
「カレーは飲み物。」は東京を中心に7店舗展開するカレー専門店
今回のカップ麺は、サンヨー食品の「サッポロ一番 カレーは飲み物。赤い鶏カレー味ラーメン」。東京秋葉原のカレー専門店「カレーは飲み物。」監修の一杯となります。「カレーは飲み物。」は、秋葉原を中心に7店舗を展開し、その中にはカツカレー専門店やとんかつ専門店もあります。池袋にあるとんかつ専門店の店名は「とんかつは飲み物。」ですよ。さすがにとんかつは飲み物じゃねーよとは思いますが、面白いですね。店名「カレーは飲み物。」は当然、ウガンダ・トラ氏の名言からつけられており、大食いのタレントさんたちの間ではもはや格言のようになっていますよね。私はカレーは食べ物だと思いますが。さて名前ばかりではなく、味も素晴らしいことを期待して食べてみたいと思います。
商品概要
品名:サッポロ一番 カレーは飲み物。赤い鶏カレー味ラーメンメーカー:サンヨー食品
発売日:2017年8月7日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:1袋(特製調味油)
定価:税別215円
取得価格:税込213円(イオン)
栄養成分表
1食99g(めん70g)あたりエネルギー:447kcal(めん・かやく347kcal スープ100kcal)
たん白質:7.8g
脂質:18.6g
炭水化物:62.1g
ナトリウム:2.4g(めん・かやく0.7g スープ1.7g)
ビタミンB1:0.51mg
ビタミンB2:0.58mg
カルシウム:238mg

スパイスとトマトの効いたさっぱり系カレースープ
スープは「トマトのうまみ、カレー粉の風味、調理感のあるチキンの味わいが特徴の、トマトベースのカレー味ラーメンスープで」、「クミン、ガーリック、ジンジャーの風味で深みのある味わいに仕上げ」たとのこと。スパイス感のかなり強いカレースープです。トマトの酸味もしっかり効いていますが、トマトよりもスパイス感が強いですね。このあたりカレー専門店監修の商品らしいと思います。「カレーは飲み物。」と聞いてしまうと、かなりこってりなカレーなのだと想像してしまいましたが、案外そうでもなく、カレー自体は結構あっさりしています。スパイスが効いているけどくどくはない、さっぱりした夏向きのカレーのように感じました。チキンはスパイスやトマトに比べると強くはなく、ベースの甘みとして効いていると感じました。名前負けしていないおいしいスープだと思います。太めの平打ち油揚げ麺はスパイス感の強いスープと相性良い
麺は「食べ応えのある黄色い麺で」、「ちぢれをつけることでスープの絡みがよいのが特徴」とのこと。縮れた太い平打ちの油揚げ麺です。弾力があって加水が多めでしょうか。最初のうちは麺がスープに勝ってしまっているように感じるのですが、食べ進めていくうちにスパイスが口の中で広がってきて、そのスパイスの強さで太麺でもバランス良くマッチしています。スープと麺の相性はなかなか。縮れ効果でスープをよく拾うのも奏功していますね。実際お店でラーメンを供しているわけではないので再現性云々はないですが、だからこそスープとの相性がきちんと考えられていると感じました。スープのスパイス感を前に立てながらしっかり麺の味も主張できています。フライドオニオンの香りとキャベツの甘みが効果的
具は「フライドオニオンはお店でも大人気のトッピングで、その香ばしい風味がカレー味スープの味を引き立て」、「キャベツのシャキシャキとした食感、肉そぼろのうまみ、赤唐辛子の辛みがさらにスープの風味を豊かに仕上げ」たとのこと。フライドオニオンは香りがとても良く、スパイスの中で映えていました。食感も結構目立っていました。そして今回いちばん目立っていたのがキャベツで、カレースープの中で甘さがかなり良いアクセントとして機能していました。肉そぼろもそこそこ入っていて、具のボリュームはなかなか良かったです。お店再現ものだと具が充実していない場合が多いのですが、今回はそんなことなかったです。オススメ度(標準は3です)
★★★★★☆☆☆☆☆(5)あっさり系のカレースープですが、スパイス感が強くトマトの酸味もしっかり効いており、店名の面白さだけではない実力派の一杯でした。こってり感はなく、夏向きのカレースープに仕上がっていたのも良かったのではないかと思います。スープと麺の相性もよく、カレー専門店の味のカップ麺化ですが、よく考えられていると感じました。215円でタテ型大盛商品としてはちょっと高めではあるものの、その価値のある良いスパイス感の一杯でした。おいしかったです。
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