このページでは、明星食品のカップ麺、「明星 らーめん颯人監修 焦がし味噌」を食べてレビューしていきます。



「明星 らーめん颯人監修 焦がし味噌」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、明星食品の「明星 らーめん颯人監修 焦がし味噌」。2019年3月18日発売の新商品です。大阪市南森町のラーメン店「らーめん颯人」の味を再現したカップ麺です。



  • 「らーめん颯人」は大阪南森町の人気ラーメン店
らーめん颯人」は、2015年にオープンしたみそラーメンのお店です。札幌出身の店主さんが、札幌のラーメン店で働く傍らにラーメン店の食べ歩きを重ね、大阪の「カドヤ食堂」にて修行後にオープンしています。カドヤ食堂は大阪で押しも押されぬ名店ですよね。以前、サークルKサンクス&とかち麺工房からカップ麺も発売されていました。また、店主さんが札幌時代に働いていた「凡の風」も、札幌では名店として知られています。



  • ミシュランガイドに4年連続掲載!
「らーめん颯人」は、「ミシュランガイド京都・大阪」に、2016年から4年連続で掲載されたことにより、その知名度を大きく高めました。4年連続とはまたすごいですね。食事時以外でも行列ができている大行列店です。

お店のメニューはシンプルに「しょうゆらーめん」「しおらーめん」「みそらーめん」が並び、その中でも看板メニューは「みそらーめん」。今回のカップ麺が再現しているラーメンでもあります。「らーめん颯人」の「みそらーめん」は、以前2018年5月に、今回と同じ明星食品からどんぶり型ノンフライ麺商品として発売されていました。札幌の「純すみ系」と呼ばれるラーメン店と似たアプローチながら、かなり上品な仕上がりの一杯でした。

明星食品 「明星 らーめん颯人監修 濃厚香味焦がし味噌」

ミシュランガイドに3年連続掲載された大阪のお店の一杯を再現したカップ麺今回のカップ麺は、明星食品の「明星 らーめん颯人監修 濃厚香味焦がし味噌」。2018年5月21日発売の新商品です。3年連続ミシュランガイドに掲載された大阪の名店の味を再現した商品です。それにしてもこれだけミシュランに掲載された店ながらなんて謙虚なお店なんでしょう、「凡人」だなんて・・・すいません「颯人(はやと)」です。パッケージ見た時は...

前回のどんぶり型ノンフライ麺商品から今回はタテ型油揚げ麺商品に姿を変え、果たしてどんな一杯になっているでしょうか。



内容物、価格、購入額など




別添袋は、「後入れ液体スープ」の1袋。カップには細切れのチャーシューやメンマ、ネギが入っています。

品名明星 らーめん颯人監修 焦がし味噌
メーカー明星食品
発売日2019年3月18日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(後入れ液体スープ)
定価税別210円
取得価格税込224円(ローソン)


栄養成分表


1食99g(めん75g)あたり
エネルギー444kcal
∟めん・かやく∟356kcal
∟スープ∟88kcal
たん白質9.6g
脂質18.5g
炭水化物59.8g
食塩相当量5.4g
∟めん・かやく∟1.7g
∟スープ∟3.7g
ビタミンB10.23mg
ビタミンB20.38mg
カルシウム118mg




スープ


スープは「豚と鶏の旨みをベースにロースト感のある味噌と焦がし生姜を加えたスープに、ローストした香味野菜 (ねぎ、生姜、にんにく) 風味のオイルを合わせ、アクセントに花椒を加え」たとのこと

豚鶏のベースに豚脂を浮かせたみそ味のスープです。みそには焦がし風味がつけられており、生姜や花椒も効いています。



焦がし風味を効かせたみそ味のスープ


  • 豚鶏ベースのみそ味
豚と鶏がベースとなっているみそ味のスープです。豚骨がメインのように感じたので、札幌のみそラーメンと近いアプローチかと思いますが、鶏のまろやかさも感じられ、札幌みそに比べてあたりのやわらかい印象です。豚脂が浮いているのも感じ取ることができますが、油膜ができるようなラードが浮いているわけではなく、こちらも穏やかな印象。



みそは、豆の強い風味やクセみたいなものは感じないものの、焦がし風味がつけられており、ちょっと香ばしさがあります。お店の焦がしみそがどんな感じなのかはわかりませんが、しっかり味わわなければ焦がし風味がわかりづらかったので、もうちょっと強く焦がし風味を効かせてくれた方が良かったかなと思いました



  • ロースト香味野菜の香り
別添の「後入れ液体スープ」には、焦がしみそや香味野菜をローストしたオイルが入っています。香味野菜の中で最も目立っていたのは生姜だと感じましたが、これももうちょっと強くても良かったのではないかと思います。確かに感じ取れるのですが、ほのかに香る程度です。以前のどんぶり型ノンフライ麺商品のスープよりも焦がし風味や生姜がわかりづらくなってしまっているので、匂いがスープに溶け出しやすい油揚げ麺を使用している影響が大きいのかもしれません。

アクセントとして花椒が効いていましたが、こちらはシビレ系の商品に使われている花椒のようなビリビリした感じではなく、ちょっとしたアクセント程度に留まっています。シビレが苦手な人でも大丈夫な味になっていますが、ビリビリ症候群の方には物足りないかもしれません。




麺は「濃厚な味噌スープと合う、食べ応えのある中太麺」とのこと。

湯戻し時間5分の、太めで縮れの強い油揚げ麺です。角麺で強い主張があります。



太くて縮れの強い角油揚げ麺を使用


縮れの強い中太の油揚げ麺です。太い上に角麺なので、かなり強い主張があります。今回みそ味のスープでそれなりに濃くて主張があるので、ある程度バランスは取れていますが、焦がし風味や香味野菜の香りなど、繊細な部分も持ち合わせており、それらと合わせるには少し麺が前に出過ぎている印象を受けました。合わせる麺がこの麺じゃなく、もっと細かったり角麺じゃなかったりすれば、スープが前に出て、味の細かい部分まで堪能できたのではないかと感じました。

お店の麺は太さは今回の麺と同じくらいですが、ストレート形状で一般的な札幌ラーメンの縮れ麺とは違うタイプのようです。私はお店の麺を食べたことがないでわかりませんが、今回の麺はもうちょっとスープに寄り添う形に変更してもらえると、スープの良さが活きるように感じました。


具は「チャーシュー、メンマ、ネギ、チリを組み合わせ」たとのこと。

細切れのチャーシューに、メンマ、ネギ、そしてチリが入っています。



細切れチャーシュ、メンマ、ネギの構成


  • 細切れチャーシューはたくさん入っているが・・・
四角くカットされた細切れのチャーシューがたくさん入っています。肉が多いのは正義。なんせキン肉マンは正義超人ですからね。肉のついてないキン骨マンもなぜか途中から正義超人扱いでしたが。

肉が多いのは喜ばしいことですが、今回のチャーシューは残念ながらハムみたいであまり肉感のないタイプでした。お店では銘柄豚を使ったこだわりのチャーシューが使われているようなので、もう少し頑張ってもらいたかったですかね。タテ型商品に多くを求めてはいけない気もしますが。

  • メンマやネギはしっかり入っている
チャーシューだけではなく、メンマやネギもしっかり量が入っていました。ラーメンにメンマが入ってる意味がわからないと仰る方がネット上で散見されますが、私に言わせるとメンマを食べるためにラーメンという料理が存在するとすら思っています。さすがに言い過ぎましたすいません。みそラーメンとメンマも抜群の相性です。ネギは厚みのあるカットのものがちらほら入っていて、厚いものには甘みが感じられました。


オススメ度(標準は3です)


  • 明星食品 「明星 らーめん颯人監修 焦がし味噌」
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
札幌ラーメンとアプローチは近いながら、細部にオリジナルのこだわりを感じられる一杯でした。太くて主張の強い油揚げ麺を使ってしまっているため、スープの味の細部が感じ取りにくかったのは残念ですが、お店のラーメンはきっととんでもなくおいしいんだろうなという想像が容易にできる味になっており、お店に行くための導入として悪くない商品です。当然ですが、以前発売されていたどんぶり型ノンフライ麺商品の方がデキは良かったですが、価格差もあるので致し方ないところかと思います。

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