このページでは、東洋水産のカップ麺、「マルちゃん 大島 味噌ラーメン」を食べてレビューしていきます。



「マルちゃん 大島 味噌ラーメン」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん 大島 味噌ラーメン」。2019年3月25日発売の新商品です。東京船堀にあるみそラーメンの行列店「大島」の味を再現したカップ麺です。「TRYラーメン大賞」5連覇のお店の一杯です。



  • 「TRYラーメン大賞」の「名店部門 みそ」で5連覇
大島」は東京船堀にあるみそラーメンの名店です。札幌みそラーメン王道「純すみ系」のお店として知られ、店主は札幌ラーメンの名店「すみれ」で12年修行されたそうです。「すみれ」で修行された方が独立して作ったお店は数ありますが、正式に暖簾分けされたお店は数少なく、いずれも札幌にあり、名店として全国的に知られる「彩未」、新進気鋭の「八乃木」、そして東京では今回の「大島」のみとのことです。

「大島」は、講談社発行の「TRY ラーメン大賞」の「名店部門みそ」において、5年連続で1位に輝いています。5連覇ですよ。あの最強のK-1戦士、アーネスト・ホーストですら「フォータイムスチャンピオン」であることを強調していたのに、それを上回っていますからね。大島のご主人がリングのコーナーに登って、蝶野選手ばりに両親指で自分を指して、「アイムフィフスタイムスチャンピオン!!」と誇っている姿が目に浮かびます。いや浮かびませんよねすいません。絶対王者という言葉はこのお店のためにあるのかもしれません。

  • 5回目の発売となる「大島」カップ麺
TRYラーメン大賞&東洋水産による「大島」のカップ麺は今回で5度目の発売なのですが、このブログでは最初の1度しかレビューしていません。とは言っても、私は毎年食べているのですが、カップにお湯を入れる際に、麺と粉末で高密度で結合していてフタがされたような状態で、カップの中にお湯が入っていかず、お湯の適正量がよくわからなくなるため、レビューは控えていました。今年のバージョンはしっかりお湯がカップに入っていってくれたので、やっとレビューできます。(なんか意味わからない文章ですが、うまく表現できないためこのままいきます)

2015年4月に発売された「大島」初代カップ麺のレビューはこちら。

東洋水産 「マルちゃん 縦型ビッグ 大島 味噌ラーメン」

どうもオサーンです。ハンサム氏が最近話題の「俺のフレンチ・イタリアン」に行ってフォアグラやらキャビアやらをたらふく食べてきたと自慢してきたので、軽く「ひたすら食いまくる会神奈川支部長」(久々)の肩書を剥奪してやろうかと思いました。オレたちの主食はカップ麺だろ!てなわけで、普段食べ慣れていない物を食べると当然出てくる世界3大珍味の話でハンサム氏と盛り上がったんですが、筋子(すじこ)を3大珍味に入れるべ...



内容物、価格、購入額など




別添袋は「特製油」の1袋。カップの中には具がたくさん入っています。

品名マルちゃん 大島 味噌ラーメン
メーカー東洋水産
発売日2019年3月25日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(特製油)
定価税別210円
取得価格税込224円(ローソン)


栄養成分表、原材料


1食111g(めん80g)あたり
エネルギー498kcal
∟めん・かやく∟363kcal
∟スープ∟135kcal
たん白質11.4g
脂質22.3g
炭水化物63.0g
食塩相当量7.0g
∟めん・かやく∟2.8g
∟スープ∟4.2g
ビタミンB10.46mg
ビタミンB20.51mg
カルシウム211mg




スープ


スープは「ポークの旨味をベースに、生姜・唐辛子・山椒とにんにくを強く利かせた、コクのある味噌味」で、「別添特製油」がついているとのこと。

濃厚なポークベースのみそ味スープで、ニンニクや生姜の風味が効いています。



にんにくの効いた太い豚ベースのみそ味スープ


  • 豚の旨みがしっかりあるみそ味
とんこつベースのみそ味スープです。表面に豚脂を中心とする大量の油脂が浮き、ベースのとんこつとともに豚の旨みが強いのが特徴です。このあたりは「純すみ系」の特徴をしっかり踏まえており、札幌ラーメンの王道の味を楽しむことができます。

お店のみそラーメンはかなり濃いみそ味も大きな特徴だそうですが、今回のカップ麺ではそこまでみそが濃いようには感じませんでした。豚の旨みや後述するニンニク、そして塩けが強いのでスープ自体はとても濃いものの、みその味が濃いという印象は持ちませんでした。



  • 強いニンニク!
豚の他にも、「純すみ系」の特徴を踏まえた、山椒や生姜の風味が感じられます。ただ、それほど強くは感じられず、同じ「純すみ系」の「すみれ」や「彩未」のカップ麺と比べて、生姜は控えめ、山椒はさらにほのかにしか主張していません。

今回のカップ麺のオリジナリティとして、ニンニクの強さが挙げられると思います。お店のラーメンでもニンニクの強さが大きな特徴のようで、「すみれ」や「彩未」以上に強力なニンニクが漂っていました。これは好きな人は好きでしょうね。ガッツリ系の味わいで、いかにもごはんとよく合いそうです。




麺は「スープとの相性がいい、食べごたえのある丸麺」たとのこと。

湯戻し時間4分の、縮れの強くついた太い油揚げ麺です。



縮れの強い太油揚げ麺を使用


縮れのついた太い油揚げ麺が使用されています。お店の麺に比べるとひとまわり太く見えます。説明では「丸麺」とされていますが、食べた感じはやや平打ち気味の角麺で、麺の角が口の中で主張が強く感じられます。ただ、冒頭で述べた、今回からお湯がしっかりカップに入っていったことは、角麺から丸麺に変更されたことが影響しているのかもしれません。本気盛で使われている麺とよく似ています。

札幌ラーメン特有の重い質感や熟成感は残念ながら油揚げ麺での再現は難しいため、お店の麺の再現性は低いものの、太くて主張の強い麺と、豚やニンニクの強いスープとのバランスはよく取れており、麺がスープにしっかりマッチしていました。強縮れによりスープのりが良いことも、マッチングの良さにつながっているものと思われます。



具は「味付挽肉、たまねぎ、メンマ、ねぎ」とのこと。

挽肉とメンマに加え、刻んだねぎと玉ねぎが入っています。



挽肉、メンマ、玉ねぎ、ねぎの組み合わせ


  • 挽肉とメンマ
見た目に目立っている具は挽肉とメンマです。挽肉はそれなりにたくさん入っていて、メインの具となっていますが、お店では1枚チャーシューや細切れチャーシューが使われているため、再現性は高くありません。メンマは大きめにカットされておいて、みそ味スープとの相性良かったです。

  • 味で目立っているのは玉ねぎ
見た目で目立っていたのは挽肉やメンマでしたが、味で目立っていたのは玉ねぎでした。甘みはあまりありませんが、玉ねぎ独特の風味がしっかり感じられ、濃いスープの中でアクセントとして機能していました。お店の玉ねぎは炒められているのですが、今回の玉ねぎからは炒め風味は感じ取れませんでした。


オススメ度(標準は3です)


  • 東洋水産 「マルちゃん 大島 味噌ラーメン」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
TRYラーメン大賞みそ部門で5年連続1位を獲得した「大島」の味を再現したカップ麺でしたが、重厚な豚の旨みや生姜で「純すみ系」の味を踏まえつつ、強力なニンニクでオリジナリティも併せ持った一杯でした。ニンニクと濃厚な豚の旨みで、ごはんと一緒に食べたいガッツリ系の一杯でした。いつもタテ型油揚げ麺のカップ麺として商品化されていますが、いつかノンフライ麺でも味わってみたいです。

【みそラーメンカップ麺】セブン・ローソン・ファミマのコンビニPBカップ麺を食べ比べました!

このページでは、セブンプレミアムのカップ麺、「スープが決め手 濃厚味噌」(エースコックが製造)とローソンセレクトのカップ麺、「カップ みそラーメン」(日清食品が製造)、ファミリーマートコレクションのカップ麺、「コク旨熟成味噌ラーメン」(日清食品が製造)のコンビニ大手3社のみそラーメンカップ麺を食べ比べてレビューしていきます。大手コンビニPBの「みそラーメンカップ麺」対決!!今回のカップ麺は、セ...


 カテゴリ
ブログランキング
  • このエントリーをはてなブックマークに追加