このページでは、イオン限定発売のカップ麺、東洋水産の「魂の一杯 芳醇旨味醤油」を食べてレビューしていきます。


「魂の一杯 芳醇旨味醤油」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、東洋水産の「魂の一杯 芳醇旨味醤油」。イオングループ各店の限定商品です。製造は東洋水産グループのユタカフーズが担当しています。カップ麺ながら高級感漂う雰囲気で、それもそのはず、なんと購入価格が税込397円!思わず目を疑ってしまいました。あの「日清具多」シリーズですら300円程度だったことを考えると、なんとも強気な価格設定に見えます。

  • 衝撃の397円カップ麺!
イオン系カップ麺の高級商品と言えば、「贅の逸品」というシリーズがあり、日清食品が製造を担当し、価格も300円程度となかなかの強気な価格設定となっています。しかし今回はその「贅の逸品」を大きく上回る397円という価格。どれだけ豪勢な一杯なのか期待が高まりますが、それと同時にこんな価格で果たして買って元が取れるのか?と心配にもなってしまいます。



そもそも、私なんかだとこういうカップ麺のブログをやっているので少々高くても買ってしまいますが、普通に考えるとカップ麺に400円というのはなかなか手に取るのが難しい価格ですよね。当然こんな価格なので味へのハードルは高くなり、少々のおいしさでは買った人は満足できないだろうことも容易に想像ができます。面白がって買える価格ではないですよね。

ちなみに先日食べた生麺を使ったカップチルド麺の2品「レンジカップ 行列のできる店のラーメン 厚切り叉焼麺 背脂豚骨醤油」と「レンジカップ 行列のできる店のラーメン 厚切り叉焼麺 濃厚豚骨味噌」も概ね同じ価格設定でした。カップ麺が生麺を使った商品と同じ価格設定というのもすごいことです。

  • 「本膳」とレトルト調理品の組み合わせは「匠」シリーズを思わせる
この商品に関してイオンや東洋水産のサイトをあたってもほとんど情報が得られなかったので、パッケージの記載からわかる前情報は、スープにヒゲタしょうゆの「本膳」が使用されていること、どうやらチャーシューはレトルトで、野菜もおそらく東洋水産お得意のFD技術を駆使したものっぽいことくらい。

しょうゆに「本膳」を使い、レトルト調理品の入ったカップ麺と言えば、以前「正麺カップ」登場前の東洋水産カップ麺のフラッグシップで、「正麺」以降は新商品が出てこなくなってしまった、「」シリーズが思い浮かびます。しょうゆがやわらかくて塩辛さが刺さってこないところが特徴的でしたが、高額なのに加えてやさしい味に終始して味にインパクトがなかったのがネックでした。今回はその商品からさらに約140円アップ。


ちなみに、「魂の一杯」と言えば、以前2009年にこんな商品が出ていました。


まさかの東洋水産被り!w おそらく商品の企画はイオンだと思うので被りは意図的ではないと思いますが、10年の時を経て「魂の一杯」が意図せず復活というのはちょっと面白かったです。長くカップ麺のブログやってるとこんなこともありますw



内容物、価格、購入額など




別添袋は「液体スープ」、「かやく」、「レトルト調理品」の3つ。397円と身構えましたが、レトルト調理品が奢っている以外は案外普通。



こちら「レトルト調理品」。中には肉厚なチャーシューとメンマが入っているようです。



先入れの「かやく」をカップに開けた状態。フリーズドライの各種野菜がブロック形状になっています。麺は中細でウェーブがついています。

品名魂の一杯 芳醇旨味醤油
メーカー東洋水産(イオン限定商品・ユタカフーズ製造)
発売日不明
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ3袋(液体スープ・かやく・レトルト調理品)
定価不明
取得価格税込397円(イオン)


栄養成分表


1食138g(めん70g)あたり
エネルギー430kcal
 ∟めん・かやく∟352kcal
 ∟スープ∟78kcal
たん白質15.3g
脂質16.1g
炭水化物56.0g
食塩相当量5.7g
 ∟めん・かやく∟1.9g
 ∟スープ∟3.8g
ビタミンB10.31mg
ビタミンB20.46mg
カルシウム166mg

高価格帯商品ですが、栄養成分では特別驚くような数値はありません。ノンフライ麺商品は麺が低カロリーでスープのカロリーが高くなる傾向にありますが、今回はスープにそれほどカロリーがなく、麺・かやくが高くなっています。おそらくレトルト調理品の影響かと思われますがどうでしょうか。

どうやら具に最も大きな特徴が見出だせそうなので、今回はいつもと順番を変えて具からレポしていきたいと思います。





具は、レトルトチャーシュー、キャベツ、味付メンマ、たまねぎ、こまつな、ねぎ、にんじん。

後入れのレトルト調理品としてチャーシューとメンマ、先入れのFDブロックとしてキャベツ、たまねぎ、こまつな、ねぎ、にんじんが入っています。確たる主役としてチャーシューがあり、また東洋水産の誇るFDの野菜と、Wの売りを持つ具の構成となっています。

ほろほろ崩れつつも肉らしい歯応えもあるハイブリッド食感のチャーシュー




口に入れるとほろほろ崩れていくやわらかさがありながら、それでいてよく噛むといかにも肉らしい歯応えもある、ハイブリッドな食感を持つチャーシューです。カップ麺ではなかなか食べたことのない食感かもしれません。以前「匠」シリーズに入っていたチャーシューはとにかくやわらかいのが特徴でしたが、それとはちょっと違う食感だと感じました。

肉厚で大きいチャーシューで、さすが397円!と素直に言えるボリュームです。味付けは薄めで、肉の味がしっかりわかります。肉自体の味を楽しみつつ、基本的にはしょうゆ味のスープに浸して食べるのが良いかと思います。最近は日清食品の大判チャーシューを始め、乾燥チャーシューも肉感があってかなりおいしいものが多いので、それらに比べて味が勝るとは思いませんでしたが、純粋に肉量が素晴らしかったです。

メンマも大ぶりで良かったです。やわらかめの食感で、甘みをしっかり感じられるメンマで、しょうゆ味のスープとの相性もバッチリです。カップ麺の場合、乾燥メンマの方が風味が強い傾向にありますが、レトルトメンマにはやわらかさと甘みという大きな美点があります。

甘みと食感を楽しめるFDブロックの野菜




こちらはFDブロックの野菜。キャベツ、たまねぎ、こまつな、ねぎ、にんじんと、かなり種類の多い野菜が入っています。

キャベツが最もたくさん入っていて、甘みと食感がかなり映えています。特に食感は他のカップ麺に入っているキャベツとはぜんぜん違うシャキシャキ感で、このあたりさすが東洋水産のFDだと感じました。小松菜も量があり、キャベツとはまた違う菜野菜の食感をしっかり楽しめました。

今回はチャーシューだけでもメイン具として十分存在感あるレベルですごいのに、それに加えて野菜の量もかなり多く、こちらも本来なら単体で十分主役を張れる存在感。このW主役はなかなか濃いです。うしおととらかって感じです。もしくはキラ・ヤマトとアスラン・ザラ。またはバン君とジン君。(いい加減しつこいですね)これがWの力だ!肉好きも野菜好きも楽しめる構成なのが良いですね。



スープ




スープは、「だしの旨みに芳醇な醤油の香りが広がるコク深い和風醤油スープ」とのこと。

豚鶏のベースに魚介も効かせたしょうゆ味のスープで、表面に浮く豚脂などの油脂によりこってり感を演出していますが、基本的にはあっさり味です。

だしの総合商社のような豚鶏魚介それぞれの味を感じられる


何か大きな特徴をつけた味ではなく、色んな味を感じられるスープです。やや豚が強めに感じるものの、鶏や魚介の味もしっかりあり、まるでだしの総合商社のようなスープになっています。

最近はそうでもなくなってきましたが、以前の東洋水産らしさを感じる良くも悪くも中庸な味で、何かに極端に味を振らないことである程度誰でも楽しめる味に仕上がっている半面、強く訴えかけてくる味がなく、ややインパクト不足の感も否めません。

「本膳」使用で塩辛さが刺さってこないしょうゆ味


しょうゆは強めに香りますが、その割には塩辛さが刺さってこずまろやかな味。強い香りと深みのあるヒゲタしょうゆ「本膳」を使用することで、おそらく普通のしょうゆに比べて使う量を減らせるため、香りの強さの割に塩辛さが小さくなるのだと思われます。「本膳」の特長を活かした味の作り方だと感じました。

私も卓上で「本膳」使っていたことがありますが、これ使った後に他のしょうゆ使うと、香りが物足りなく感じるんですよね。少量でも香りがしっかりしているので、結果的に塩分摂取量を減らせます。なんだか「本膳」大絶賛モードに入ってますが、別に私はヒゲタしょうゆの中の人じゃないですよ。

極端な味に振らず、塩辛さもないスープで、東洋水産の以前の高価格帯カップ麺シリーズの「匠」を思わせる味づくりのスープでした。味に大きな特徴を持たせない場合、素材の良さに頼らざるを得ない一面があり、今回はおそらくカップ麺としては良い素材を使っているものと思われますが、それでも魅力がわかりやすいタイプのスープではないように感じました。





麺は、中細でウェーブのかかったノンフライ麺。

細めで縮れのついたノンフライ麺で、多加水麺らしいつるみを感じさせつつ、少し中身の詰まった麺密度の高さも感じる麺となっています。

中細で縮れのあるノンフライ麺でスープとのバランスはバッチリ


以前の「匠」シリーズの麺はもっとつるみが強くて軽い麺だったと記憶していますが、多加水麺らしい食感を保ちつつもちょっとずっしりした食感も感じさせます。以前の東洋水産ならゴリゴリ食感の多加水麺を出すことも多かったですが、最近は「マルちゃん麺づくり」シリーズを始め、自然な食感の多加水麺が多く、多加水麺を作ることにかけては業界随一かなという印象を持っています。今回も自然な食感で好感持てます。

スープの味がおとなしいため、今回の細めの麺との組み合わせはバッチリ。スープを引き立てつつも麺の味がしっかり主張できていました。これぞ397円ならではの麺!というほどまでは思わなかったものの、明らかに高価格帯商品でなければ使われない質感を持った麺なのは間違いないところです。


オススメ度(標準は3です)


  • 東洋水産 「魂の一杯 芳醇旨味醤油」
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)

以上、税込397円で購入したイオン限定のカップ麺、「魂の一杯 芳醇旨味醤油」を食べてきました。スープ以外は結構絶賛してきましたが、評価は★3にとどめます。いくら具が豪勢でスープや麺の質も高いとは言え、さすがに400円近い価格設定は高すぎる印象です。もしもう50円安ければ★4、100円安ければ★5くらいにはしたと思います。おいしいんだけど高いよなぁと言うのが率直な感想です。PB商品のような安さを競うだけでなく、こういうカップ麺も大歓迎ですが、高価格だとどうしても求める味のハードルも上がってしまいますね。もちろん、私のバカ舌が高級な味を理解できていないだけの可能性も高いので、お財布が許すのならご自身で食べてご判断いただく方が懸命かと思います。400円のカップ麺食べた!っていうだけで会話のネタになりますしね。

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