このページでは、日清食品のカップ麺、「名店が認めた本格style 篝 鶏白湯Soba」を食べてレビューしていきます。



「名店が認めた本格style 篝 鶏白湯Soba」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、日清食品の「名店が認めた本格style 篝 鶏白湯Soba」。2019年4月22日発売の新シリーズ、「名店が認めた本格style」の第1弾商品です。東京銀座の鶏白湯の人気店「銀座 篝」の味を再現したカップ麺です。



  • 新シリーズ「名店が認めた本格style」
名店が認めた本格style」は、「絶大な人気を誇るラーメン店の味を忠実に再現した本格スープと生めん風ノンフライ麺を合わせた、ご当店監修カップ麺の新シリーズ」とのこと。油揚げ麺が主流のタテ型カップ麺ながら本格的なノンフライ麺を使用し、人気ラーメン店を再現する新シリーズです。これまでは、「有名店シリーズ」や「日清THE NOODLE」といったタテ型油揚げ麺で名店を再現したシリーズがありましたが、今後「名店が認めた本格style」に統合されていくのかもしれませんね。



  • 「銀座 篝」は鶏白湯の人気店
今回その「名店が認めた本格style」シリーズの第1弾商品に選ばれたお店は、東京銀座に本店のある「銀座 篝」。2013年のオープン以来、またたく間に行列店に上り詰め、たくさんのファンを抱える鶏白湯の名店中の名店です。私のようなバカ舌にとって、鶏白湯の繊細な味は鬼門なんですが、このお店の鶏白湯はとてつもなく濃厚で、私でもおいしいとわかる味です。初めて食べた時は目玉が飛び出るほどビックリしました。

私オサーンは天下一品が大好きなので、天下一品をあっさりにしたような味という篝の評判を聞いて飛びつきましたが、あっさりにしたというよりは上品にしたという印象で、スープの濃厚さは天下一品に引けを取っていません。濃厚鶏白湯スープを一発で気に入ってしまいました。この鶏白湯スープをカップ麺でどう再現しているのか、かなり気になるところです。



内容物、価格、購入額など




別添袋は「特製鶏油」の1袋。カップにはスープ粉末の他に角切りの鶏肉などが入っています。

品名名店が認めた本格style 篝 鶏白湯Soba
メーカー日清食品
発売日2019年4月22日(月)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ1袋(特製鶏油)
定価税別215円
取得価格税別178円(イオン)


栄養成分表


1食96g(めん70g)あたり
エネルギー389kcal
 ∟めん・かやく∟286kcal
 ∟スープ∟103kcal
たん白質8.8g
脂質12.4g
炭水化物60.5g
食塩相当量6.7g
 ∟めん・かやく∟2.1g
 ∟スープ∟4.6g
ビタミンB10.25mg
ビタミンB20.30mg
カルシウム187mg



タテ型カップ麺としては、スープのカロリー103kcalはかなり高い数値です。これは分厚いスープが期待できそう。


スープ


スープは「鶏の旨みを凝縮したクリーミーな濃厚鶏白湯スープ」に、「鶏の芳醇な香りをさらに引き立てる“特製鶏油”」が別添とのこと。

とろみの強いクリーミーな鶏ベースに別添の鶏油を浮かせた、濃厚鶏白湯スープです。



カップ麺の「銀座 篝」。見るからに濃厚な鶏白湯スープに大量の鶏油が浮いています。



こちらはお店の「鶏白湯SOBA」。鶏白湯でどろどろのスープが目を引きます。「ポタージュのような」ではなく、ポタージュそのものにしか見えません。

鶏白湯の旨みが詰まった濃厚スープ


  • ポタージュ状の濃厚な鶏白湯
とろみの強い濃厚な鶏白湯スープです。いや、濃厚という一言だけで片付けてしまうことを躊躇する、鶏の旨みがこれでもかと凝縮されたスープです。これは間違いなく、カップ麺では史上最高濃度の鶏白湯スープでしょう。こんな濃厚な鶏白湯のカップ麺はちょっと記憶にないですね。鶏の甘み、旨みが強く、どろどろなポタージュ状のスープはカップ麺離れしています。どれだけコストを割いているんだろうと、原価割れを心配してしまうレベルでした。

  • 鶏油から立ち上る風味も豊か
別添の「特製鶏油」によって、スープ表面に大量の鶏油が浮いています。湯気を介して立ち上ってくる濃厚な鶏の香りがまた強烈で、甘みや味、どろどろの食感だけではなく、香りでも鶏を強く主張していました。鼻に抜ける鶏の香りはちょっとたまらないものがありました。想像以上の鶏白湯スープです。



  • 鶏白湯とクリーミングパウダーのバランス
お店のスープで使われているのかはわかりませんが、今回のスープにはクリーミーな味を出すためにクリーミングパウダーが使用されています。これまでに発売されてきた鶏白湯カップ麺の多くのスープで使用されており、クリーミングパウダーの甘みや濃厚感に鶏が負けてしまっていることもカップ麺ではよくあります。今回のスープはクリーミングパウダーによって濃厚感を演出しつつも、鶏の旨みも強烈に感じられる、非常にバランスの良いスープになっていました。

  • お店のスープを高レベルで再現
お店のスープの鶏の強さ、濃厚さに比べると、今回のスープはさすがに見劣りはしてしまいますが、定価税別215円のカップ麺でこれだけ高レベルで再現できているのはお見事です。お店の雰囲気は十二分に感じ取ることができました。お店に行く前の下調べでこのカップ麺を食べたとしても、これ食べただけで満足してしまいそうです。




麺は「のどごしの良い生めん風ノンフライ麺」とのこと。

湯戻し時間5分の、やや太めのノンフライ麺です。ストレート形状の角麺となっています。



今回のカップ麺の麺。透明感のある低加水ノンフライ麺が使用されています。太さは中太に近いでしょうか。



こちらはお店の麺。低加水で歯切れの良い、パスタを思わせる食感の中細麺です。

低加水食感のしっとりノンフライ麺


中太程度でストレート形状のノンフライ麺が使用されています。小麦の香りと強い甘みがあります。低加水食感のやわらかい麺で、どろどろの鶏白湯スープと一体化し、麺の甘みがスープの甘みを増強している印象です。併せ馬をすることで相乗効果があるような、鶏白湯スープと麺の抜群の相性で、非常に良く練られた組み合わせでした。

お店の麺と比べると、見た目は非常に良く似ており、低加水麺という共通点がありますが、お店の麺はちょっとパスタを思わせる歯切れの良い食感なのに対し、今回の麺はそこまでの歯切れの良さはないものの、低加水麺のしっとりした食感を味わえる麺という違いがありました。



具は「鶏肉、かきたま、赤ピーマン、ネギ」とのこと。

細切れの鶏肉をメインに、かきたま、赤ピーマン、ネギが入っています。



細切れ鶏肉がメインの具の構成


  • 細切れの鶏肉
細切れの鶏肉が結構たくさん入っています。しっかり鶏肉らしい食感があり、味もしっかり鶏肉です。お店の一杯には鶏チャーシューが入っているのに対し、今回は細切れのため形状は違うものの、ボリューム感はしっかりありました。鶏づくしですね。

  • かきたま、赤ピーマン、ねぎ
鶏はそれなりに入っていますが、他に入っているかきたま、赤ピーマン、ねぎは少ないです。いずれも私が食べたお店のカップ麺には入っていない具でした。


オススメ度(標準は3です)


  • 日清食品 「名店が認めた本格style 篝 鶏白湯Soba」
★★★★★★★☆☆☆(7)
いやはや強烈な鶏白湯でした。これはすごいです。お店の鶏白湯も衝撃の味なんですが、その味をカップ麺でうまく再現できています。有無を言わせない鶏白湯です。お店に行く前の導入としても素晴らしいし、なんならカップ麺だけで満足できてしまいそうなレベル。こんなパワフルな鶏白湯、ちょっと大変なカップ麺が出てしまったという感じです。鶏白湯好きな方もそうでもない方も、ぜひとも食べたもらいたい一杯でした。

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