このページでは、まるか食品のカップ焼そば、「ペヤング 北海道ジンギスカン風やきそば」を食べてレビューしていきます。



「ペヤング 北海道ジンギスカン風やきそば」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、まるか食品の「ペヤング 北海道ジンギスカン風やきそば」。2019年1月21日発売の、「ペヤング」シリーズの新商品です。ペヤングの変わり種商品の歴史に名を刻むべく、なんと羊肉を使用したカップ焼そばです。

  • 羊肉を使用したカップ麺は記憶にない
今回の商品は、「北海道ジンギスカン風」とのことで、羊肉を使用しているのが大きな特徴となっています。過去に羊の肉を使用したカップ麺が存在したのかどうかは定かではありませんが、少なくとも10年以上カップ麺ブログをやってきた私オサーンの記憶にはなく、ブログ内を探してみてもそんな商品は見当たりませんでした。



羊肉は、他の肉に比べるとクセのある風味が特徴で、よく「くさい」とも言われます。高級な肉になると臭みはなく、ちょっとミルクっぽさを感じるのですが、私なんかは、臭みがあってこその羊肉だと思っていて、臭いことが羊肉の魅力だと考えています。羊肉の臭みを逆手に取った、「ジンギスカンキャラメル」という商品が北海道おみやげとして売られていて、「くさい」「まずい」と奇抜さで評判になったこともありました。

今回は羊肉を使うことで、奇抜さで攻めてくるのか、それともあくまでおいしさで勝負してくるのか、どちらに転んでもおかしくないので、ペヤングがどの方向でくるのか非常に楽しみです。



内容物、価格、購入額など




別添袋は「ソース」と「かやく」の2袋。



先入れの「かやく」を開けた状態。四角切りの羊肉が入っています。見た目には奇抜さはありません。他に野菜も入っています。

品名ペヤング 北海道ジンギスカン風やきそば
メーカーまるか食品
発売日2019年1月21日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ2袋(ソース・かやく)
定価税別185円
取得価格税込195円(ローソン)


栄養成分表


1食122g(めん90g)あたり
エネルギー548kcal
たん白質9.8g
脂質26.7g
炭水化物67.2g
食塩相当量4.1g




ソース


ソースは「まるでジンギスカンを食べているような味わいに仕上げ」に、「香ばしい香りが特徴的」とのこと。

甘みを感じるしょうゆベースのソースです。



ジンギスカンらしさを出しつつも食べやすい味のソース


  • 甘みがあるしょうゆ味で、ジンギスカンのタレっぽさがある
りんごやはちみつが使われ、ジンギスカンのタレをイメージしたと思われる、しょうゆ味ベースのソースです。甘さとともに玉ねぎの風味が感じられ、確かに少しジンギスカンっぽさを感じ取れます。ピリ辛程度の辛味がつけられていて、甘みを引き締めていました。ジンギスカンであることを抜きに考えても、まろやかな甘みの光るおいしいソースなのではないでしょうか。

  • 羊肉の風味が漂うが、食べやすい味に仕上がっている
ソースの甘みに、具の羊肉から漂う風味が加わることで、ジンギスカンの味がきちんと成立しています。ジンギスカン味のカップ焼そばと聞いて食べるのを躊躇している方もおられるかもしれませんが、今回の味は大丈夫。ジンギスカンの味がしながらもしっかりおいしく仕上がっています。

羊肉もジンギスカンのタレっぽさも過度に強すぎず、基本的にはしょうゆ味だというところが食べやすさにつながっていると感じました。まったく奇抜さがなくて食べやすく、それでいてジンギスカンらしさもあるソースでした。




麺は、中細で縮れのついた油揚げ麺です。

いつものペヤングの油揚げ麺で、麺量もいつもと同じ90g。



いつもの「ペヤング」の中細油揚げ麺を使用


中細で縮れのある、いつものペヤングの油揚げ麺です。ペヤングやきそば味によって麺を替えることなく、常に同じ麺を使っていますね。ジンギスカン味でもブレません。

本来なら油揚げ麺臭を強く感じる麺ですが、今回は羊肉の風味やソースの甘みによってか、油揚げ麺臭はそれほど感じることなく、ソースの味を邪魔している印象はありません。ソースの味の中でしっかり馴染んでいました。ソースの味を引き立てつつも、食感でペヤングらしさを現しています。

麺量もいつもと同じ90g。カップ焼そばとしては標準的な量です。麺量90gはいまでこそ標準的な量ですが、カップ焼そばの歴史をたどると、もっと少ないサイズが主流だったカップ焼そばの中で、ペヤングが「BIG」サイズとして他社に先駆けて90gを採用し、他社がそれに追随したというたという経緯があります。



具は「羊肉を使用」とのこと。

四角い細切れの羊肉に加え、キャベツ、にんじん、もやしが入っています。



羊肉ともやしでジンギスカンらしい組み合わせ


  • 羊肉の風味をしっかり感じる
羊肉は四角い細切れタイプで、なかなかたくさん入っています。以前にカップ麺で羊肉が使われてことがあるのかどうかは定かではないですが、私がこのブログを10年以上やってきた中では初めて食べるカップ麺の羊肉です。

強烈に感じられるというほどではないものの、羊の風味がしっかりあります。たしかに豚でも鶏でもなく、紛れもない羊肉です。これは面白いですね。お店のラーメンでもあまり羊肉のラーメンなんて見かけないので、こういう試みはカップ麺ならではで素晴らしいと思います。発想の面白さのみならず、それなりに味も伴っていることに大きな価値があります。

  • もやしを入れて、ジンギスカンらしさを表現
羊肉を入れただけで完結するのではなく、ジンギスカンの特徴的な野菜であるもやしがしっかり入っているのも拍手したいところ。あんまり入っておらずもっと量は欲しかったですが、羊肉ともやしを揃えてきたところはペヤングらしからぬ?徹底ぶりかと思います。

もやしとともにキャベツやにんじんも入っていて、具のボリュームはまずまず。羊肉という大きな特徴のある具を使いつつも、他の野菜をしっかり入れており、ジンギスカンの味を肉だけではなく野菜でも楽しむことができました。


オススメ度(標準は3です)


  • まるか食品 「ペヤング 北海道ジンギスカン風やきそば」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
羊肉を使った「ジンギスカン風」のペヤングでした。奇抜な材料を使っただけで満足して完成度がいまいちというのが変わり種ペヤングにありがちパターンでしたが、今回はそれらとは一線を画すおいしい一杯に仕上がっていました。羊肉やソースの甘みといったジンギスカンらしい部分をほどほどに留め、基本的には常識の範囲内のしょうゆ味としてまとめたところが食べやすさにつながっているように感じました。ジンギスカンという面白い発想を含め、★5と判断しました。

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