
「日清焼すぱ」レギュラー商品「下町ナポリタン」のリニューアル
今回のカップ麺は、日清食品の「日清焼すぱ 下町ナポリタン」。「日清焼すぱ」シリーズのレギュラー商品ですが、今回リニューアルされて新たに発売されました。オープン価格なので安っぽさは否めないものの、甘ったるいケチャップソースが特徴的ないかにもな「下町ナポリタン」の味で、人気の高い商品です。今までの商品で十分おいしかったのでリニューアルの必要はないようにも思いますが、今回どんな変化をつけてきているのか楽しみでもあります。
商品概要
品名:日清焼すぱ 下町ナポリタンメーカー:日清食品
発売日:2018年3月19日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:1袋(液体ソース)
定価:オープン価格
取得価格:税込97円(イオン)
栄養成分表
1食111g(めん85g)あたりエネルギー:459kcal
たん白質:7.3g
脂質:16.5g
炭水化物:70.2g
食塩相当量:4.5g
ビタミンB1:0.42mg
ビタミンB2:0.66mg
カルシウム:140mg

とにかく甘さの強いケチャップソースが特徴
ソースは「トマトの甘さとフライパンで炒めたような香ばしさをきかせたケチャップソース」で、「トマト、ピーマン、ベーコンの香りをアップし、より風味豊かに仕上げ」たとのこと。トマトの強いかなり甘いケチャップソースで、炒めた風味がとてもよく出ています。このソースの甘さはカップ麺としてはかなりオリジナリティがあり、喫茶店のナポリタンでもここまで甘いものはそうそうないのではないかと思います。私はナポリタンを普通にごはんのおかずとして食べられるんですが(周りからは変な人だと思われています)、今回の「下町ナポリタン」の甘いソースだとごはんを食べるには甘すぎてなかなか厳しいです。それくらい甘いです。ナポリタンらしく、ピーマンやベーコンの風味も感じられますが、以前の商品で使われていたソースに比べて目立って風味が変化したようには感じません。少し伸び気味の下町のパスタらしさを表現できている太いストレート油揚げ麺
麺は「食べ応えのある太ストレート麺」で、「。もっちりとした食感が特徴」、「ガーリック、塩、オニ オンを加え、さらにおいしく生まれ変わ」ったとのこと。太いストレート油揚げ麺です。UFOなどと同じくストレート形状が特徴で、これだけで縮れた油揚げ麺よりも上品な食感と感じます。太くてもちもちしており、ちょっと伸び気味の下町のナポリタンの雰囲気がよく出ています。さらにらしさを増させるなら湯戻し時間を少し長くした方が良いと思います。「かんすい」が入ったいるため厳密にはパスタではないのですが、下町のパスタらしさがよく出ていました。安い商品なのでしょうがないのですが、カップ焼そばタイプの商品の割には麺量が少なめで、また太い麺なのであっという間に食べ切ってしまい、少し物足りなさはあります。ハムとピーマンがなくなってしまった、あまりナポリタンらしくない具
具は「チンゲンサイ、レッドベル」とのこと。以前の商品には入っていたハムが今回オミットされてしまいました。以前もハムの量は少なかったのですが、入っていると入っていないでは大違いで、ハム自体の存在感よりも、風味付けの効果が大きかったため、今回ソースの甘さだけが目立ってしまっています。チンゲンサイもレッドベルもそれほど「ナポリタン」らしい具とは言えず、これらを入れるくらいならハムを継続させてもらいたかった。ピーマンもなくなっていて、チンゲンサイに変化しているのもイマイチ意味が不明です。かなり致命的な変化なんじゃないかなと思います。オススメ度(標準は3です)
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)相変わらずのトマト強めの甘いケチャップソースに、もちもちした太いストレート油揚げ麺は優秀で、いかにも下町のナポリタンな雰囲気が出ています。一方で、具からハムとピーマンがオミットされてしまい、替わりはチンゲンサイ。一気に下町ナポリタンらしさがなくなり、ハムの風味付けがなくなってしまったのは痛いです。以前の「下町ナポリタン」から少し後退してしまったと言わざるをえないように思います。
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