山形赤湯の名店「龍上海」カップ麺も「地域の名店シリーズ」から「銘店紀行」シリーズへ鞍替え

今回のカップ麺は、セブンプレミアムの「銘店紀行 龍上海本店」。製造は明星食品。2018年8月1日に発売された新商品で、セブンプレミアムの「銘店紀行」シリーズのカップ麺です。

龍上海」は、山形県南陽市赤湯にあるみそラーメンの名店で、魚介の効いたみそ味のスープに辛みそがのるのが大きな特徴です。新横浜のラーメン博物館にも1995年からずっと出店している名店中の名店と言えます。

セブンプレミアムでは「地域の名店シリーズ」として日本各地の有名ラーメン店の味をカップ麺で再現していましたが、どんぶり型の高価格帯商品からタテ型の「銘店紀行」シリーズへと順次置き換わっていき、今回「龍上海」が「銘店紀行」シリーズで登場したことで、すべての「地域の名店シリーズ」カップ麺が「銘店紀行」へ置き換わったことになります。

他の「地域の名店シリーズ」にも言えることですが、非常に完成度の高いどんぶり型商品だったために、タテ型の「銘店紀行」に置き換わることで、安価で手軽に手に入れやすくなった反面、完成度の低下は否めないところです。低下を最小限に抑えようと頑張っている様子は窺えるものの、価格が違うので致し方ないところではあります。今回の「龍上海」も「地域の名店シリーズ」時代は非常に良くできた商品だったので、タテ型の「銘店紀行」に変更になってその質をどれくらい維持できているかが重要となってきそうです。果たしてどんな一杯になっているのでしょうか。



商品概要



品名:銘店紀行 龍上海本店
メーカー:セブンプレミアム(明星食品製造)
発売日:2018年8月1日(水)
麺種別:ノンフライ麺
かやく・スープ:1袋(後入れ特製からみそ)
定価:税込213円
取得価格:税込213円(セブンイレブン)


栄養成分表

1食101g(めん70g)あたり
エネルギー:377kcal
たん白質:12.2g
脂質:8.1g
炭水化物:65.3g(糖質:62.2g 食物繊維:3.1g)
食塩相当量:6.8g(めん・かやく2.0g スープ4.8g)
ビタミンB1:0.31mg
ビタミンB2:0.37mg
カルシウム:154mg



魚介、辛味、ニンニクの三位一体が織りなすあっさりめなみそ味スープ

スープは「煮干しだしを利かせた濃厚な味噌スープに、唐辛子の辛みとにんにくの旨みたっぷりの『特製からみそ』を合わせ」たとのこと。魚介の効いたみそ味のスープに、辛みそがのった龍上海いつものスタイルのスープです。

それほど強くは前に出てこないみそ味をベースとし、それに煮干しの風味がしっかり効いている、魚介みそ味のスープです。辛みそラーメンということでは仙台辛味噌ラーメンと共通していますが、仙台辛味噌に比べるとみその押し出しが弱めで、魚介のウェイトがかなり高く感じられます。

別添の「特製からみそ」を加えることにより、辛味とニンニクが強く香るようになります。辛さはピリ辛以下かと思われますが、辛さのパンチとニンニクのアクセントが効いて、魚介、辛味、ニンニクの三位一体の味を形成しています。みそ味がそれほど強くないことが重要で、みそが弱いことによって他の味がしっかり活きています。

「地域の名店シリーズ」時代に比べると、みそのコクが弱まったように思いましたが、スープのクオリティはある程度維持できているのではないかと感じました。非常に完成度の高いスープとなっています。あっさりみそと魚介が織りなす味は、普段から札幌みそラーメンを食べ慣れている私からすると、同じみそラーメンでもまるで対極に存在するもののように感じられます。こってりではなくあっさりなみそ味でラードではなく魚介が効いているスープなので、同じみそラーメンでもまるで別物です。油たっぷりなこってりスープも良いけど、年齢を重ねてだんだんと今回のようなじんわりくるスープが恋しくなってきます。



縮れのある太いノンフライ麺

麺は「弾力のあるノンフライ太ちぢれ麺」とのこと。太くて縮れのあるノンフライ麺です。

「地域の名店シリーズ」時代に比べると、表面のつるみや弾力がちょっと弱くなったように感じました。また、麺の厚みがやや増したように思います。太い麺で主張がやや強めのため、魚介やニンニクの香りが強い今回のスープ相手とは言え、麺がやや勝ち気味のバランスかなーと感じました。みそのコクを感じた「地域の名店」のスープの方が、スープと麺のバランスは良かったように思います。

今回の麺もやや平打ち気味ですが、お店の麺はもっと平打ちで縮れも強く、ねじりまで入っているようなので、スープのりはおそらくお店の麺の方が良いのだろうと思います。札幌みそラーメンのようにガツンと強力な味のスープというわけではないので、太い麺と合わせるにはそれなりに工夫が必要なのでしょう。バランスが悪いというほどではないですが、前回に比べてしまうとやや後退しているように感じました。

あおさがなくなり、「地域の名店」時代に比べると見劣りする具

具は「チャーシュー、メンマ、ナルト、ねぎ」とのこと。そこそこのボリュームのある具の構成ですが、「地域の名店」時代と比べると見劣りします。

チャーシューは四角の細切れ状で、肉感はそこそこあり、枚数もそれなりに入っています。「地域の名店」時代もチャーシューは小さかったので、肉の量自体はそれほど違いはないと思います。たださすがに「地域の名店」の方が豚バラっぽい肉でジューシーだったので、比較してしまうと厳しいかなと思います。

前回時はたくさん入っていたメンマはだいぶ減った印象で、今回もタテ型カップなりには入っていたものの、だいぶ見劣りします。また、お店の特徴のひとつであるあおさが今回まったく入っていなかったのは、お店再現もののカップ麺だと考えればちょっと寂しい印象です。入っていなくても味の大勢に影響ないのかもしれませんが、見栄えのためだけにでも入れておいて欲しかったですね。

オススメ度(標準は3です)

★★★★★☆☆☆☆☆(5)
スープは「地域の名店」時代と比べてみそのコクが弱くなったように感じたものの、引き続き魚介、辛味、にんにくをしっかり感じられる味で、タテ型「銘店紀行」に変わってもおいしさをある程度維持できているように感じました。みそや脂のこってりではない、魚介の強さを感じるおいしいスープです。ただ、麺や具にはタテ型移行による影響は少なからずあり、「地域の名店」時代に比べてちょっと見劣りする部分が多かったように思います。「地域の名店」より60円以上安くなっているので致し方ない部分ではありますが、「地域の名店シリーズ」は価格よりも品質を追い求めて欲しいシリーズだったので、ちょっと残念に感じました。前回と比較をしないのであれば、タテ型カップ麺としてはかなりおいしい商品です。

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