
これから旬を迎えるポテトを使用した「明星一平ちゃん 夜店の焼そば」
今回のカップ麺は、明星食品の「明星 一平ちゃん夜店の焼そば ポテマヨしお味」。2018年8月6日発売の、「明星一平ちゃん 夜店の焼そば」シリーズの新商品です。前回食べた「明星 一平ちゃん大盛 赤辛豚味ラーメン」に引き続き、今週2つめの「明星一平ちゃん」シリーズの商品となります。今回の「明星一平ちゃん 夜店の焼そば」は「ポテマヨしお味」で、一昨年2016年9月に発売された「明星 一平ちゃん夜店の焼そば ポテマヨ」と同じ「ポテマヨ」になります。前回時もしお味のソースだったので、同じ傾向の味なのではないかと推測しますがどうなんでしょうか。敢えて「しお味」と加えてきているあたり、前回よりも凄まじいしお味なのか、それとも、混じりけのない、しお味の中のしお味的な意味なのでしょうか。
「明星一平ちゃん 夜店の焼そば」シリーズには、遊び心重視の一見変わった味のパターンと、王道味で攻めてくるパターンの2通りあり、今回は「ポテト」と「マヨネーズ」という鉄板の組み合わせなので、王道パターンと言えると思います。前回時も無難においしかったので、今回も大丈夫なんじゃないかと思います。
「8月から9月にかけて旬を迎える北海道産のじゃがいもを使用した季節商品」で「秋を先取りする季節連動メニュー」とのことなんですが、今年のじゃがいもシーズンの収穫前の商品なので、言ってみれば最も旬から遠いポテトを使ってるということにもなるんですよね。それとも早く収穫できるポテトを使っているのでしょうか。カップ麺の具で旬のポテトを使う必要はあまりないとは思うものの、ポテトチップスで秋冬に見かける新じゃがを使った商品とかとはちょっと趣が違いそうですね。
商品概要

品名:明星 一平ちゃん夜店の焼そば ポテマヨしお味
メーカー:明星食品
発売日:2017年8月6日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:3袋(粉末ソース・マヨネーズ・ふりかけ)
定価:税別180円
取得価格:税込184円(ローソン)
栄養成分表
1食106g(めん90g)あたりエネルギー:511kcal
たん白質:9.2g
脂質:24.4g
炭水化物:63.7g
食塩相当量:3.9g
ビタミンB1:0.31mg
ビタミンB2:0.29mg
カルシウム:139mg

辛さはそれなりにあるが、豚のパンチがパッケージのイメージほど強くない
ソースは「チキンエキスをベースに、ガーリックやブラックペッパーで風味を調えた塩味のソース」に、「ポテトと相性が良い特製プレーンマヨネーズ」が別添とのこと。胡椒の効いたしお味のソースに、マヨネーズが加わる構成です。2016年の「ポテマヨ」はポークベースのソースでしたが、今回はチキンベースのソースで、油脂の量もかなり少なくなってだいぶさっぱりした味に変化しています。油脂を抑えることであっさりした軽いしお味になり、主役のポテトとマヨネーズの組み合わせを引き立てる意図が窺えました。
マヨネーズは、一平ちゃん夜店の焼そばでよく使われる変化をつけたマヨではなく、ごくごく普通のマヨネーズで、酸味もそれほど強くありません。こちらも敢えて強い味にはせずに、ポテトの味の邪魔をしないようにしているものと思われます。胡椒は前回の「ポテマヨ」同様に強めに効いていて、味を引き締め、間延びを防いでいました。
ポークベースからチキンベースに変更され、また油脂がかなり抑えられてあっさりめの味になったことで、前回時の「ポテマヨ」から同じしお味のソースでもだいぶ変化を感じました。前回時はフライドポテトをイメージした香味油を加えていたものの、あまりフライドポテトっぽくならずに、むしろ少し味全体を重くしてしまっていたので、今回の方が食べやすくて良かったです。ただ、ふりかけやマヨありきのソースで、このソース単体で何か特徴や強みのあるソースではありませんでした。
かためで軽い食感の細めの油揚げ麺
麺は「ソースとの絡みが良い、しなやかで食べやすい麺」とのこと。細めの油揚げ麺で、しお焼そば系の麺らしい細さで、前回の「ポテマヨ」と同じ麺を使用しているものと思われます。細さの割にかための食感で、ほぐれが良いです。細い麺なのでそれほど強い主張はなく、今回のあっさりめのソースととのバランスはバッチリです。あっさりソースだと、油揚げ麺臭がかなり目立ってしまう場合も多いのですが、今回はソースにつけられている胡椒が油揚げ麺臭をうまく抑えており、ほとんど目立たなかったのは良かったです。
また、あっさりめのソースによく合う麺の軽さで、両方組み合わさることでかなりライトな味と食感になり、両者の相性の良さを感じました。こってりとか重厚的な部分はマヨネーズやポテトに任せ、ソースや麺はライトな脇役に徹していて食べやすかったです。
結構たくさん入っているポテトとマヨネーズの組み合わせは「ポテサラ」の雰囲気

具は「100%北海道産じゃがいもを使用した、ホックホクのフライドポテト」に、「香味野菜フレーク、アオサ、赤唐辛子、ブラックペッパーを組み合わせ」たふりかけが別添とのこと。やわらかい食感のポテトがなかなかたくさん入っていて、前回時より量が多そうです。
ポテトは「フライドポテト」とのことですが、あまり揚げたような食感や風味はなく、むしろやわらかくて蒸した感じの食感となっています。キャベツ等は入っておらずポテトに集中したているためか、量が結構たくさん入っているのも好印象です。当然ながらマヨネーズとの相性も良く、「ポテマヨ」というよりも「ポテサラ」な雰囲気が出ているように感じました。
また、あおさや赤唐辛子の入ったふりかけは、「ポテマヨ」と考えるとちょっと蛇足のように思わなくもないのですが、「ポテサラ」と考えれば納得の香り付けで、ちょっとおしゃれなポテサラ感が出ていました。画像に写っている黄色い粒がおそらく「香味野菜フレーク」なんですが、実際どんなものを使っているのかは噛み締めてみてもよくわかりませんでした。玉ねぎのようなガーリックのような。ソースの味も混ざってしまうので、なかなか判別が難しかったです。
オススメ度(標準は3です)
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)前回2016年発売時の「ポテマヨ」に比べると、ソースのベースがチキンに変更になり、また油脂がだいぶ抑えられたことによって、ポテトとマヨネーズの組み合わせが前に出てくるバランスとなっていました。あっさり控えめなソースと麺の下地の上にあるポテマヨという印象です。そのポテマヨは、ポテトがだいぶ増量されたように思え、マヨと組み合わせることでちょっと「ポテサラ」感が出ていて、ふりかけのあおさや唐辛子の香ばしさもおしゃれなポテサラっぽく感じました。ポテサラのように感じられたのは、ソースの主張が控えめになったことが大きく影響しているように思います。前回時と同じ★4にしましたが、前回よりおいしいかったです。
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