このページでは、東洋水産のカップ麺、「マルちゃん やみつき屋 スタミナ旨辛醤油」を食べてレビューしていきます。



「マルちゃん でかまる 背脂煮干醤油」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん でかまる 背脂煮干醤油」。2019年3月4日発売の、「マルちゃん でかまる」シリーズの新商品です。大阪市のラーメン店、「らーめん香澄」の味を再現したカップ麺です。



  • 大阪市のラーメン店「らーめん香澄」の味を再現
今回の商品は、「第10回 最強の次世代ラーメン決定戦!」の「ガツ盛り部門」にて、見事優勝したラーメンを「でまかる」ブランドでカップ麺化した商品です。

優勝したのは、大阪市にあるラーメン店「らーめん香澄」で、今回の優勝の前から大阪ではかなりの人気店とのことです。お店の看板メニューは「特製煮干しラーメン」で、煮干しを使ったラーメンが主力となっています。今回の商品は「背脂煮干醤油」とのことで、煮干しラーメンから派生したものと思われます。

ちなみに昨年は、「ガツ盛り部門」で優勝した「ラーメンにっこう」のラーメンがカップ麺化され「マルちゃん でかまる 和風塩白湯」という名前で発売されていました。鶏白湯に魚介を合わせた創作的な一杯で、かなりデキの良いカップ麺でした。今年の「らーめん香澄」は果たしてどうでしょうか。

東洋水産 「マルちゃん でかまる 和風塩白湯」

彦根の名店「ラーメンにっこう」の創作鶏白湯今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん でかまる 和風塩白湯」。東洋水産の大盛商品の定番「でかまる」シリーズの新商品です。今回は「第9回 最強の次世代ラーメン決定戦!」にて「ガツ盛り部門」の優勝に輝いた一杯をカップ麺化した商品になります。滋賀県彦根市にあるラーメン店「ラーメンにっこう」による創作ラーメンで、お店は鶏白湯のラーメンやつけ麺を中心に、期間限定の...



内容物、価格、購入額など




別添袋は「液体スープ」、「粉末スープ」、「かやく」の3袋。カップには最初から豚肉などのかやくが入っています。



先入れの「粉末スープ」と「かやく」を開けた状態。「かやく」にはネギとともに、固形の背脂が入っています。

品名マルちゃん でかまる 背脂煮干醤油
メーカー東洋水産
発売日2019年3月4日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ3袋(液体スープ・粉末スープ・かやく)
定価税別210円
取得価格税込225円(ローソン)


栄養成分表、原材料


1食124g(めん90g)あたり
エネルギー560kcal
∟めん・かやく∟484kcal
∟スープ∟76kcal
たん白質13.4g
脂質28.9g
炭水化物61.6g
食塩相当量6.5g
∟めん・かやく∟1.9g
∟スープ∟4.6g
ビタミンB10.39mg
ビタミンB20.38mg
カルシウム236mg




スープ


スープは「煮干しの旨味と豚脂の風味に、黒胡椒や七味唐辛子の香辛料を利かせた、醤油味のスープ」とのこと。

ポークベースに豚脂を効かせたしょうゆ味のスープで、煮干しの風味が強く効いています。



商品名通り「背脂」「煮干」「醤油」の強いスープ


  • 濃いしょうゆ味と分厚い豚脂
ポークベースに豚脂を浮かせたしょうゆ味のスープです。しょうゆ味は濃いめで、黒胡椒や七味がアクセントとして効いています。関西のうどんやお蕎麦だと、しょうゆの香りがあまりない薄口しょうゆが使用されていますが、ラーメンだと真っ黒なしょうゆを使っているお店がたくさんありますよね。今回も関西のお店ですが、濃口のしょうゆを使っていてしょうゆの香りは強いです。

今回、具として固形の背脂が入っているのが大きな特徴となっていますが、スープ単体でも油脂の量が多く、豚脂の分厚いこってり感や豚の風味をしっかり感じ取ることができます。濃いしょうゆと合わせてかなり強力なこってりしょうゆ味に仕上がっていました。



  • 煮干しも強い
「らーめん香澄」の特徴である煮干しも強く効いていました。魚介の風味とともに煮干し特有のほろ苦さがあり、本格感のある煮干し味です。濃いしょうゆ味や大量の豚脂に負けない存在感がありました。魚粉が大量に入るわけではないので、固形の背脂や油脂、そして黒いスープほど見た目では目立たないですが、味の主役は煮干しだと感じました。

今回のカップ麺の商品名は「背脂煮干醤油」ですが、その名の通り、「背脂」(豚脂)、「煮干」、「醤油」をそれぞれしっかり感じ取ることができました。商品名倒れの商品も数多くある中で、商品名がここまで実態とぴったり合致した商品はそうそうないのではないかと思います。




麺は「なめらかでコシのある、丸刃で切った太めの油揚げ麺」とのこと。

湯戻し時間4分の、中太程度の太さで縮れのある油揚げ麺です。



「でかまる」らしいソフト食感の油揚げ麺


中太で縮れ強めの油揚げ麺です。「でかまる」シリーズでよく見かける、ちょっとふかふかした食感の麺となっています。ライバル「スーパーカップ」シリーズの麺が比較的噛み応えが重視されているのに対し、こちら「でかまる」の麺はソフトな食感なのが対照的です。それぞれに良さがありますが、「でかまる」の麺の方がソフトで主張が強くないため、こってりでもあっさりでもスープを選ばず対応できるメリットがあるように感じています。

太めの麺なのでそれなりに主張はあるものの、今回はスープが濃厚こってり味なので、両者のバランスは良好です。多少スープに傾斜しているくらいでしょうか。スープがやや勝っているくらいが、スープの味をしっかり感じ取れて良いと感じています。麺の主張が強すぎてスープの味を邪魔をしてしまうようなことがないのは良かったです。



具は「味付豚肉、背脂加工品、メンマ、ねぎ」とのこと。

細切れの豚肉に、固形の背脂、そしてメンマとねぎが入っています。



豚肉と背脂が入った具の構成


  • 細切れ豚肉は多め
細切れの豚肉は結構たくさん入っています。脂身が少ないタイプで噛み応えのある食感です。カップ麺でよくある安っぽい肉ではなく、しっかり肉感があって良かったです。スープ以上に濃くしょうゆ味がつけられているため、スープの中に入ってもしっかり目立てています。

  • たくさん入った固形背脂は味より見た目で目立っている
背脂もかなり量が入っていて、湯戻し後は膨張してスープを覆っていました。見た目も食感も背脂そのもので、かなりインパクトが強いです。ただ、味ではそれほど目立っておらず、姿形は具の固形背脂が担当し、味はスープに入っている豚脂が担っているように感じました。この固形背脂自体は非常に優秀で、おそらくスープの煮干しやしょうゆが強くなければ、この背脂は味でも存在感が増したのではないかと思います。

  • メンマがうれしい
豚肉と背脂というメインとなる具の他に、メンマとねぎが入っています。メンマは魚介やしょうゆ味のスープと非常に相性が良いので、それほど多くはないもののしっかり入っていてくれたのは良かったです。今回くらい味が濃いスープなら、自分でメンマを足して入れてもスープの味が薄くなったりしないので良いのではないかと思います。


オススメ度(標準は3です)


  • 東洋水産 「マルちゃん でかまる 背脂煮干醤油」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
「第10回 最強の次世代ラーメン決定戦!」の「ガツ盛り部門」で優勝した「らーめん香澄」のカップ麺でしたが、濃いしょうゆ、背脂(豚脂)、煮干しの強い、まさにガツ盛りな一杯でした。煮干しスープでここまでこってりしているものはなかなかないのではないかと思います。固形の背脂が大量に入っていて目立っていますが、味はスープの豚脂で、見た目は固形背脂が担っていました。食べ応えがあり、濃い味がガッツリ食べたい欲を満たしてくれる、素晴らしい商品です。

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