インドネシアの甘辛い焼そば「ミーゴレン」を再現した日清焼そばUFO

今回のカップ麺は、日清食品の「日清焼そばU.F.O. ミーゴレン」。2018年11月12日発売の、「日清焼そばUFO」シリーズの新商品です。今回のUFOはインドネシアの焼そばである「ミーゴレン」を題材にしたカップ焼そばです。

ミーゴレン」とは、インドネシア甘辛い焼そばで、「ミー」は麺、「ゴレン」は揚げるという意味とのこと。揚げるとはいっても実際は揚げておらず、ケチャップマニスというインドネシアの甘辛いソースを使って味付けられています。ケチャップマニスのケチャップとはソースの意で用いられており、トマトケチャップを使うという意味ではないようです。ただ、日本では「シンガポール風」のミーゴレンとしてトマトケチャップを使用されているものも供されており、必ずしもケチャップを使わないということでもありません。なんかややこしい話になってきますね。一般的にミーゴレンとは、甘辛い味の焼そばという認識で良いようです。ちなみに、インドネシア風炒飯である「ナシゴレン」は、ミーゴレンの麺がごはんに置き換わった料理です。ナシゴレンうまいです。

これまでの日本メーカーのカップ麺で「ミーゴレン」を扱った商品はそれほど多くありませんが、いくつか発売されてきました。日清食品が、日清インドネシア法人と共同開発で2014年に発売した「カップヌードル ミーゴレン」が私の知る限りでは最初のミーゴレンのカップ麺で、2016年にも四角だったカップ形状を丸くして発売されていました(「カップヌードル ミーゴレン」 (2回目))。甘くて辛いソースとフライドエシャロットの甘さが特徴的な一杯でした。また、イオングループのプライベートブランドであるトップバリュからも「World Dining ミーゴレン MI GORENG」という商品が出ており、こちらは現行商品として現在も店頭に並んでいます。この商品はトマトケチャップが使用されており、シンガポール風の味でした。また、外国食品を取り扱うお店では、タイやインドネシアのメーカーが現地で売っているミーゴレンの袋麺を見かけることがあります。結構辛い上にとても甘くて、日本メーカーが出していたカップ麺より強くエスニック感が出ています。

今回はカップヌードルの時と同じ日清食品製なので、おそらくカップヌードルの時の味が踏襲されていると思いますが、果たしてどんな味なのでしょうか。楽しみです。



商品概要



品名:日清焼そばU.F.O. ミーゴレン
メーカー:日清食品
発売日:2018年11月12日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:2袋(液体ソース・フライドエシャロット)
定価:税別180円
取得価格:税込円()

栄養成分表

1食110g(めん85g)あたり
エネルギー:485kcal
たん白質:7.3g
脂質:20.5g
炭水化物:67.9g
食塩相当量:4.7g
ビタミンB1:0.39mg
ビタミンB2:0.50mg
カルシウム:141mg



エシャロットの風味押しの甘辛ソースで、スパイス感はほとんどない

ソースは「エシャロットフレーバーの甘い香りと、ピリっとしたチリの刺激がクセになる甘辛ソース」とのこと。日本の焼そばでは感じられない甘さがを感じるソースで、エシャロットの甘い風味とピリ辛が特徴的です。

ソースは甘いです。この甘さの源泉は何かしら付与された糖分かと思われますが、エシャロットの甘い風味が香り、エシャロット由来の甘さのように感じられます。具としてフライドエシャロットが入っていて、こちらも甘ったるい風味があるものの、ソース単体でもエシャロットがかなり強く感じられました。半ばエシャロットのゴリ押し構成で、食中も食後も口の中がエシャロットの味で一杯になりました。エシャロットで味のイメージがわかりづらければ、タマネギ風味の甘い味と風味に近い味をイメージしていただければと思います。

チリの辛さは初激こそ強めにパンチを打ってくるものの、後に引かない辛さなので、ピリ辛程度の辛さということで良いと思います。実際本場で食べられているものはもっと辛いのではないでしょうか。また、現地で食べれれている袋麺に比べると辛さやスパイス感は弱く、スパイスの存在はほとんど感じられません。日本向けに食べやすく調整されているのでしょうが、このあたりかなり物足りないです。袋麺の味はもっと辛いし、もっとスパイスを感じるし、そしてもっと甘いです。甘さがかなりクセモノなんですけどね。

基本的には、「カップヌードル ミーゴレン」の時の味をほぼそのまま踏襲していると感じられました。エシャロット押しの甘みの強いソースで、辛味は弱く、スパイス感はないソース。同じ日清食品でエスニック題材の「カップヌードル トムヤムクンヌードル」はなかなか本格的な味なのに対し、今回のUFOミーゴレンは強く日本向けを意識しすぎて牙が抜かれてしまっている印象でした。受け入れる消費者の側も以前よりだいぶエスニック料理に理解が深まっているご時世なので、もうちょっとガツンと尖った味にしても良さそうな気がします。



しっとり感のある中細油揚げ麺で、甘いソースとのバランスは良かった



麺は「コシのあるしなやかなウェーブ麺」で、「甘辛ソースとよく絡」むとのこと。中細で、いつものUFOの麺に比べて縮れがついていますが、他社製品と比べるとほぼストレートなんじゃないかと感じる油揚げ麺です。あまりウェーブがかっている印象は持ちませんでした。

低加水感のあるしっとり麺で、甘辛いソースがよく絡み、ソースと麺のバランスは良かったです。甘いソースとはまた違う、麺ならではの甘みもしっかり感じられ、油揚げ麺臭も大きく出張ってくることはなかったです。いつも思いますが、UFOの麺はホント優秀ですよね。カップ焼そばといえば思い浮かべる、極度に縮れた麺(これはこれで良いのですが)とはまったく別物で、しっとり感とストレート形状がカップ麺ではない何か良いものを食べている気分にさせてくれます。

麺量は85g。「カップヌードル ミーゴレン」の時は80gだったので少し増えてますが、甘さが箸を進めさせるためか、あっという間になくなる印象でした。だからといって大盛サイズにされても甘さで飽きてしまいそうな味でもあるのですが。

フライドエシャロットの口に入った時の甘みにはパンチ力があった



具は「キャベツ、ニンジン」に、「香ばしい風味が食欲をかきたてるフライドエシャロット」が別添とのこと。カップ麺としては大粒のニンジンに目がいきますが、主役はフライドエシャロットでしょう。

ソースに付与されているフライドエシャロットの甘みや風味とは別に、フライドエシャロットも強い甘みと風味を放っています。ちょっとタマネギっぽいです。大枠では同じネギ属なので似ているのは当然といえば当然ですが、カップ麺でたまに使われるフライドオニオンと同じ感覚で食べることができます。ソースの風味が増強されて効果的に機能しており、また口に入った時の香ばしさはなかなかパンチが強かったです。なんか他のカップ麺でもこのフライドエシャロット使えそうです。

他にはニンジンとキャベツが入っていますが、ニンジンはカップ麺でよくあるミクロンレベルの細かいニンジンではなく、それなりの粒の大きさで入っていました。ニンジンもキャベツも総量では大した量ではないものの、フライドエシャロットと合わせて、カップ焼そばとしては比較的健闘しているボリュームなのではないかと思います。

オススメ度(標準は3です)

★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
インドネシアの甘辛焼そばである「ミーゴレン」を再現した「日清焼そばUFO」でしたが、2014年や2016年に発売されていた「カップヌードル ミーゴレン」の焼き直し感が強く、辛味やスパイス感にやや物足りなさを感じる一杯でした。それでもエシャロット押しの甘いソースは独特の存在感で、カップ焼そばに飽きた時に食べれば、それなりに新しい空気を感じる味だと思います。具として入っているフライドエシャロットはおいしいので、他のカップ麺でも使って欲しいですね。

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