(めん130g)あたり
エネルギー703kcal
たん白質11.5g
脂質28.6g
炭水化物99.9g
食塩相当量6.3g
ビタミンB10.52mg
ビタミンB20.46mg
カルシウム434mg



麺量を始め、両者概ね同じような栄養成分となっていますが、カルシウムのみ「スーパーカップ」の方がだいぶ高い数値になっています。いかにカルシウムが多く含まれるなんて聞いたことがないので、本物のいかを使っている影響ではなさそうですが、どういうことなんでしょうかね。


ソース


ソースは「ポークエキスをベースに、醤油と生姜でコクを出し、香ばしい焼いかの香りが特徴的な醤油味ソース」に、「唐辛子のピリッとした刺激を効かせた、一平ちゃん夜店の焼そば特製の唐辛子マヨ」が別添とのこと

焼いかの風味がつけられたしょうゆ味のソースに、唐辛子の入ったマヨネーズを加える構成です。



「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 炙りいか風醤油味」。「夜店の焼そば」の特徴である、マヨネーズとふりかけが入っています。



「スーパーカップ大盛 いか焼そば」。たくさんのキャベツと、スパイスが特徴的です。

焼いかの風味が感じられるしょうゆ味のソース


  • 香ばしい焼いかの風味
ポークベースで焼いかの風味がつけられたしょうゆ味のソースで、豚脂が入ることによってこってり感が付与されています。いかの香ばしさがしっかりしているため、口に入れてすぐにいかの味を感じ取ることができます。もうちょっと極端にいか風味にした方が面白いのではいかとは思いましたが、なかなか香ばしく仕上がっていました。

「スーパーカップ」のソースにもいかの風味が付与されているそうですが、キレのあるソースの味に対しいかの風味が負けてしまい、それほど強くは感じられないため、いかの風味に関しては「夜店の焼そば」が大きく上回っていました。ベースの味がしょうゆとソースの違いがあることも、いかの風味の強さに大きく影響しているものと思われます。



  • 唐辛子マヨはソースと好相性
別添の「特製マヨ」は、唐辛子の入ったマヨネーズで、しっかり味わうと確かにピリッとした辛味を感じます。マヨネーズの酸味はほどほどで、しょうゆ味のソースと好相性でしたが、いかの風味を感じ取るためにはマヨの存在は少し邪魔な感じがしました。ただ、マヨの存在こそが「夜店の焼そば」の体現なので、入れない訳にはいかないですよね。極端な話、マヨを入れないのは、ドラえもんに四次元ポケットがついてないようなものかと思います。いや、杖を持たない魔法使いかな。尻尾のない孫悟空だとだめですね。

「スーパーカップ」には強力なスパイスが付いており、これはキレのあるソースととても相性が良いのですが、反面、いかの風味を大きく阻害しています。スーパーカップいか焼そばを食べても、いか焼そばを食べているというよりは、スパイシーな焼そばを食べているという印象の方が強いんですよね。




麺は「しなやかで食べやすい中細麺」とのこと。

湯戻し時間3分の、中細油揚げ麺です。縮れが強めについた角麺となっています。



「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 炙りいか風醤油味」。

中細の縮れ油揚げ麺を使用


中細で縮れのついた油揚げ麺です。ややソフトな食感の角麺となっており、ノーマルの「夜店の焼そば」に比べてひとまわり細く、主張は控えめです。今回のソースがノーマル「夜店の焼そば」ほど強い味ではないため、麺を細くすることでしっかりバランスを取っていました。やや油揚げ麺臭はあるものの、麺とソースの相性は悪くありません。

「スーパーカップ」で使われている麺は、今回の「夜店の焼そば」に比べるとひとまわり太く、コシの強い丸麺です。当然、麺の主張は強めですが、キレのあるソースと強いスパイスと合わせるため、こちらも好バランスの組み合わせとなっていました。どちらも麺量130gと食べ応えが重視されています。


具は「まるで本物のいかのような見た目と食感の『イカ風味かまぼこ』」に、「焼いかと相性が抜群に良い七味唐辛子ふりかけ」が別添とのこと。

いかを模した「イカ風味かまぼこ」に、七味唐辛子のふりかけが別添されています。



「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 炙りいか風醤油味」。「イカ風味かまぼこ」が9枚入っていました。

「イカ風味かまぼこ」と七味唐辛子のふりかけ


  • 「イカ風味かまぼこ」
今回の目玉のひとつである「イカ風味かまぼこ」は、9枚入っていました。少しかための食感で、いかの風味がつけられています。最初はなかなかイカすなぁと思いながら(寒)食べていましたが、だんだん慣れてくるとかまぼこっぽさが強くなってきてしまいます。

「スーパーカップ」には本物のいかが入っていて、こちらはやはりかまぼことは段違いです。量もしっかり入っており、「スーパーカップ」の最も「いか焼そば」らしい部分でした。いかに加え、キャベツがたくさん入っているのも美点です。カップ焼そばとしては具だくさんな部類ですね。



  • 七味唐辛子のふりかけ
別添の「ふりかけ」には、七味唐辛子が入っています。唐辛子の他に、ごまや青のりが入っていることが視認できます。辛さはそれほどなく、香りもそれほど強くは漂ってきませんでした。それほど主張がないので、混ぜてしまうよりも上にのせたまま食べる方が良いかもしれません。


オススメ度(標準は3です)


  • 明星食品 「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 炙りいか風醤油味」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
「明星一平ちゃん 夜店の焼そば」の新商品「炙りいか風醤油味」を、惜しまれながら製造終了した「スーパーカップ大盛 いか焼そば」と比較しながら食べてきました。ベースの味がしょうゆとソースという違いがあり、「夜店の焼そば」の方がいかの味がしっかり感じられ、いか焼そばらしさがありました。スーパーカップはいかの味よりも、キレのあるソースとスパイスの味が前に出てきます。一方で、「イカ風味かまぼこ」を使用している「夜店の焼そば」に対し、「スーパーカップ」は本物のいかを使用しており、またキャベツもたくさんで、具には「スーパーカップ」に大きなアドバンテージがありました。「夜店の焼そば」のソースと「スーパーカップ」の具を合わせたら最強ですね。

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