このページでは、ファミリーマート限定商品で日清食品製造のカップ麺、「味仙 台湾ラーメン」を食べてレビューしていきます。



「味仙 台湾ラーメン」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、日清食品の「味仙 台湾ラーメン」。2019年3月5日発売の、ファミリーマート限定発売の新商品です。名古屋にある台湾ラーメン発祥のお店、「味仙」監修によるカップ麺です。これまでタテ型カップ麺として何度か発売されてきましたが、今回はどんぶり型の高価格帯カップ麺として登場しました。人気店の本格カップ麺化なので、これはかなり楽しみですね!果たしてどんな一杯になっているのでしょうか。



  • 台湾ラーメン発祥のお店「味仙」
味仙」は、愛知県名古屋市にある台湾料理のお店で、名古屋から全国に広がった名古屋めしの代表選手「台湾ラーメン」の発祥のお店として知られています。味仙本店の他に名古屋駅とセントレア空港の中に店があり、その他にも名古屋市内を中心にフランチャイズ店が多くある超有名店です。

台湾ラーメンは唐辛子とにんにくを効かせた辛いラーメンで、具として挽肉やニラが使われています。台湾ラーメンのブームの後に、今度は台湾まぜそばが業界を席巻し、ラーメンまぜそばともに一気に全国区の知名度となりました。私は名古屋に行く機会がなかなかないのでまだ「味仙」に訪れたことはありませんが、いつかは行って食べてみたいものです。

  • 過去に発売されていた「味仙」のカップ麺
「味仙」のカップ麺は、ファミリーマート&日清食品の商品として、2015年頃からタテ型ビッグサイズで何度か発売されています。このブログでは2017年9月に発売された「味仙 台湾ラーメンビッグ」を食べてレビューしています。甘辛いしょうゆ味のスープに、タテ型商品としては充実した具の構成で、非常に満足のいく一杯でした。

日清食品 「味仙 台湾ラーメンビッグ」 (ファミリーマート・サークルK・サンクス限定商品)

台湾ラーメン発祥の名古屋の名店「味仙」の再現商品今回のカップ麺は、日清食品の「味仙 台湾ラーメンビッグ」。台湾ラーメン発祥の店として名高い名古屋の名店「味仙」の一杯を再現した商品です。名古屋や愛知には友人が数人いるのですが、みんな「味仙」は大好きですね。地元の人にすごく愛されているお店なのではないかと思います。先日、東京神田に支店ができた時は、愛知県出身者や台湾ラーメン好きの人を中心に大きな反響...

「味仙」のカップ麺は、ファミマ&日清食品から発売される前に、今はなき「十勝新津製麺」(とかち麺工房)からも発売されていました。ファミマになる前のサークルKサンクス時代のオリジナル商品でした。2009年にレビューしています。台湾ラーメンの特徴のひとつである挽肉をレトルト調理品で再現しており、肉の味わいが印象的な一杯でした。

十勝新津製麺(とかち麺工房) 「名古屋 味仙 台湾ラーメン」

今回のカップ麺は、十勝新津製麺がとかち麺工房に社名変更する前の商品、「名古屋 味仙 台湾ラーメン」です。旧社名への惜別の意味も込め、ネット上で評判が良かったこの商品を食べてみたいと思います。サークルKサンクスオリジナル商品ですが、ちょっと前に発売された商品なので、あんまり売ってないと思います。私はサンクスを3件ハシゴして何とか手に入れました。台湾ラーメンは、名古屋人のソウルフードのひとつと言われており...



内容物、価格、購入額など




別添袋は、「液体スープ」と「かやく」の2袋。



先入れの「かやく」を開けた状態。挽肉やニラがたくさん入っています。

品名味仙 台湾ラーメン
メーカー日清食品(ファミリーマート限定)
発売日2019年3月5日(火)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ2袋(液体スープ・かやく)
定価税込278円
取得価格税込278円(ファミリーマート)


栄養成分表


1食120g(めん70g)あたり
エネルギー417kcal
 ∟めん・かやく∟308kcal
 ∟スープ∟109kcal
たん白質13.7g
脂質12.6g
炭水化物62.3g
食塩相当量7.6g
 ∟めん・かやく∟2.2g
 ∟スープ∟5.4g
ビタミンB10.26mg
ビタミンB20.33mg
カルシウム163mg




スープ


スープは「液体スープを使用することで本格的な味わいに仕上げた」とのこと。

鶏豚ベースのしょうゆ味のスープで、唐辛子の辛味とニンニクの風味が強く効いています。



辛味とにんにくの効いた甘めしょうゆ味のスープ


  • 肉の旨みと甘さが感じられるしょうゆ味
鶏と豚をベースとしたしょうゆ味のスープです。地の強いしょうゆの味に、多少甘みがつけられており、後を引く味わいになっています。台湾まぜそばほどのこってり感はないものの、スープ表面には油脂が浮いていて、油脂や甘みによって、濃厚で強い味に仕上がっていました。

油脂やベースの味に加え、具に挽肉が入ることで、肉の旨みが強めに感じられます。タテ型商品では挽肉ではなくダイス肉が使われていて、そのタテ型の「味仙」カップ麺に比べて今回は肉の味が強く、どんぶり型になったことで本格感が増した印象でした。高価格に見合う分厚いスープです。



  • 辛味とニンニクが強烈に効いている
台湾ラーメンの特徴である唐辛子の辛味とニンニクの風味はしっかり太いです。スープが真っ赤なのを見てもわかるように、強めの辛味がついていて、辛口~大辛クラスにはあります。タテ型の時と同じ程度か、ちょっと辛いかなという印象。ラー油が使われているからなのか、少し焙煎ごまの油のような香りを感じました。

ニンニクも強く香っています。スープの主役は辛味に譲っている印象ではあるものの、食べる場所と時間を選ばなければいけないレベルなのは間違いなさそう。担々麺との大きな違いは練りごまの有無ですが、このニンニクの風味があるかないかもかなり大きな違いのように思います。

辛味、にんにく、甘み、肉の旨みと、どんぶり型高価格商品らしいスープの力強さがありました。スープはタテ型の時より明らかにおいしくなっていました。




麺は、湯戻し時間5分の中細ストレートノンフライ麺です。



お店の麺そっくりの中細ノンフライ麺を使用


中細で緩やかに縮れのあるノンフライ麺です。「行列」シリーズなどでよく使われているタイプの麺かと思われますが、表面につるみがありながらしっとり感のある低加水麺食感が特徴で、生麺を思わせる香りや甘みを感じます。税込278円という高価格商品ですが、それに見合うクオリティは十分にあります。タテ型の時も油揚げ麺としてはかなりよくできている麺だったのですが、さすがに今回の麺と比べてしまうと差は明らかです。

唐辛子やにんにくで主張の強いスープと合わせても、スープを立てつつも麺の風味、おいしさがしっかり伝わってきます。スープと麺のバランスはよく取れていました。加えて、お店の麺を写真で見てみると、今回の麺はとても雰囲気がそっくりに見えます。今回の商品用に開発された麺ではないと思われますが、見た目でもきちんとお店を再現できていました。



具は、味付肉そぼろ、粒状大豆たんぱく、赤唐辛子、ニラが入っています。



挽肉とニラの組み合わせ


  • 挽肉の量を大豆たんぱくで底上げ
台湾ラーメンの具の特徴である、挽肉がしっかり入っています。ずいぶんたくさん挽肉が入っているなぁと思ったのですが、挽肉に加えて大豆たんぱくを使用した細かい挽肉状のものも入っていました。挽肉を入れることで旨みをスープに伝え、大豆たんぱくを入れて量を増やすことで、食べ応えを増させていました。

高額商品なので全部挽肉入れてくれるとうれしいですが、コストが許す範囲内で食べ応えを重視している姿勢が窺えます。

  • ニラがたくさん
挽肉とともに台湾ラーメンの大きな特徴であるニラもたくさん入っていました。こちらは大豆たんぱくと水増しするようなことはなく掛け値なくたくさん入っています。スープのにんにくとともに、台湾ラーメンのスタミナ系要素を構成する重要な役割を担い、今回のニラは量が多い上に風味もしっかり強かったです。


オススメ度(標準は3です)


  • ファミマ限定 「味仙 台湾ラーメン」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
ファミマ限定の「味仙」カップ麺がどんぶり型高額商品として登場。辛味やにんにくでパンチをもたせつつ、甘みや肉の旨みをしっかり感じられる一杯に仕上がっていました。タテ型の時に比べて麺が明らかにパワーアップし、挽肉やニラもたくさん入っていて食べ応えがあります。王道台湾ラーメンの味をしっかり堪能できる商品でした。

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