このページでは、明星食品のカップ麺、「明星 極のチャルメラ バリカタ麺 辛ダレ濃厚豚骨」を食べてレビューしていきます。


「明星 極のチャルメラ バリカタ麺 辛ダレ濃厚豚骨」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、明星食品の「明星 極のチャルメラ バリカタ麺 辛ダレ濃厚豚骨」。2018年11月26日発売の、「明星 極のチャルメラ」シリーズの新商品です。湯戻し60秒のバリカタ極細麺を使用したカップ麺。

  • 「極のチャルメラ」は本格的な「バリカタ麺」が特徴のブランド
『明星 チャルメラ』ブランドでは、2016年1月に『明星 ノンフライチャルメラ 豚骨 5食パック』を発売して以降、豚骨ラーメン店さながらの粉っぽい麺質で硬めの食感が特長の『バリカタ麺』を使用した商品を数多く発売」し、今回は「熱湯60秒で出来上がり、かつ湯伸びしにくい、『極』を冠するにふさわしい本格的なバリカタ麺をお楽しみいただける商品」とのこと。

「極のチャルメラ」ブランドとしては今回が4作目となります。過去には今回と同じどんぶり型ノンフライ麺商品のみではなく、タテ型ノンフライ麺商品も発売されていました。これまで発売されてきた「極のチャルメラ」カップ麺は以下の通り。

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明星食品 「明星 極のチャルメラ バリカタ極細麺と濃厚とんこつ」

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「極のチャルメラ」シリーズとしては今回が4作目ですが、以前あって最近は新商品が発売されていない、「ラーメンの底力」シリーズや「明星究麺」シリーズが「極のチャルメラ」シリーズに統合、継承されたものと思われます。最近の明星食品は一部を除いて自社ブランドから商品を出すよりも、ラーメン店などとタイアップした商品を出すことに力を入れているように感じます。

昔は、とんこつ臭のカップ麺と言えば明星食品!明星食品と言えばとんこつ臭!という、水戸と言えば納豆!千葉といえばMAXコーヒー!級の強い結びつきがあるイメージがありましたが、最近は他社含めてとんこつ臭の強いカップ麺は鳴りを潜めてしまいました。現状のカップ麺のとんこつスープはそれ単体だと物足りなく感じてしまうため、今回のように辛味をつけてエッジを立てる手法は大いにありだと思います。

それでは今回の一杯、早速食べてみたいと思います。



内容物、価格、購入額など




別添は「液体スープ」「かやく入り粉末スープ」「かやく」の3袋。



先入れの「かやく」を開けた状態。このシリーズの商品は具にニラが入っているのが一つの特徴のようです。チャーシューは税別230円と考えるとちょっと小さいです。そして見目麗しい極細ノンフライ麺。この麺見るとテンション上がります。

品名明星 極のチャルメラ バリカタ麺 辛ダレ濃厚豚骨
メーカー明星食品
発売日2018年11月26日(月)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ3袋(液体スープ・かやく入り粉末スープ・かやく)
定価税別230円
取得価格税込248円(ローソン)


栄養成分表


1食93g(めん70g)あたり
エネルギー361kcal
 ∟めん・かやく∟279kcal
 ∟スープ∟82kcal
たん白質12.3g
脂質8.5g
炭水化物58.7g
食塩相当量6.4g
 ∟めん・かやく∟1.4g
 ∟スープ∟5.0g
ビタミンB10.15mg
ビタミンB20.20mg
カルシウム147mg


スープ




スープは「乳化感の強いポークエキスをたっぷりと配合した濃厚でまろやかな豚骨スープに辛味とニンニクを効かせパンチのある味わいに仕上げ」たとのこと。

きめの細かいとんこつをベースに、辛味とニンニクの風味を加えたとんこつスープです。辛さはピリ辛程度でしょうか。

きめの細かさを感じる濃厚感とまろやかさのあるとんこつスープ


きめの細かい、とんこつの濃さを感じるスープです。とんこつ濃度が強く感じられますが、成分中のカルシウムがそんなに多いわけではないので、濃厚なとんこつというよりは、原材料中の乳化成分がそう感じさせるのかもしれません。濃厚感があってまろやかなとんこつスープ。一方で、とんこつ臭のようなクセは一切なく、個人的には物足りない印象。

ただ、本場久留米のとんこつラーメンですら、とんこつ臭のないお店が人気になっていたりするので、とんこつラーメンの潮流は臭みのないスープなのかもしれませんね。認めたくないものだな、臭くない故の人気というものを。語呂が苦しいなら無理にやらなきゃいいのにw

このスープに、辛味とニンニク風味のついた液体スープを加えることで、まろやかとんこつスープに多少エッジが加わります。辛味はピリ辛程度かそれ以下であまり辛くはないものの、味に一本筋が通るようになリ、ずいぶん食べやすくなる印象です。ニンニクもそれほど強くないですが効いていて、スープの味が鮮やかになっています。どちらもとんこつから主役を奪うのではなく、スープに足りないパンチの部分を補っていました。






麺は「豚骨ラーメン店の粉っぽい麺質を表現した、硬め・極細・ストレートで歯切れの良い、熱湯60秒で出来上がるバリカタ極細麺」とのこと。

明星食品お得意の、スーパーノンフライ製法による極細ストレートノンフライ麺です。粉っぽさの中に芯の残る食感が大きな特徴です。

粉っぽさのある低加水極細ストレートノンフライ麺


明星食品の製麺技術がおそらく最も得意とするのが極細ストレートノンフライ麺で、お店で食べる麺さながらの食感を持っています。私オサーン、この麺がラーメン店で出てきてもおそらく、実はノンフライ麺だなんて気づかずにおいしいおいしいといただいてしまうんじゃないかと思います。

日清食品やヤマダイなど、他社にもおいしい極細ノンフライ麺はありますが、それらとも一線を画す麺です。何が違うんだろうと考えてみましたが、生麺らしい粉っぽさの部分が大きく違っており、明星の極細ノンフライ麺はより低加水食感を実現していると考えています。もちろん、博多の「博多一双」などのように敢えて多加水気味の麺を使用するお店もあるので、一概に低加水だから本物っぽいとは言えませんが、より生麺っぽさを感じるのは明星食品の麺だと感じています。

この麺が使用されている限り、どんなスープであっても商品の評価は低くできないんですよね。カップ麺界全体を見渡しても、最もお店のラーメンに近づいているパーツが、この明星食品の極細麺なのではないかと思っています。





具は「チャーシュー、キクラゲ、ニラを組み合わせ」たとのこと。

小さめのチャーシューに、キクラゲとニラの組み合わせ。ニラは「極のチャルメラ」シリーズに共通して入っている具材です。

チャーシューは肉感があっておいしいが、価格を考えると少し小さい


チャーシューはしっかり肉感のある、高級カップ麺に相応しい品質ですが、ちょっと小さいのが難点。この商品が税別230円の商品だと考えれば、ボリュームには多少欠けています。カップの間口が広いため、どうしてもチャーシューの小ささに先に目がいってしまいますが、脂のサシがしっかり入っていておいしいチャーシューではあります。

とんこつラーメンには必須のキクラゲは量が少なくカットも小さいですが、一応しっかり入っています。対して、もう一つの必須具材であろうネギが入っていません。ネギの代わりにニラが入っています。スープのニンニク風味とともにニラは風味の強さでスープの味にエッジを立てる役割を担っていると感じましたが、それとは別にネギも欲しかったですかね。具は全体的に量が少なくボリューム不足の印象でした。


オススメ度(標準は3です)


  • 明星食品 「明星 極のチャルメラ バリカタ麺 辛ダレ濃厚豚骨」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)

きめの細かさを感じるとんこつスープに辛味とニンニクの風味のついた別添スープを加えてエッジを立てた一杯でした。とんこつ臭好きの私オサーンからすると、あまりにクセのないとんこつスープで物足りないですが、言い方を変えればクセのない上品なスープです。そしてそのスープに合わせる麺が明星食品の極細ストレートノンフライ麺。粉っぽさと芯の残る食感が生麺さながらで、この麺食べるための商品と考えれば大きな価値を見出だせます。スープは味が物足りないし具は価格の割にボリューム不足でしたが、麺の価値を考えてこの評価としました。偉大な麺です。

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