
台湾まぜそば発祥のお店「麺屋はなび」の味を再現したカップ麺
今回のカップ麺は、サンヨー食品の「麺屋はなび 台湾まぜそば」。2018年10月9日発売の、ファミリーマート・サークルK・サンクス限定の新商品です。ファミマと合併前のサークルKサンクスの時代から発売されている商品で、これまでにも何度か発売されていましたが、このブログでは2014年以来食べていなかったので、今週の新発売に合わせて食べてみたいと思います。「麺屋はなび」は、名古屋市高畑に本店のある台湾まぜそばの有名店で、台湾まぜそば発祥のお店としても知られています。今や全国的に知名度の高い台湾まぜそばがこの店から始まったと思うと感慨深いですね。よく〇〇発祥の店!とか元祖の店!とかを売りにしているお店は、実際食べてみると意外としょぼいこともあったりするんですが、この「麺屋はなび」は発祥のお店でありながらも現在もトップを走る続ける名店中の名店のようで、ネットの評判も上々です。
税込278円で高額な商品ですが、サンヨー食品はここのところ汁なしノンフライ麺を多く出しており、期待を持てます。どんな一杯なのか早速食べてみたいと思います。
商品概要

品名:麺屋はなび 台湾まぜそば
メーカー:サンヨー食品(ファミマ・サークルK・サンクス限定)
発売日:2018年10月9日(火)
麺種別:ノンフライ麺
かやく・スープ:4袋(調味だれ・かやく・あといれ調理品・ふりかけ)
定価:税込278円
取得価格:税込278円(ファミリーマート)
栄養成分表
1食160g(めん80g)あたりエネルギー:522kcal
たん白質:14.0g
脂質:20.2g
炭水化物:71.1g
食塩相当量:5.0g
ビタミンB1:0.33mg
ビタミンB2:0.58mg

台湾まぜそばの各要素をしっかり押さえたレベルの高いたれ
たれはしょうゆベースで、辛味やにんにくが特徴です。肉の旨味や豚脂が強く効いており、重厚な味に仕上がっています。かなり濃いめの味で塩けも強く、パッケージには卵黄を入れることが推奨されているため、おそらく卵黄を入れて最適化される味に調整されているのだと思います。そのまま食べるには少ししょっぱかったので、卵黄入れないならごはんを片手に食べると良いのではないかと思います。
こちらは魚介の粉。結構たくさん入っています。たれの味がかなり濃いですが、これだけ魚粉が入っているため、たれの中でもしっかり魚介が主張できています。調和した味というよりは、たれの味と魚介が激突しながら均衡を保っている感じがしました。いかにもジャンクな台湾まぜそばって感じで良いですね。
さすが台湾まぜそば発祥のお店の再現商品だけあり、おおよそ台湾まぜそばの考えうる特徴は全て押さえられており、辛さは中辛~辛口程度、にんにくや具のニラの風味も強く漂い、そして濃いたれと魚介の激突があり、文句なくおいしいたれでした。いやー重厚ですよ。カップ麺の台湾まぜそば最高峰の一角を占めるレベルだと思います。
中太で多加水のノンフライ麺を使用

麺は、中太のノンフライ麺です。「サッポロ一番 違う家 横浜家系油そば」等で使用されている麺と同じタイプかと思います。弾力のある多加水麺で、かなりコシが強いです。なかなか存在感のある麺ではあるものの、今回たれや後述のレトルトの肉そぼろの味がかなり濃いため、麺よりもたれに傾いたバランスになっていました。台湾まぜそばの麺はもっと太いイメージがあるので、もうひとまわりくらい麺は太い方がバランスが取れて良かったのではないかと思います。もちろん、卵黄を入れることが想定された味なので、卵黄を入れるともっとバランスが取れるようになるのかもしれません。
とは言え、麺自体は非常にうまいです。麺らしい風味をしっかり感じられる麺で、生麺に近い食感を持っています。サンヨー食品の完成度の高い各種汁なし麺商品でよく使われている麺で、その完成度の高さは麺によるところが大きのではないかと思っています。この麺大好きです。
大量のレトルト肉そぼろとニラが入っている

具は、レトルトの肉そぼろ、ねぎ、フライドガーリック、ニラが入っています。レトルトの肉そぼろはかなりたくさん入っていてボリュームがあります。この食べ応えはさすが高額商品。完全に今回の一杯の主役を張っていました。肉の多さだけではなく味付けの強さも目立っており、濃いたれと合わせて強すぎる味になってしまっています。塩辛い味が苦手な人にとっては、これはもう卵黄推奨というよりは卵黄必須のレベルかもしれません。もしくはごはんが必須です。
他の具で目立っていたのはニラ。台湾まぜそばでは必須の具ですが、この商品でもたくさん入っており、強い風味で存在感が大きかったです。ほんと、このカップ麺はいろんな味が感じられますね。
オススメ度(標準は3です)
★★★★★☆☆☆☆☆(5)「台湾まぜそば」発祥のお店「麺屋はなび」のカップ麺でしたが、台湾まぜそばの考えうる特徴をすべて踏まえた一杯で、さすが元祖ですね。辛味やにんにく、豚脂等の効いたしょうゆ味のたれはかなり濃い味で、レトルトの肉そぼろにも強い味が付けられているため、推奨されている卵黄は必須のレベルで入れた方が良いのではないかと思います。高額商品ですが、価格に見合う一杯でおいしかったです。
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