つけ麺の名店「六厘舎」のメニュー「中華そば」を再現したカップ麺

今回のカップ麺は、明星食品の「六厘舎 濃厚中華そば 背脂とんこつ醤油」。2018年10月16日にローソンで先行発売された商品です。東京駅の東京ラーメンストリート内にあるつけ麺の名店「六厘舎」の味を再現したカップ麺です。

六厘舎」は、つけ麺の代名詞的なお店のひとつとされ、以前は大崎のお店に大行列ができることが大きな話題を呼びました。当時の大崎のお店は今は閉められ、新たに大崎の別の場所に支店を構えており、この店の他にもスカイツリータウンソラマチや羽田空港国際線ターミナル内にもお店があります。また、まぜそばブームの火付け役になった「ジャンクガレッジ」や、タンメン専門店「東京タンメン トナリ」も六厘舎グループのお店です。

「六厘舎」のカップ麺は、以前は日清食品から2010年に「日清 有名店が推す一杯 六厘舎中華そば」が、2017年には「有名店シリーズ 六厘舎 魚介豚骨中華そば」が発売されていました。今回は日清食品から明星食品に鞍替えしての発売となりますが、同じ日清食品グループの会社であり、ノウハウはある程度伝わっているのではないかと勝手に想像しています。明星食品からは「トナリ 辛激タンメン」がローソン限定のレギュラー商品として店頭に並んでおり、「六厘舎」グループのカップ麺は今後明星食品から出すということで統一されたのかもしれませんね。ちなみに「トナリ」や「ジャンクガレッジ」のカップ麺も以前は日清食品から出ていました。

六厘舎」といえばつけ麺で有名ですが、今回の商品は「濃厚中華そば 背脂とんこつ醤油」ということで、お店のメニューである「中華そば」を再現した商品です。つけ麺も以前は明星食品や寿がきや食品からカップ麺化されていましたが、つけ麺はカップ麺にするにはなかなか難しいようで、最近は大手メーカーの製品ではほとんど見かけなくなってしまいました。まぁ考えるだけでもいろいろめんどくさそうですよね。そんなわけで今回はつけ麺ではなく中華そばですが、名店の味がどう再現されているのか食べてみたいと思います。



商品概要



品名:六厘舎 濃厚中華そば 背脂とんこつ醤油
メーカー:明星食品(ローソン先行発売)
発売日:2018年10月16日(火)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:1袋(特製スープ)
定価:税込216円
取得価格:税込216円(ローソン)

栄養成分表

1食109g(めん80g)あたり
エネルギー:501kcal(めん・かやく415kcal スープ86kcal)
たん白質:9.7g
脂質:22.4g
炭水化物:65.1g
食塩相当量:5.4g(めん・かやく2.0g スープ3.5g)
ビタミンB1:0.32mg
ビタミンB2:0.36mg
カルシウム:149mg



しょうゆの香りと鶏のまろやかさの出た濃厚とんこつしょうゆスープ

スープは「ポークとチキンのだし、醤油や胡椒、ガーリックをきかせたス-プがよく合い」、「特製背脂入りオイルで香りと味わいがクセになる」とのこと。勝手につけ麺の味をそのままラーメンにしたと思い込んで食べ始めましたが、つけ麺にある魚介の風味はなく、豚と鶏がベースのとんこつしょうゆ味のスープです。大量の背脂が浮いているのが大きな特徴。

豚の太さと鶏のまろやかさが同時に感じられるスープで、食べた感じではちょっと鶏油のまろやかさの方が目立っているような印象でした。しょうゆの風味が強めで、しょうゆのパンチ力を鶏油のまろやかさでいなしているような、よく食べるとんこつしょうゆのスープとはちょっと違う雰囲気の味でした。商品名の「濃厚中華そば」の通りかなり濃いのですが、鶏油のまろやかさも印象に残る味です。反面、とんこつの荒々しさみたいなものはあまり強くなく、とんこつファンとしてはもうちょっと豚が幅を利かせて欲しかったかなとも感じました。



こちらはスープに浮く背脂。背脂らしきものはカップにもともと入っている乾燥タイプと後入れ液体状の「特製スープ」両方に入っていましたが、固形として視認できるのはおそらく乾燥タイプのもの。結構本格的な形状をしており、量もたくさん入っています。これの存在によって、スープのこってり感が増させているのは間違いありません。ただ、背脂らしい豚脂の風味は希薄で、このあたりは液体背脂やレトルト背脂に譲ってしまうところなのかなと思います。スープの一員として味に寄与するというよりも、具のひとつとして形状を楽しむのに適した背脂かと思います。

濃厚でおいしいスープなのは間違いなく、本格形状の背脂まで入って素晴らしいですが、「六厘舎」の名の元にこちらで勝手にハードル上げちゃったので、もうワンパンチ欲しかったというのが正直なところ。お店で食べたらもうちょっと印象が変わりそうなスープですかね。



つけ麺のような太麺ではなく、中太程度の油揚げ麺



麺は「もちもちとした中太麺」とのこと。中太の油揚げ麺で、切り口が丸く、縮れが少しついています。

つけ麺でイメージするような太い麺ではなく、ラーメン用の麺の太さになっています。今回の濃いスープならばもっと太い麺でも十分にバランスが取れそうですが、スープの濃厚さを前面に出す意味でこれくらいの細さがベストかなと思います。麺よりスープがやや勝ったバランスになっていて、濃厚なスープを堪能できます。

実際にお店の「中華そば」で供されている麺も、つけ麺で使われている太い麺とは別のもののようで、画像で見る限りは今回の商品の麺と似たような形状をしています。ただ、スープも麺もつけ麺とは別物なので、つけ麺のイメージでこの商品を選ぶのには注意が必要かもしれませんね。

チャーシューチップとメンマが多めに入っている



具は、チャーシューチップ、背脂加工品、メンマ、ねぎが入っています。スープのところで触れた背脂も含め、お店再現カップ麺としては量が多めです。

チャーシューチップはなかなかたくさん入っていて、この形状のものによくある止むみたいな食感のものではなく、しっかり肉感がありました。お店の1枚チャーシューとは形状が違うものの、お店のチャーシューもそれほど大きなものではないようです。

メンマも細切れのものが多めに入っています。チャーシューチップと似たような大きさです。こちらはしょうゆの濃いスープとの相性が良く、もっと入っていてくれても良かったくらいです。毎度書いている気がしますが、私オサーンは辮髪で額に「メ」の字が入っていますからね。街で見かけたらひと声かけてください!

オススメ度(標準は3です)

★★★★★☆☆☆☆☆(5)
つけ麺の名店「六厘舎」のメニューにある「中華そば」を再現した商品でしたが、豚と鶏をベースとした濃厚なスープで、しょうゆの強さと鶏油のまろやかさが印象的でした。また固形状の背脂がたくさん入っているのも特徴で、豚脂の風味という点ではイマイチだったものの、スープのこってり感を増幅させていました。名店「六厘舎」の一杯と考えると多少の物足りなさは感じるものの、濃厚で気合の入った、価格以上の価値がある商品だと思います。

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