「蒙古タンメン中本辛旨味噌」vs「トナリ監修辛激タンメン」

このページでは、セブンプレミアムのカップ麺、「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」(日清食品が製造)とローソン限定のカップ麺、「明星 東京タンメントナリ監修 辛激タンメン」(明星食品が販売)の、両社コンビニの誇る激辛カップ麺を食べ比べてレビューしていきます。


セブンとローソンの激辛カップ麺対決!!


今回のカップ麺は、セブンプレミアムの「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」と、ローソン限定で明星食品の「明星 東京タンメントナリ監修 辛激タンメン」を食べ比べます。セブンイレブンとローソンそれぞれの誇る激辛カップ麺のレギュラー商品で、お店もカップ麺も絶大な人気がありますよね。特に「蒙古タンメン中本」は、セブンカップ麺の代表的な存在のひとつとなっています。



  • 「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」はどんなカップ麺?
蒙古タンメン中本 辛旨味噌」は、セブン&アイのPB、「セブンプレミアム」から出ているカップ麺で、製造は日清食品が担当しています。セブンのカップ麺と言えば真っ先に思い浮かべるカップ麺であり、また激辛カップ麺と言っても真っ先に挙がる存在なのではないかと思います。

蒙古タンメン中本」は東京上板橋にある激辛で有名なラーメン店で、お店のメニュー「北極ラーメン」は特に辛くてファンの多いラーメンです。北極ラーメンも毎年定期的に発売されています。

激辛カップ麺の最高峰が再登場!!セブンプレミアム 「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」

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  • 「明星 東京タンメントナリ監修 辛激タンメン」はどんなカップ麺?
明星 東京タンメントナリ監修 辛激タンメン」は、ローソン限定の「ローソン名店シリーズ」のカップ麺で、販売は明星食品が担当しています。「ローソン名店シリーズ」は他に、「麺屋武蔵」や「金色不如帰」などが発売されています。ローソン店頭でもだいぶ幅を利かせるようになっていますよね。

東京タンメン トナリ」は、つけ麺で有名な「六厘舎」グループのタンメン専門店で、東京都内に4店構えています。「辛激タンメン」もお店のメニューのひとつで、1~4までの辛さを選べるのが特徴です。



  • 「蒙古タンメン中本」vs「東京タンメントナリ」
どちらもカップ麺もこのブログではすでにレビュー済ですが、両者を一緒に食べて比較することで、新しい発見があるかもしれないと期待して、今回食べてみたいと思います。ちなみに、どちらの商品も単体でのレビュー時は★6でした。

両コンビニチェーンがライバル同士であり、商品も「激辛」と「タンメン」でキャラが被っており、メーカーは日清食品と明星食品という同じグループ会社。比較対象としてはばっちりです。果たしてどんな比較になるのでしょうか。

内容物、価格、購入額など




左が「中本」で右が「トナリ」です。具の野菜の量は断然「中本」が多く、スープ粉末の量は「トナリ」が上回ります。「中本」と比べると少ないものの、「トナリ」の具の量も結構多いです。

品名蒙古タンメン中本 辛旨味噌
メーカーセブンプレミアム(日清食品が製造)
発売日2016年6月13日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(辛味オイル)
定価税込204円
取得価格税込204円(セブンイレブン)

品名明星 東京タンメントナリ監修 辛激タンメン
メーカー明星食品(東日本明星が製造)
発売日2017年6月13日(火)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(辛激ペースト)
定価税込216円
取得価格税込216円(ローソン)

「中本」の方が10円程度安いですが、概ね同じ程度の価格帯になっています。


栄養成分表、原材料


  • セブンプレミアム 「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」
1食118g(めん80g)あたり
エネルギー540kcal
 ∟めん・かやく∟430kcal
 ∟スープ∟110kcal
たん白質12.3g
脂質22.3g
炭水化物72.7g
食塩相当量6.6g
 ∟めん・かやく∟2.5g
 ∟スープ∟4.1g
ビタミンB11.28mg
ビタミンB20.31mg
カルシウム147mg



  • ローソン限定 「明星 東京タンメントナリ監修 辛激タンメン」
1食112g(めん80g)あたり
エネルギー508kcal
 ∟めん・かやく∟408kcal
 ∟スープ∟100kcal
たん白質10.2g
脂質20.7g
炭水化物70.2g
食塩相当量5.4g
 ∟めん・かやく∟1.7g
 ∟スープ∟3.7g
ビタミンB10.58mg
ビタミンB20.39mg
カルシウム212mg



  • カロリーや脂質、塩分量などは「中本」が上回る
麺量は両者同じ80gで、タテ型カップ麺の大盛サイズです。カロリーや脂質、塩分量は「中本」が上回り、よりこってりした味が期待できそうです。とは言え、「トナリ」のカロリーも500kcal超えしているので、決して低カロリーというわけではありません。



スープ


  • セブンプレミアム 「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」:
スープは「味噌ベースに唐辛子の辛味と野菜のうま味を閉じ込めたスープ」とのこと。

  • ローソン限定 「明星 東京タンメントナリ監修 辛激タンメン」:
スープは「ポークと魚介のきいたスープに、ニンニク、赤唐辛子、赤・白味噌、豆板醤、生姜を加え」たとのこと。

辛さは同程度だが系統がだいぶ違う両者のスープ




こちらは「中本」。スープが見え難くてすいません。やや薄めのみそ色で、別添の「辛味オイル」を混ぜ合わせることで真っ赤な色になります。



こちらは「トナリ」。別添の「辛激ペースト」を入れる前から赤っぽい色で、「中本」に比べると透明度は低いです。「辛激ペースト」を入れることで「中本」と同じくらい真っ赤な色になります。

  • 辛さは同程度で、どちらも野菜の甘みがしっかり出ている
両者同じように真っ赤なスープで、辛さはどちらもギリギリ激辛レベルにのるくらいで、同じ程度の辛さです。気持ち「中本」の方が辛いかなと思いますが、比較しなければわからない程度の違いしかないと思います。

どちらも「タンメン」スープなので、野菜の旨み、甘みが強く出ています。より野菜の甘みが強く出ているのは「トナリ」で、辛味の中にしっかり野菜の甘みがあるため、タンメンらしいスープに仕上がっていました。「中本」は単体で食べた時は野菜の味を強く感じましたが、比較すると「トナリ」ほどは強くなかったです。

  • 「中本」はみそ味&ニンニク風味、「トナリ」はとんこつ&生姜風味
どちらもスープもみそ味が入っていますが、みそ味メインで強く感じるのは「中本」で、みそとニンニク風味でパンチ系のスープに仕上がっていました。一方の「トナリ」もみその味は感じられるものの、どちらかというとベースとなっているとんこつがメインで、そして生姜の風味が強く効いているのが大きな特徴です。

「中本」のニンニクよりも「トナリ」の生姜が強く、かなりエッジが立っていました。「トナリ」のスープの開発意図、主題がよりはっきりしている印象でした。

  • どちらもおいしいスープだが、完成度は「トナリ」がやや上か
個人的には「中本」のスープの方が味の系統的には好みなんですが、「トナリ」のスープの方が主題がはっきり感じ取れ、完成度がやや高く感じられました。

どっちもしっかり辛い上に、タンメンらしく野菜の甘みが感じられ、レベルはかなり高いです。かたやニンニク風味、かたや生姜風味で、同じ激辛タンメンスープながら方向性が違うことも印象的でした。




  • セブンプレミアム 「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」:
麺は「麺のコシを上げることで食べ応えが増した太ストレート麺」とのこと。

  • 明星食品 「明星 東京タンメントナリ監修 辛激タンメン」:
麺は、やや平打ちで縮れの強い、太めの油揚げ麺です。

同麺量の油揚げ麺だが、形状や食感はぜんぜん違う




こちらは「中本」の麺。ストレート形状の太麺です。「有名店シリーズ」や「THE NOODLE」シリーズでも使われていそうな麺です。



「トナリ」の麺。太さは「中本」と同程度ですが、縮れが強い麺で食感はまったく異なっています。

  • 「中本」はストレート麺、「トナリ」は縮れ麺
どちらの麺も同程度の太さの麺ですが、「中本」の麺の方がやや厚みがあります。形状は全然違っていて、「中本」の麺は日清食品らしくストレート形状なのに対し、「トナリ」の麺は強い縮れがあって対照的です。ストレート形状の「中本」の麺の方が高級感がありますが、どちらの麺もスープとのバランスは良かったです。

  • 「中本」は低加水麺食感、「トナリ」は多加水麺食感
「中本」の麺は比較的歯切れが良くて低加水麺方向なのに対し、「トナリ」の麺は弾力があって多加水麺方向のように感じました。方向性は真逆ですが、どちらの麺も油揚げ麺としては良い食感で、油揚げ麺臭もおとなしめでおいしかったです。

両者ともに麺量は80gで、大盛サイズです。どちらもしっかり食べ応えがありました。




  • セブンプレミアム 「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」:
具は、キャベツ、豆腐、味付豚肉、人参、キクラゲ。

  • 明星食品 「明星 東京タンメントナリ監修 辛激タンメン」:
具は、キャベツ、チャーシュー、ニンジン、もやし、ニラ、キクラゲ。

両者共通でキャベツとキクラゲが入っていますが、他の具は異なっています。

具のボリュームと豆腐の「中本」、細切れチャーシューの「トナリ」




「中本」の具。なんと言っても豆腐が目立っています。他の野菜の量も多いです。



こちらは「トナリ」の具。「中本」に比べると少ないものの、それでもたっぷり野菜が入っています。もやしやチャーシューが特徴的。

  • 具のボリュームは「中本」が上回る
具の量は「中本」がだいぶ多いです。かなり具だくさんです。たくさん入っている豆腐をメインに、キャベツの量でも「トナリ」をだいぶ上回っており、タンメン然とした具の構成です。

脇を固めるキクラゲやにんじんもしっかり入っていて、特にキクラゲは粒が大きく、コリコリした食感を楽しむことができました。強いて弱点をあげれば、肉がだいぶ少ないくらいですかね。

  • 「トナリ」は、もやし、ニラ、チャーシューなど「中本」には入っていない具を使用
ボリュームでは劣っている「トナリ」ですが、もやし、ニラ、チャーシューなど、「中本」には入っていない具で攻めてきています。特に「中本」は肉がウィークポイントなのに対し、「トナリ」は比較的しっかりした細切れチャーシューが入っていることで、ちょっとリッチな印象でした。また、風味のあるニラが入ることで、よりタンメンらしさが強調されていて良かったです。

具はボリュームのある「中本」が勝りますが、「トナリ」の具もしっかり頑張っている印象でした。

オススメ度(標準は3です)


  • セブンプレミアム 「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」
★★★★★★☆☆☆☆(6)
  • ローソン限定 「明星 東京タンメントナリ監修 辛激タンメン」
★★★★★★☆☆☆☆(6)

以上、コンビニの激辛カップ麺対決として、「蒙古タンメン中本」と「トナリ辛激タンメン」を比較してきました。最も気になる辛さは両者同程度で、ともに野菜の甘みをしっかり効かせたおいしいスープでしたが、ハッキリ生姜を効かせてエッジを立てるのとともに、より野菜の甘みが強い「トナリ」のスープの完成度が高く感じられました。「中本」のスープもみそとニンニクでパンチがあっておいしいです。

麺は両者同じ量でしたが、「中本」がストレートで低加水麺食感、「トナリ」が縮れ形状で多加水麺食感で、だいぶ違いがありました。ストレート食感の「中本」の方が高級感があるものの、両者それぞれに素晴らしかったです。

具はボリュームで「中本」が大きく勝り、野菜もたっぷりでしたが、「トナリ」もチャーシューやもやしといった、「中本」にはない魅力のある具の構成でした。

スープは「トナリ」、具は「中本」がややリードといったところですが、両者がっぷり四つのまま水入りという感じです。引き分け。それぞれに本当素晴らしいカップ麺で、甲乙つけ難いです。両商品とも末永く売り続けてくれれば良いなと、心から思います。

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