「SKE48ラーメン部」プロデュースの「進化系名古屋らーめん」カップ麺

今回のカップ麺は、明星食品の「明星 SKE48ラーメン部監修 進化系名古屋らーめん シビ辛鶏白湯」。2018年11月12日発売の新商品です。ラーメンWalker創刊10周年の特別企画とSKE48が10周年を迎えた記念を兼ねた、「SKE48ラーメン部」プロデュースによるカップ麺です。

SKE48ラーメン部」は、「最低でも週に1度はラーメンを食べたりするなど、ラーメン活動を認められたラーメン好きメンバーのみで構成」されているそうで、メンバー6人による座談会形式の「緊急開発会議」の模様が東海ウォーカーのサイト内で公開されているので、私オサーン、野次馬根性でちょいと覗いてみました。会議の中で、今回の「進化系名古屋らーめん シビ辛鶏白湯」の姿が徐々に浮かび上がっていく様子がわかって、なかなか面白かったです。

SKEラーメン部部長さんが会議を主導していく形で進行。最近のラーメンのトレンドは「シビ辛」であること、辛いのが苦手な人のために辛い調味料は別添後入れが良さそうということ、そしてSKE48のお膝元である名古屋らしいラーメンとして「台湾ラーメン」や「名古屋コーチンを使った鶏白湯」が候補に上がり、今回の商品でそれぞれの要素が、別添後入れのシビ辛調味料、辛い挽肉(台湾ラーメン)、鶏白湯スープとして結実していきます。

また、どんな麺にするかの議論の中では、「太麺が好きだけど鶏白湯と合わせるなら中太寄りの方が良さそう」という旨の発言があり、このブログでスープと麺の相性ガー、バランスガーとばかり書いている私オサーンにとって実に納得のいく話でした。特に製法・調理法上の制約があるカップ麺では、お店のラーメンよりも麺単体で製品の魅力を上げるのは難しいように思え、スープの味や濃さに寄り添える形で麺を選ぶべきと考えています。好きな麺の形状を主張するのではなくスープとの相性を考える発言は、きっとラーメンもカップ麺もかなり食べてきたんだろうなと思わせるものでした。議論が思ったより熱く、面白いと思う発言も結構あって、見応えある座談会でした。

そんなわけで会議をついつい見入ってしまいましたが、気を取り直してしっかり食べてみたいと思います。



商品概要



品名:明星 SKE48ラーメン部監修 進化系名古屋らーめん シビ辛鶏白湯
メーカー:明星食品
発売日:2018年11月12日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:1袋(後入れ調味料)
定価:税別205円
取得価格:税別188円(ドン・キホーテ)

栄養成分表

1食100g(めん75g)あたり
エネルギー:443kcal(めん・かやく372kcal スープ71kcal)
たん白質:9.6g
脂質:17.4g
炭水化物:61.9g
食塩相当量:5.8g(めん・かやく2.1g スープ3.7g)
ビタミンB1:1.16mg
ビタミンB2:0.37mg
カルシウム:117mg



鶏白湯とシビ辛のバランスが取れた、組み合わせの良さを感じるスープ

スープは「まろやかな鶏白湯をベースに、チリで辛味をつけ、ラー油と花椒を効かせた調味油で仕上げるシビ辛鶏白湯味」とのこと。やさしい味の鶏白湯スープに、別添としてシビレと辛味のついた調味油を入れる構成で、両者バランス良く組み合わせられています。

ベースとなる鶏白湯スープは、先の座談会の試食でスープを飲んで「鶏白湯といわれたら鶏白湯、ちゃんと」と、ある意味正直に発言している方がおられましたが、まさにそんな感じの味。本格的な鶏白湯スープのような鼻を抜けていく鶏のクセが感じられる味ではなく、濃厚なんだけど鶏の風味的にはライトなスープです。商品説明にある通りまさにまろやかな味ですね。過度に本格感を期待してはいけませんが、鶏の存在はしっかり感じられ、また少しとろみがついていることで、鶏白湯の姿にはきちんとなっていました。今回は「シビ辛」との組み合わせが売りではありますが、調味油を後入れ別添袋にした理由である、辛いものが苦手な人でも食べられる味にする、という意図にはしっかり応えられる鶏白湯スープでした。

一方の「ラー油と花椒を効かせた調味油」は、全部入れても辛さは中辛~辛口程度で、シビレも最近のシビカラ系スープとしてはそれほど強くありません。激辛好きの方には少し物足りないかもしれません。ただ、鶏白湯スープとのバランスを考えた場合は、これくらいの辛さやシビレが適当で、これ以上シビ辛が強くなってしまうと鶏白湯を完全に食ってしまいそうです。シビ辛がハードパンチャーなのに対して、鶏白湯スープはエッジの立っていない、じわじわおいしいと感じるタイプのスープなので、両者のバランスを重視するならシビレや辛味に強く振らなかったのはファインプレーでしょう。

鶏白湯とシビ辛、それぞれ単体で見た場合には多少の物足りなさはあるものの、両者の組み合わせは悪くなく、鶏白湯にシビ辛でパンチをつけたスープという印象です。カップ麺の鶏白湯スープはラーメン店のように原価をかけられないため、ラーメン店の濃厚鶏白湯に比べるとどうしても厚みに欠けてしまう傾向があります。なので、シビ辛で味を尖らせることで鶏白湯の厚みのなさをカバーするのは、カップ麺において特に向いている方法のように思います。もし実際のラーメン店でやるなら、クセが強いゴリゴリの鶏白湯にもうちょっと強いシビ辛の組み合わせで食べてみたいところですね。いずれ「SKEラーメン部」がお店をプロデュースとかラーメンフェス出店とかして実現してくれればと少し期待しています。



「SKE48ラーメン部」部員が試食して選んだ中太麺



麺は「食べ応えのある中太麺」で、「高柳部長が熱烈に推した中太麺を使用し」たとのこと。もちもちした食感の、縮れが強い油揚げ麺です。とろみのついたスープを麺の縮れで絡み取るため、本来なら主張強めの中太油揚げ麺の割にはスープと一体感があり、スープの味をしっかり感じられるバランスになっています。

細麺と中太麺の中から「SKE48ラーメン部」メンバーが実際試食して選ばれたのが中太麺でした。中太麺の方がスープの味がよく分かるという意見がちらほらあり、動画を見る限り、おそらく中太麺の方が縮れが強くてスープ乗りが良いため、評価が高かったのではないかと勝手に推測しています。さすが評価が高かっただけあって、今回のシビ辛鶏白湯スープとの相性、バランスは良く、スープの中で麺が適度に存在を主張できていました。

挽肉、ニラ、唐辛子の組み合わせで台湾ラーメンらしさを表現



具は「唐辛子入りの辛みのあるひき肉、ニラ、タマゴ、輪切り唐辛子を組み合わせ」たとのこと。タテ型カップ麺としてはかなりボリュームのある具の量で、特にタマゴの量が多かったです。タマゴの甘みが鶏白湯の甘みとよく調和しています。

名古屋名物「台湾ラーメン」を意識して、挽肉、ニラ、輪切り唐辛子が入っています。挽肉には台湾ラーメンの特徴である唐辛子やガーリックが練り込まれているそうで、一粒一粒味わってみると確かに台湾ラーメンのような味がしています。前情報がなければそんなこだわりがある挽肉だと気づかずに食べてしまいそうですが、細部にまで台湾ラーメン要素を入れて名古屋らしさを出そうと奮闘している様子が窺えました。わかった上でしっかり味わうとなかなかおいしかったですよ。

鶏白湯スープにニラを組み合わせるのは異種格闘技戦みたいな雰囲気あって面白いですね。ニラの風味は意外と鶏白湯とマッチしています。輪切りの唐辛子もかなりたくさん入っていて、風味と食感を楽しめるものでした。辛さは別添シビ辛調味料以上に辛く感じることはなかったです。

オススメ度(標準は3です)

★★★★★☆☆☆☆☆(5)
以上、「SKE48ラーメン部」プロデュースの「進化系名古屋らーめん」カップ麺でした。名古屋らしさを出すのであれば、もっと単純に台湾ラーメンと鶏白湯をスープで組み合わせる方法もあったでしょうが、敢えてその組み合わせをしないで鶏白湯とシビ辛を組み合わせたところに面白さがありました。台湾ラーメンらしさは具の構成である程度表現できています。鶏白湯とシビ辛はともに単体での強さはないものの、両者のバランスは良く、また具のボリュームがあったことも良かったです。いつか「SKE48ラーメン部」プロデュースで今回のカップ麺のパワーアップ版、ゴリゴリ鶏白湯とシビ辛のラーメンも食べてみたいです。

以下余談。
「SKEラーメン部」の部員のひとりである松村香織さんは、数年前にグリーンチャンネル(競馬)の番組「競馬場の達人」に出演していました。その出演していた回が「競馬場の達人」の長い歴史の中でも私が見たことある中では5本の指に入る神回として印象に残っています。競馬場に行って1日中馬券を買い続けるという内容の番組で、これからご覧になる方もいるかもしれないので詳しいことは書きませんが、いかにもアイドルな喋り方や立ち振る舞いとは裏腹に、競馬ファンが見て納得できる馬券の買い方をして唸らせつつも、最後は馬券あるある的なオチまでしっかりつけた、本当よくできた内容でした。番組見るまで松村さんのこと知らなかったので最初はそれほど期待せずに見ていたんですが、最後は完全に見入ってしまっていました。ぜひまた出演して欲しい。有料放送なので見られる方は多くないでしょうが、ごくたまに再放送やる時もあると思うので、見る機会があればオススメしたいです。それにしても、ラーメンと競馬が趣味な現役バリバリのアイドルって、キャラの立ち方がすごいですね。

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