神田カレーGPで2回優勝している「100時間カレーB&R」監修のカップ麺

今回のカップ麺は、サンヨー食品の「サッポロ一番 100時間カレーB&R監修 欧風カレーラーメン」。「100時間カレーB&R」は東京とその近郊に他店舗展開するカレー専門店で、パッケージにも書いているとおり、100時間カレーB&R神田店が神田カレーグランプリで2014年と2016年の2回優勝を達成しています。しかしなんで神田とか秋葉原界隈にあんなにたくさんカレー店があるんでしょうね。界隈に古本屋が同人誌販売店が多くあり、そこで買った本を片手で読みながら食べるのに適している料理がカレーというのが通説のようですが、実際のところどうなんでしょうか。紙にカレーがついたらとれないので、私はカレー食べながら本はあまり読みたくないですけどね。福岡を歩いていると至るところでとんこつ臭がしていましたが、神田界隈は小道に入ると結構カレーの匂いが漂っていますよね。さてさてV2達成のカレー店の味はどんなものなのでしょうか。



商品概要

品名:サッポロ一番 100時間カレーB&R監修 欧風カレーラーメン
メーカー:サンヨー食品
発売日:2018年1月22日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:1袋(スパイス)
定価:税込205円
取得価格:税込213円(イオン)

栄養成分表

1食95g(めん70g)あたり
エネルギー:422kcal(めん・かやく326kcal スープ96kcal)
たん白質:7.1g
脂質:17.6g
炭水化物:58.7g
ナトリウム:2.4g(めん・かやく0.9g スープ1.5g)
ビタミンB1:0.53mg
ビタミンB2:0.58mg
カルシウム:233mg



肉の旨みの効いたカレースープ

スープは「香辛料の香り豊かな味わいとポークやビーフ、野菜のうまみが合わさった欧風カレーラーメンスープ」とのこと。豚や牛肉の肉の風味が強いカレー味のスープです。牛肉の風味が特に強く感じられ、スパイスが強いインド風とは違いまさに欧風カレーの味ですが、欧風カレーでよくあるフルーツの甘味とかは感じられませんでした。実際のお店のカレーにはフルーツが結構入っているようです。スパイス感はそれほど強くなく、辛さもピリ辛以下。何のスパイスが入っているのかはわかりませんが、ちょっと爽やか系のスパイスです。誰でも食べやすい味かと思います。肉の旨みはしっかり感じられるものの、100時間煮込んだカレーというにはちょっと厚みが足りないスープという印象でした。ココイチのようなスパイス感を求めるカレーというよりは、マイルドで安心感のあるカレーという感じがしました。

しっとり感があって少し生麺っぽさのある中太油揚げ麺

麺は「食べ応えのある黄色い麺」とのこと。多少平打ち気味の中太油揚げ麺です。いかにも油揚げ麺という感じではなく、しっとり感があってちょっと生麺っぽい食感です。このしっとり感のある油揚げ麺を作らせると、サンヨー食品の右に出るものはいないですね。ぜひとも資本関係にあるエースコックにもこの油揚げ麺の技術を供与してもらいたいところ。持ってるけど使わないだけかもしれませんが。カレー味のスープにそれほど濃さはないですが、油揚げ麺臭もそれほどないため、麺が悪目立ちしていることはなかったです。スープの中で適度な麺の味を主張していて、スープと麺のバランスは良かったです。

ネギとニンジンのみの具で、カットが小さく量も少ない

具は「ねぎのさわやかな風味が食欲をそそり、人参を加えて彩りよく仕上げ」たとのこと。ねぎとニンジンしか入っていませんが、どちらも細かいカットな上に量も少ないです。これは具が少ない傾向の強いお店再現ものカップ麺の中にあってもかなり少ない部類ですね。どちらもあんまり存在感なく、カレー味のスープの中で埋没しています。お店のカレーはお肉がおいしいようなので、肉系の具が入っていると良かったかなと思います。

オススメ度(標準は3です)

★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
肉の旨みが出ているスープはおいしかったですが、少し味の厚みが足りない印象。爽やか系のスパイスが効いているものの、辛さももうちょっとあった方が良かったでしょうか。具は充実しない傾向のお店再現ものカップ麺としても今回のネギとニンジンのみの具は量が少なく、ちょっとコスパの良くない商品という印象が残りました。今回のカップ麺ではおそらくお店の良さは再現できていないのではないかと思います。来月私は東京出張があるので、とんこつラーメン食べ歩く合間にこのお店には時間があれば行ってみたいなと思っています。

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