ノンフライ麺で「東京油組総本店」の味を再現した汁なしカップ麺

今回のカップ麺は、日清食品の「東京油組総本店 油そば」。ファミリーマート、サークルK、サンクス限定の商品です。油そばの有名店「油そば 東京油組総本店」の味を再現したカップ麺です。

東京油組総本店」は、東京とその近郊や台湾などに多店舗展開している油そばのお店です。東京都心のお店では行列必至の人気のようです。パッケージ見る限り確かにインパクトありますね。お店の油そばは、「カロリーはラーメンのほぼ三分の二。塩分は約半分。そのネーミングからは考えられないヘルシーさです!」と説明されてます。理屈では確かにスープがないのでカロリーや塩分は抑えられるはずですが、油そばは結構濃くて強い味のものが多いため、一概には低カロリー低塩分は謳えないように思います。それでもそう言い切っているということは、この店の油そばは一般的なものに比べてあっさり味なのかもしれませんね。

カップ麺の油そばの場合、「塩分」をどれだけ抑えられるかがおいしさの大きなカギだと感じていて、とかく味云々を語る以前に塩辛さで味が崩れていると感じるものが多いため、今回の商品では塩辛さが前に出てこない味に期待したいです。雰囲気のあるパッケージで、名作の雰囲気を感じ取って購入した人も多いのではないかと思います。なんかやってくれそうな気配があります。



商品概要



品名:東京油組総本店 油そば
メーカー:日清食品(ファミリーマート限定商品)
発売日:2018年7月24日(火)
麺種別:ノンフライ麺
かやく・スープ:3袋(特製液体だれ・かやく・きざみのり)
定価:税込258円
取得価格:税込258円(ファミリーマート)


栄養成分表

1食125g(めん80g)あたり
エネルギー:543kcal
たん白質:8.3g
脂質:26.8g
炭水化物:67.2g
食塩相当量:4.4g
ビタミンB1:0.23mg
ビタミンB2:0.29mg
カルシウム:208mg



豚脂の甘み旨味が際立つしょうゆだれで、塩辛さがなくまろやか

たれは「辣油・お酢・醤油の旨みが絶妙なクセになる濃厚醤油だれが特徴」とのこと。大量の豚脂にしょうゆの香る、クラシックで王道な油そばのたれです。東京芝2400mって感じです。

豚脂がかなり幅を利かせており、まさしく「油そば」の名に相応しい油感の強さです。それに対ししょうゆは香りこそ強いですが、塩辛さが前に出てこず、非常にまろやか。ここまで塩辛さが前に出てこない汁なしカップ麺のたれは珍しく、油のまったり感としょうゆのまろやかさは王道でありつつ異種独特。これはうまいです。

ラー油とお酢も効いていますが、こちらは辛味や酸味を強く効かせるのではなく、それぞれの風味付けを行う役目を果たしており、隠し味程度の存在感でした。特にお酢の風味の効かせ方は上手で、味の本流は豚脂やしょうゆに任せつつもそこに存在することで安心感を与えている印象でした。

塩辛さが前に出てこないことで、豚脂の本来の甘み、旨みを堪能でき、「あぁ・・・うまい・・・」と、思わず感嘆の声が漏れてしまいました。油そばといいつつ油より他の味が目立つものも多い中で、今回のたれの主役はまさに「油」そのもの。その豚脂の味を引き立てるしょうゆの芳醇な香りと塩けの小ささ、そして風味づけ程度のラー油とお酢。これはついに最強の油そばカップ麺が誕生してしまったかもしれません。



弾力としっとり感を併せ持つノンフライ太麺

麺は、太いストレート多加水麺です。ずっしり太い麺で弾力ありますが、弾力とともにしっとり感も併せ持つ、生麺に近い本格派の麺です。

ずっしりとして弾力がありつつも、表面のつるみやしっとした食感も併せ持つノンフライ麺で、今までカップ麺ではあまり食べたことのない食感の麺でした。自信はないですが、新開発の麺なんじゃないですかね。なんて上品な麺なのでしょうか。エレガントな太麺です。もうラーメン店でこの麺出されても何ら違和感ないレベルなんじゃないかと思います。ついにカップ麺もここまで来たかという、隔世の感を抱いてしまいます。

今回のたれが塩辛さが前に出てこず、豚脂やしょうゆの風味で勝負している味だからこそ、麺自体の小麦感や甘みも塩辛さで消えることなくしっかり感じられ、麺の風味も際立っています。濃い味、強い味を求める人にとっては、やわらかい塩けは物足りなさもあるでしょうが、今回のように他の部分のおいしさがしっかり認識できるため、利点の方が大きいように感じます。

きざみのりの香りが豊かに感じられる

具は、味付豚肉、ねぎ、味付メンマ、きざみのり。汁なしカップ麺としてはそれなりの量の具が入っており、高価格商品の相応しいボリュームかと思います。構成はお店とまったく同じのようです。

味付豚肉は細切れにカットされたタイプで、しっかり肉感があり、濃いめに味が付けられているため、豚脂の味が強いたれの中に入っても存在感がありました。メンマはしょうゆの香りととても相性が良かったので、もっとたくさん入っていて欲しかったですかね。

最も目立っていたのはきざみのりで、こちらはなかなか多めに入っていました。のりの香りも豊かに感じられ、これもたれの塩辛さが前に出てこないことの効能かなと思います。本当、ひとつのカップの中でいろんな味が感じられ、そのひとつひとつが油そばとしての本格感につながっている印象でした。

オススメ度(標準は3です)

★★★★★★★★☆☆(8)
たれの中にたっぷり入った豚脂の甘み、旨みを堪能できる一杯でした。香りは強いものの塩辛さが前に出てこないしょうゆのおかげで、豚脂の風味が強く活きるとともに、ラー油やお酢のほのかな風味づけや、麺のおいしさ、きざみのりの香りもしっかり楽しめる一杯となっています。また、使われているノンフライ太麺が弾力がありつつもしっとり感や表面のつるみも併せ持っており、たれとともにとてもおいしかったです。価格は定価税込258円で高額ですが、それに見合うどころか、お釣りのくる商品だと思います。最強油そばカップ麺と言って過言ではないでしょう。油そばの真打ちカップ麺です。

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