このページでは、東洋水産のカップ麺、「マルちゃん 本気盛 花椒香る煮干醤油」を食べてレビューしていきます。



「マルちゃん 本気盛 花椒香る煮干醤油」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん 本気盛 花椒香る煮干醤油」。2019年2月4日発売の、「本気盛」シリーズの新商品です。毎年恒例の「第10回 最強の次世代ラーメン決定戦!」の「次世代部門」にて、準優勝に輝いたラーメンをカップ麺化したものです。優勝したラーメンも「本気盛 スパイシー赤味噌」として同時発売されており、近日中にレビュー予定です。



  • 「麺処 若武者」は福島県二本松市の人気ラーメン店
「第10回 最強の次世代ラーメン決定戦!」の「次世代部門」にて準優勝に輝いた「麺処 若武者」は、福島県二本松市にある人気ラーメン店です。中華料理店出身の店主が開いたラーメン店で、お店の主力メニューは鶏白湯ですが、鶏系のスープを中心にメニュー展開しているようです。鶏の上湯スープを使ったラーメンがかなりおいしそうに見えました。

「麺処 若武者」は、「第7回 最強の次世代ラーメン決定戦」にて準優勝となり、また、第8回では優勝し、いずれもカップ麺化されています。このブログでは第8回優勝分のカップ麺は残念ながら食べ損ねてしまっていますが、第7回の「マルちゃん 本気盛 合わせ味噌ど豚骨」は食べてレビューしていました。

東洋水産 「マルちゃん 本気盛 合わせ味噌ど豚骨」

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2018年7月には、「麺処若武者 特濃旨辛鶏台湾」という商品がローソン先行で発売されていました。お店の看板である鶏白湯と、人気の台湾ラーメンを組み合わせた一杯で、強い鶏白湯に台湾ラーメン要素を組み込んだ感じの商品でした。

台湾ラーメンと鶏白湯の合体!!東洋水産 「麺処若武者 特濃旨辛鶏台湾」 (ローソン先行発売)

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  • 花椒と煮干しという珍しい組み合わせ
今回の商品は「花椒香る煮干醤油」ということで、花椒と煮干しという珍しい組み合わせの商品となっています。花椒さんが本気出しちゃったら、煮干し味なんて吹っ飛んでしまいそうですが、そこは邪王真眼の使い手である花椒さんのことなので、きっと眼帯をつけて力を封印してくれるんだと思います。いや、メーカーがきっと上手くバランスを取っているんだろうと思います。面白そうな組み合わせなので、期待しながら食べてみたいと思います。



内容物、価格、購入額など




別添袋は「後入れ特製スープ」1つ。

品名マルちゃん 本気盛 花椒香る煮干醤油
メーカー東洋水産
発売日2019年2月4日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(後入れ特製スープ)
定価税別210円
取得価格税込225円(ローソン)


栄養成分表、原材料


1食108g(めん80g)あたり
エネルギー472kcal
∟めん・かやく∟395kcal
∟スープ∟77kcal
たん白質10.3g
脂質19.9g
炭水化物62.8g
食塩相当量6.3g
∟めん・かやく∟2.0g
∟スープ∟4.3g
ビタミンB10.37mg
ビタミンB20.41mg
カルシウム194mg




スープ


スープは「煮干しの旨味をベースに、淡口醤油を加え、花椒でアクセントを付けたスープ」で、「隠し味に赤味噌とごま油を使用し、コクをだし」たとのこと。「粗引き唐辛子入り

煮干しの香るしょうゆ味のスープに、花椒の香りと刺激が感じられます。



煮干しと花椒のバランスを重視したスープ


  • 淡口しょうゆを使用した煮干ししょうゆ味
煮干しの香るしょうゆ味のスープです。魚介のスープと言えば濃口しょうゆのガツンとしたしょうゆの香りを思い浮かべますが、今回は淡口しょうゆを使用することで、しょうゆの香りを最小限に抑えています。今回はどちらも香りものである煮干しと花椒を使用しているため、それらを引き立てるためにしょうゆの香りは控えめにしようという意図が窺えます。

煮干しもガツンと香る感じではなく、おとなしめです。もうちょっと強くても良かったかなとは思いますが、バランス重視の配分となっているようです。しっかり香ってはいますが、魚介がメインのスープという印象は持ちませんでした。



  • 花椒はピリッと効いている
煮干しとともに主役を張る花椒は、煮干しと寄り添うように控えめに効いています。花椒がガンガン効いた強烈シビレではなかったです。食べ始めからシビレるのではなく、終盤で気づいたらシビレていたみたいな感じです。煮干しと組み合わさることで、今まであまり感じたことのない味を醸し出しており、これは大人の味ですね。煮干しも花椒もガンガンこないところに物足りなさはあるものの、組み合わせの妙味はしっかり感じ取ることができます。煮干しが苦みや渋みを加えるスパイスのひとつのような役割を担っているように感じました。

  • ごま油が効果的
隠し味に赤味噌とごま油を使用」とのことですが、ごま油がほんのりと効いていて、味に深みを加えています。煮干し、花椒、しょうゆのどの味も主役としてのパンチ力よりもバランスが重視され控えめな中で、ごま油の風味がスープの味に一本筋を通しており、なかなか効果的でした。湯気からもごま油の香りが漂い、香りも心地良かったです。




麺は「食べごたえのある角麺」とのこと。

湯戻し時間4分の、中細の油揚げ麺です。いつもの「本気盛」シリーズの比べて細い麺となっています。



いつもの「本気盛」より細めの油揚げ麺


いつもの「本気盛」シリーズの太い麺に比べ、主張がだいぶおとなしい細めの麺です。「食べごたえのある角麺」とのことですが、いつものガッツリ系の麺とはだいぶ印象の異なる麺となっています。

今回は、煮干し、花椒、ごま油など、香り重視のスープのため、主張の強いいつもの「本気盛」の太い麺よりも、今回の細めの麺の方がスープの邪魔をせずしっかりバランスが取れています。いつもの太い麺が出てきちゃったらどうしようと思っていましたが、良い意味で本気盛らしからぬ麺で安心しました。良いバランスです。

麺は細いですが、麺量はいつもの本気盛の80gをキープしています。このあたりが商品説明の「食べごたえ」につながる部分かと思います。同じ麺量でも、太いより細い方が多く感じるんですよね。量はしっかりガッツリ系でした。


具は「味付鶏挽肉、にら、ねぎ」とのこと。

多めに入った鶏挽肉とニラをメインに、ねぎや赤唐辛子が加わった構成です。



ニラと鶏挽肉の組み合わせ


鶏挽肉とニラが多めに入っています。ちょっと台湾ラーメンっぽいでしょうか。いつもの「本気盛」シリーズの商品に比べるとボリュームは多少物足りないものの、ニラの緑で見た目は鮮やかです。ニラの風味は感じ取れますが、花椒や煮干しの効いたスープの中ではその影響は限定的だったように思います。

鶏挽肉は細かめのものが入っていて、挽肉らしい形状になっています。今回のニラと挽肉の組み合わせは、以前の「麺処若武者 特濃旨辛鶏台湾」と同じでした。


オススメ度(標準は3です)


  • 東洋水産 「マルちゃん 本気盛 花椒香る煮干醤油」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
「第10回 最強の次世代ラーメン決定戦!」の「次世代部門」にて準優勝に輝いた、福島二本松の人気店「麺処 若武者」の味を再現したカップ麺でした。煮干しと花椒という珍しい組み合わせで、どちらもほどほどに効かせたバランス重視の構成の中で、ごま油をほんのり効かせ、一本筋の通った味になっていたことが印象的でした。繊細な部分のある味なので、ノンフライ麺商品として本格的に作ったらもっとおいしそうだと思いました。いつかよろしくお願いします!

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