
このページでは、西友のプライベートブランド「みなさまのお墨付き」のカップ麺、「もっちりノンフライ麺 四川風麻辣麺」を食べてレビューしていきます。
「みなさまのお墨付き もっちりノンフライ麺 四川風麻辣麺」」はどんなカップ麺?
今回のカップ麺は、西友のPBブランドである「みなさまのお墨付き」のカップ麺、「もっちりノンフライ麺 四川風麻辣麺」。西友とテーブルマークの共同開発商品で、製造はテーブルマークのグループ会社である加ト吉水産が担当しています。新商品ではありませんが、知り合いが安いのに辛くてうまいとやたらこの商品を薦めてきたので、今回食べてみることにしました
- 「激辛」を売りにした今流行りの麻辣麺

今回の商品は、定価税込95円という安価品でありながら、ノンフライ麺を使用し、さらには「激辛」であることを大きな売りにしています。価格なりだろうと思いつつも、激辛と聞くとついつい期待してしまいます。
「みなさまのお墨付き」でノンフライ激辛商品と言えば、このブログで2017年11月に食べていた「もっちりノンフライ麺 汁なし胡麻担担」があり、価格の割にはおいしかったです。今回は知り合いのオススメということもあり、それ並かそれ以上のデキを期待したいところ。
- 「みなさまのお墨付き」とは?
「みなさまのお墨付き」とは、大手スーパー「西友」のプライベートブランド(PB)で、一般消費者(20~60代の主婦)100名以上を対象に消費者テストを実施し、支持率70%以上を獲得したもののみを商品化している。
70%以上の支持を集めた商品のみを商品化し、その数値は「みなさまのお墨付き」サイト上で公開されています。ちなみに今回の「もっちりノンフライ麺 四川風麻辣麺」は85.2%の支持を集めており、余裕の商品化となっています。商品の中には90%台とか100%なんて商品もあるため、今回の85.2%が特別高い数値というわけではなさそうです。
70%を獲得できなかった商品は、「みなさまのお墨付き」のパッケージではない形で西友で売られることもあるようです。
西友に行くと、ものすごい種類の「みなさまのお墨付き」カップ麺が存在し、中には特設コーナーまで設けているお店もあります。カップ麺には相当力を入れていることが窺えます。このブログでは「みなさまのお墨付き」カップ麺をなかなか食べられていませんが、本当はいくつか食べたいものもあるんですよね。そのうちカップ麺新商品の発売が少ない時に食べてみたいと思っています。
内容物、価格、購入額など

内容物は「液体スープ」、「かやく」の2袋。「かやく」にはにらや赤唐辛子、肉そぼろなどが入っています。麺はウェーブのかかった黄色いノンフライ麺で、テーブルマークの他のノンフライ麺商品にも使われていそうな姿です。
品名 | もっちりノンフライ麺 四川風麻辣麺 |
---|---|
メーカー | みなさまのお墨付き(テーブルマークと共同開発・加ト吉水産製造) |
発売日 | 不明 |
麺種別 | ノンフライ麺 |
かやく・スープ | 2袋(液体スープ・かやく) |
定価 | 税込95円 |
取得価格 | 税込84円(西友) |
栄養成分表
1食90g(めん60g)あたり
エネルギー | 275kcal |
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∟めん・かやく | ∟217kcal |
∟スープ | ∟58kcal |
たん白質 | 7.7g |
脂質 | 4.7g |
炭水化物 | 50.4g |
食塩相当量 | 5.3g |
∟めん・かやく | ∟1.7g |
∟スープ | ∟3.6g |
カルシウム | 140mg |
低カロリーのノンフライ麺使用の上、スープのカロリーも低いため、全体カロリーが275kcalと抑えられています。このあたりも消費者テストで主婦の支持を受けた理由でしょうか。
スープ

スープは「しびれる辛さで後引く旨みスープ」とのこと。
みそ味ベースのあっさりな味のスープに、唐辛子の辛味とニンニクの風味が効いています。
激辛の範疇に入りそうな、しっかり辛いみそ味のスープ
辛さは結構強めで、口に入った時の刺激だけなら激辛までいかず大辛くらいかなと思うレベルでしたが、飲み込んだ後に胃にズッシリくるタイプの辛さで、総合的に見れば激辛の範疇に入れて良い辛さなのではないかと思います。刺激のある辛さというよりは、体に堪える辛さっていうんですかね。地味に膝下を蹴られ続けて気づいたら倒されてたみたいな。
今回「麻辣麺」なので、辛さだけではなくシビレもあるのだと思っていましたが、シビレはそれほど強く感じませんでした。辛味のほうがだいぶ強く、シビレは言われてみればあるかなという程度。ほぼ辛味だけと考えても良いのではないかと思います。
ベースとなっているみそ味はかなりあっさりめで、辛味に比べて地のスープは弱いです。その中でニンニクの風味がしっかり効いています。味に厚みがないので安っぽさは感じるものの、辛味とにんにくの織りなすスープはこれはこれでチープなりのおいしさは感じられました。価格を考えると辛さと味のバランスが取れたスープだと思います。
麺

麺は「ノンフライ麺」とのこと。
中細でウェーブのかかったノンフライ麺です。テーブルマーク製カップ麺「ホームラン軒」と同じような麺かと思います。
中細でウェーブのかかったノンフライ麺でスープと好バランス
安価商品のノンフライ麺なので、最近の「マルちゃん麺づくり」や「日清麺職人」のノンフライ麺と比べると、生麺食感で見劣りしてしまいます。
ただ、これが油揚げ麺ではなくノンフライ麺ということが重要な部分で、油揚げ麺ではないことによって油揚げ麺臭が出てくることがないため、スープがクリアに感じられる効果は大きいです。ミノフスキー粒子が散布されてないので通信し放題です。また油揚げ麺を使用していないことで、余計な脂質、カロリーを摂取しなくて良いのも大きいです。
今回のスープは辛味とにんにくの風味こそ強いものの、ベースのみそ味が弱く、全体的にはあっさりしたスープなので、ノンフライ麺を使用することで麺の主張が抑えられ、結果としてスープと麺の好バランスにつながっていたのは素晴らしいです。安価品ながらノンフライ麺を使用した効果は大きいです。
具

具は、赤唐辛子、ねぎ、肉そぼろ、にら、フライドガーリック
具の種類こそ多いですが、赤唐辛子以外はどれもそれほど多くなく、全体量としてはかなり少ない具の構成です。
赤唐辛子以外の具が少なくて目立てていない
最も目立っていたのは細い赤唐辛子で、辛味よりも唐辛子の風味を効かせる効果がありました。うまくスープの辛味を補完できており、量もそれなりに入っていて目立っていました。
にらもそれなりの量入っていて、確かににらの風味もしっかりあったのですが、にらとはちょっと違う匂いもあるように感じられました。ねぎとあわさった匂いなんでしょうかね。ちょっとクセがあって気になる部分でした。
具の量は物足りないものの、定価税込95円ですからね。価格を考えればこれで十分だと思います。
オススメ度(標準は3です)
- みなさまのお墨付き 「もっちりノンフライ麺 四川風麻辣麺」
西友のPB商品「四川風麻辣麺」でしたが、パンチのある辛味とにんにくの風味が特徴のスープで、辛さは激辛レベルにあると感じました。ノンフライ麺を使用したことであっさりスープと麺のバランスが良く、しっかりスープの味が分かる構成になっていたのは良かったです。赤唐辛子以外の具は弱かったものの、価格を考えれば、これだけ辛くてノンフライ麺を使っていて、それで十分コスパの高いカップ麺でした。西友版「ホームラン軒」と考えて良さそうです。良い商品だと思います。
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