このページでは、エースコックのカップそば、「タテロング THE中華 ラー油を利かせた野菜タンメン」を食べてレビューしていきます。



「タテロング THE中華 ラー油を利かせた野菜タンメン」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、エースコックの「タテロング THE中華 ラー油を利かせた野菜タンメン」。2019年4月1日発売の、新シリーズ「THE中華」の第1弾商品です。第1弾は、「大人の男性をメインターゲットとした『野菜タンメン』」とのこと。



  • 「THE中華」シリーズ第1弾商品
新シリーズ「THE中華」は、「中華めん料理をカップめんで味わえる」シリーズとのこと。「中華」と縛ってしまうことで、どれだけ広がりを見せられるシリーズなのかはちょっと疑問な気もしますが、栄えある第1弾商品は「大人の男性をメインターゲットとした『野菜タンメン』」で、なんか地味ですね。派手なことをよくやるエースコックが送り出す、地味なシリーズの地味な商品という印象。いや貶しているんじゃなくて、面白いなと思ってるんですよ。エースコックの芸風は幅広いですよね。古典から色物まで見せる寄席みたいな。

  • タンメンは関東の野菜ラーメン
関東地方では「タンメン」といえば野菜たっぷりのラーメンでお馴染みですが、関東以外だと、あんまりタンメンというメニューに馴染みがありません。たぶん、野菜ラーメンとかが近いメニューなんだと思いますが、「タンタンメン」とか「ワンタンメン」とかと混同する場合も多々あるのではないかと思います。最近は「蒙古タンメン中本」や「東京タンメントナリ」で「タンメン」野菜はだいぶ広まってますね。

北海道札幌で生まれ育った私は、大学入学で上京して初めてタンメンという料理に触れました。大学そばのお店で380円のタンメンを食べて、安いのに野菜の多さに度肝を抜かれた記憶があります。残念ながらお店はもう閉めちゃったそうですが、よく授業をサボって食べに行きました。また、川崎競馬場に入っている「みよしタンメン」も記憶に残る一杯です。

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内容物、価格、購入額など




別添袋は「特製油」の1袋。カップにはキャベツなど野菜が多めに入っています。

品名タテロング THE中華 ラー油を利かせた野菜タンメン
メーカーエースコック
発売日2019年4月1日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(調味油)
定価税別205円
取得価格税込216円(ローソン)


栄養成分表、原材料


1食87g(めん70g)あたり
エネルギー402kcal
∟めん・かやく∟317kcal
∟スープ∟85kcal
たん白質9.0g
脂質17.5g
炭水化物52.2g
食塩相当量5.3g
∟めん・かやく∟1.6g
∟スープ∟3.7g
ビタミンB10.48mg
ビタミンB20.45mg
カルシウム278mg




スープ


スープは「ポークやチキンをベースに、香味野菜の旨みをしっかり利かせたタンメンスープ」で、「別添の調味油を加えることでラー油の辛さや豚脂、オニオンオイルなどの甘みが加わった、味わい深い一杯に仕上げ」たとのこと。

豚鶏ベースのしお味で、野菜の旨みが感じられるタンメンスープです。別添のラー油が加わることで、香り豊かに仕上がります。



焙煎ごまの風味が強く効いたタンメンスープ


  • タンメンスープに大きな特徴は感じない
豚鶏ベースのしお味で、野菜の旨み、甘みが感じられるタンメンスープです。玉ねぎが強めに香ることである程度エッジが効いていますが、ベースに特に大きな特徴はなく、味強めながら穏やかなに仕上がっています。主役は別添の「特製油」に譲って脇役に徹している印象です。



  • 別添のラー油は風味豊か
別添の「特製油」には、ラー油を主体とした油脂が入っています。ラー油が入ることで辛味がつきますが、ピリ辛レベルにも至らないように思います。辛味よりも焙煎ごまの風味が際立っており、ごまの香りが強く広がります。かなり香ばしい、ベースのスープはこの焙煎ごまの風味の引き立て役に徹している印象でした。



  • 油の強さで中華らしく、男性向けの味に
また、特製油に入っている豚脂がふわっと香ることで、タンメンとしてはこってり感が強くなっています。油の存在感の強いあたりが「THE中華」の中華らしさであり、男性をターゲットにしている所以なのかなと推測しました。タンメンスープ自体は平凡ながら、油に特徴のあるスープでした。




麺は「滑らかで歯切れの良い丸刃のめん」で、「適度な味付けを施し、スープと相性の良いめんに仕上げ」たとのこと。

湯戻し時間3分の、中細の油揚げ麺です。コシのしっかりした丸麺で、ストレートに近い形状です。



コシのしっかりある中細油揚げ麺


中細でコシのしっかりした油揚げ麺です。タンメンに使われる麺に特に決まった特徴はなさそうですが、私の中では、表面につるみがあってやわらか食感の縮れ麺というイメージがあります。今回の麺はその私のイメージとは全然違っていて、しっかりしたコシが最大の特徴のように感じました。

今回のスープは焙煎ごまの香りが強く、タンメンとしては主張があるため、やわらかい麺よりも今回のようなコシのある麺の方がうまくマッチするように思います。麺とスープのバランスは良好です。ごまの風味が香るスープの中で、適度に存在を主張している麺でした。好相性です。



具は「シャキシャキとした食感の良いキャベツ、もやし、程良く味付けした肉そぼろ、色調の良い人参とニラを加えて仕上げ」たとのこと。

キャベツやもやしなどの野菜がしっかり入っています。野菜はすべて国産野菜だそうです。肉は少なめ。



国産野菜を使用


キャベツをメインに、もやしやニンジン、ニラといった野菜がしっかり入っており、タンメンらしい構成となっています。すべて国産野菜が使用されているそうです。キャベツは、シャキシャキした食感で甘みの強い、他のカップ麺で入っているものとはだいぶ異なる本格的なものになっています。 キャベツに加え、もやし、ニラ、ニンジンは、おそらくエースコックの人気シリーズである「リンガーハットカップ麺」で使われているものと同じなのではないかと思います。「リンガーハットカップ麺」に入っているほど量は多くないですが、かなり上質なキャベツを楽しめました。

肉は少ない


野菜の他に肉そぼろが入っていますが、こちらはあまり入っていません。小さいのが数粒程度。お店のタンメンでも肉が一切入っていないものも多いので、こんな少ないなら無理して入れる必要はないように感じました。


オススメ度(標準は3です)


  • エースコック 「タテロング THE中華 ラー油を利かせた野菜タンメン」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
カップ麺で中華を気軽に楽しめるという触れ込みの「THE中華」シリーズ第1弾商品の「ラー油を利かせた野菜タンメン」でしたが、別添の「特製油」でラー油の焙煎ごまの香りが強く広がる、オリジナリティのある一杯でした。かなり香ばしいラー油です。国産野菜を使用した具もそれなりに充実しており、特にキャベツのシャキシャキ感と甘みが際立っていました。新シリーズの第1弾としては良い滑り出しだったのではないでしょうか。

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