台湾ラーメンから台湾まぜそばになって再登場した「やみつき旨辛 辛赤」

今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん やみつき旨辛 辛赤 名古屋台湾まぜそば」。4月23日発売の、「やみつき旨辛」シリーズの新商品です。「マルちゃん やみつき旨辛 辛黒 富山ブラック風焼そば」との同時発売となっています。前回「やみつき旨辛」シリーズが発売された際に出ていた「マルちゃん やみつき旨辛 辛赤名古屋台湾ラーメン」が、今回はまぜそばとして再登場した形です。180円の商品としてはインパクトのある真っ赤なパッケージで、「やみつき旨辛」流の「台湾まぜそば」がどんな味になっているのか楽しみです。



商品概要

品名:マルちゃん やみつき旨辛 辛赤 名古屋台湾まぜそば
メーカー:東洋水産
発売日:2018年4月23日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:3袋(液体ソース・粉末ソース・かやく)
定価:税別180円
取得価格:税別118円(ドン・キホーテ)

栄養成分表

1食108g(めん90g)あたり
エネルギー:482kcal
たん白質:10.6g
脂質:21.2g
炭水化物:62.2g
ナトリウム:1.4g
ビタミンB1:0.36mg
ビタミンB2:0.37mg
カルシウム:216mg



魚介が強く効いた台湾まぜそばソースで、辛さは弱め

ソースは「チキンの旨味をベースに、にんにく・唐辛子・魚粉を利かせた、旨辛いやみつきになるソース」とのこと。唐辛子の辛味とにんにくの効いたしょうゆベースのまぜそばソースです。ここまでは一般的な台湾まぜそばの味ですが、この商品魚介が強く効いているのも大きな特徴となっていて、普通の台湾まぜそばに比べて魚粉が結構たくさん入っていました。辛さはピリ辛程度で、にんにくと魚介、そして具のニラが香り、台湾まぜそばらしさとこの商品ならではの味を共に感じることができました。花椒も香りますがほんのり程度。辛さとか、スパイス等の深みは値段なりで物足りなさもあるものの、魚介の強さにオリジナリティがあり、これが「旨辛」の「旨」に当たるんだろうなと思います。ライトな味ながら「旨辛」に納得できる仕上がりでした。

太い角油揚げ麺で主張が強い

麺は「モチモチとした食感の食べごたえのある太めの麺」とのこと。切り口が角ばっている太い油揚げ麺です。他のまぜそば商品でも見かけることのあるかなり太い麺。最近は汁なし麺においてもノンフライ麺の商品が多くなってきている中で、いかにも油揚げ麺然とした麺。油揚げ麺臭もそれなりにありますが、味の濃さと辛味でそれほど前に出てきません。正直、もうちょっと細い方が個人的には好みなんですが、ソースとのバランスは悪くありません。モチモチはしていますが、食べ進めていくうちにボソボソ感の方が強くなってくる印象です。

挽肉、ニラ共に少なく、具の量はかなり物足りない

具は「味付挽肉、にら、唐辛子チップ」とのこと。挽肉は少ししか入っておらず、ニラも少なめで、カップ焼そばタイプの商品のご多分に漏れず具は貧弱です。特に挽肉は一応入れました程度で、かなり物足りないです。これだけ少ないとあんまり台湾まぜそばらしくなくなってしまいます。ニラは香りで台湾まぜそばらしさを演出できていたので、もっと量があるとさらに良かったかなと思います。上の画像を見ても分かる通り、カップ一面ほぼ麺です。もうちょっと何とかしてもらいたかったところ。

オススメ度(標準は3です)

★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
辛さや味の深みは物足りないですが、魚介が強く効いた台湾まぜそばソースで、ライトながら旨みはきちんと感じられます。やや太すぎかなと感じる太麺や、具があまりに貧弱で物足りないため、魚介がキラリと光って入るものの全体的なデキとしてはあまり良いとは思いませんでした。挽肉は台湾まぜそばらしさを出す大きな要素なので、今回の量では厳しいですかね。挽肉やスパイスでコストが嵩む台湾まぜそばは実はあんまり安い価格帯で作るのに向かないのではないかと感じました。

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