このページでは、サンヨー食品のカップ麺、「サッポロ一番 東京豚骨拉麺ばんから 背脂豚骨醤油味ラーメン」を食べてレビューしていきます。


「サッポロ一番 東京豚骨拉麺ばんから 背脂豚骨醤油味ラーメン」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、サンヨー食品の「サッポロ一番 東京豚骨拉麺ばんから 背脂豚骨醤油味ラーメン」。2018年11月19日発売の新商品です。東京池袋に本店があるラーメンチェーン店、「東京豚骨ばんから」の味を再現したカップ麺です。

  • 「東京豚骨ばんから」は東京池袋に本店のあるラーメンチェーン店
「東京拉麺ばんから」は、東京池袋に本店のあるラーメンチェーンで、東京近郊や京都など国内や、海外にも店舗を構え、1998年の開業以来、濃厚な「豚骨醤油」とクリーミーな「とんこつ」の2本柱とし、多店舗展開しています。

今回カップ麺で再現しているのは、2本柱のうち「豚骨醤油」で、お店のメニューである「ばんから」を再現しています。お店の名前がそのままラーメンの名前になっている、言ってみれば看板商品ということなのだと思われます。

お店のラーメンは、A脂と呼ばれる国産豚の背脂を使用し、その背脂の「旨味」「甘味」が大きな特徴とのことで、今回のカップ麺でもそのあたりの再現性が肝となりそうです。どれだけ背脂やその甘みを感じられるか、非常に楽しみです。

いやそもそも、背脂に等級があって、A脂とかB脂というものがあるのを今回初めて知りました。A脂の方が等級が上で、しかも国産A脂ということは、最高級ということですよね。等級の違いは甘みの差として出てしまうため、背脂で甘みを出すならA脂を使うのが良いようです。ちなみにC脂というのもあるそうですが、内蔵近くの臭みのある脂とのことです。



内容物、価格、購入額など




別添袋は「あといれ液体スープ」、「あといれ特製調味料」、「かやく」の3つ。



こちらは「かやく」を開けて入れた状態。かやくにはチャーシューやねぎとともに、顆粒の背脂が入っています。麺は少し透き通って見える、サンヨー食品のカップ麺でよく見るタイプです。

品名サッポロ一番 東京豚骨拉麺ばんから 背脂豚骨醤油味ラーメン
メーカーサンヨー食品
発売日2018年11月19日(月)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ3袋(あといれ液体スープ・あといれ特製調味油・かやく)
定価税別240円
取得価格税込258円(ローソン)


栄養成分表


1食121g(めん60g)あたり
エネルギー500kcal
 ∟めん・かやく∟285kcal
 ∟スープ∟215kcal
たん白質8.9g
脂質27.2g
炭水化物55.0g
食塩相当量5.7g
 ∟めん・かやく∟1.4g
 ∟スープ∟4.3g
ビタミンB10.36mg
ビタミンB20.60mg

スープが215kcal!というのが大きな特徴。脂質27.2gもかなり多めなので、お店の特徴である分厚い背脂が期待できそうです。

スープ




スープは「ポークの甘みと醤油のうまみが特徴の豚骨醤油味に、背脂のコクを加えて仕上げ」たとのこと。

しょうゆが濃くてとんこつはクセのない、濃厚とんこつしょうゆ味のスープで、背脂由来の豚脂の風味が強く感じられ、ほんのりとガーリックが感じられます。

濃厚なとんこつしょうゆ味のスープで、豚脂の風味と強い甘みを感じる


背脂主体に味を組み立てくるのかと勝手に思っていましたが、背脂抜きでもかなり濃厚なとんこつしょうゆ味のスープです。ベースのとんこつはクセや臭みはありませんが、ベースとして太く横たわっています。しょうゆ味は濃いめながら、甘みを強く感じるスープのため、まろやかさも併せ持っています。濃厚骨太なかなりおいしいとんこつしょうゆ味でした。

このスープに油膜ができるレベルで大量の油が入っています。後述するように、かやくとしても背脂は入っていますが、背脂味の主体は液体スープです。濃いしょうゆ味の中でもはっきりと分かる強い豚脂の風味があり、これが濃厚感をかなり高めていました。別添特製調味油にはガーリックの風味がつけられた油が入っていて、これが入ることによってガーリックがほのかに感じられるようになります。

お店のラーメンは背脂の甘みが大きな特徴とのことで、今回のカップ麺のスープもしっかり甘いです。背脂の甘みというよりは糖分的な甘みのように感じられましたが、濃厚とんこつしょうゆスープに甘みを効かせることで、なかなか独特な味のスープに仕上がっていました。お店の背脂の甘みもいつか感じてみたいですが、今回のスープの甘みもオリジナリティがあって良いのではないかと思います。






麺は「つるみとしっかりとした噛み応えがあるめん」で、「ちぢれをつけることでスープがよく絡」むとのこと。

表面の透明感やつるみという多加水麺的な特徴を持ちながら、食感はしっとりした低加水麺の特徴を持つ、縮れのついたノンフライ麺です。

つるみとしっとり感が両立する独特なノンフライ麺


表面のつるみとしっとり食感を併せ持つ、サンヨー食品独特のノンフライ麺で、太くも細くもない中太と中細の中間くらいの太さ(普通の太さ)です。この太さだと、スープがかなり濃いため、スープ一辺倒のバランスになるかと思いましたが、しっとり食感と甘みを感じる麺で、濃いスープの中に入っても麺の主張はしっかりできています。

表面につるみのあるスープは一般的にスープとのなじみ、絡みが悪いのですが、この麺はつるつるしているのにスープとのなじみも良好です。縮れがつけられていることも含め、スープとよく絡むことによって全面的にスープの味を受け入れつつ、麺自体の甘みで主張できています。まるで相手の技を存分に受けて魅力を引き出しつつも自分も活きる往年の天龍源一郎みたいな麺だと思います。

好きだったプロレス選手は天龍源一郎と橋本真也です。小川選手の、もはやプロレスとは言えないガチなSTOを何度も受けてそれでも立ち上がった橋本選手に涙しました。プロレスの番人。これぞ受けの美学。ドン・フライ選手と高山選手のPRIDEでの一戦もプロレス的な受けの美学でしたよね。

話逸れました。基本的に素晴らしいノンフライ麺ですが、量はちょっと不満です。今回の商品は定価が税別240円と比較的高価で、さらにメーカーサイトでは「大判カップめん」と謳いつつも、実際の麺量は60gで、他社で価格も安価な「日清ラ王」や「マルちゃん正麺」と比べても少ないです。今回はスープがおいしかったがゆえに、もっと麺量も欲しかったところです。





具は「チャーシューと背脂加工品のうまみがスープとよく合い、食欲をそそり」、「ねぎのさわやかな風味がおいしさをいっそう引き立て」るとのこと。

チャーシュやねぎとともに、お店の特徴でもある背脂が大粒で入っています。

チャーシュー、メンマ、ねぎが入っていて、お店と共通する具の構成


チャーシューは、240円という価格設定を考えれば小さくて薄く、ちょっと物足りません。分厚いスープにコストが割かれているのは大いに理解できるものの、もうちょっとしっかりしたチャーシューが欲しかったです。

背脂加工品は、粒が大きく、見た目も食感もしっかり背脂です。これがお店で使われているA脂の等級なのかはどうかはわかりませんが、カップ麺で使用されている背脂としては優秀ではないかと思います。背脂の味自体はスープがその役目を担っており、具よりもスープで背脂の存在を感じますが、口に入れてしっかり味わうと、しっかり風味と甘みを感じる背脂でした。


オススメ度(標準は3です)


  • サンヨー食品 「サッポロ一番 東京豚骨拉麺ばんから 背脂豚骨醤油味ラーメン」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)

濃厚なとんこつしょうゆ味のスープに、背脂由来の分厚い豚脂の効いたスープは飲み応えたっぷり。お店の特徴にあわせて甘みが強くつけられていて、オリジナリティのあるおいしいスープでした。濃厚なヘビー級スープ。合わせる麺もしっかりスープとなじみつつも、麺らしい甘みとしっとり感で主張できており、スープと麺の相性も良かったです。価格設定を考えれば麺量や具のチャーシューに不満はありましたが、それでも弱みを十分に覆せるパワーのあるスープでおいしい一杯でした。

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