
銀座香味徳ってどんなお店?
今回のカップ麺は、寿がきや食品の「銀座香味徳監修 鳥取ゴールド牛骨ラーメン」。「全国麺めぐり」シリーズの新作です。全国的に知名度が上がってきている鳥取牛骨ラーメンの商品です。銀座香味徳(かみとく)は、銀座一丁目にある鳥取牛骨ラーメン専門店で、鳥取の本店は60年続く名店です。銀座のお店は本店とは多少メニューが違うようで、看板メニューである「香味徳ラーメン」の別名が今回の「鳥取ゴールド」です。5の付く日と雨の日に500円でラーメンが食べられるワンコインサービスを実施しているようです。結構行列になっちゃう人気店みたいですよ。
牛骨ラーメンは、カップ麺では以前にも今回と同じ寿がきや食品の全国麺めぐりシリーズで出ていました。また、エースコックがそれ以前から出していました。また、牛骨ラーメンという名前ではないですが、最近では牛テールスープとして日清食品がカップヌードルリッチで発売したのが記憶に新しいところ。牛を使ったラーメンはまだまだ数が少ないですが、豚や鶏がラーメン界で幅を利かせているのに牛が少ないのは不自然ですよね。多分今後もいっそう広まっていくのではないかと思っています。

品名:銀座香味徳監修 鳥取ゴールド牛骨ラーメン
メーカー:寿がきや食品
発売日:2017年5月22日(月)
麺種別:ノンフライ麺
かやく・スープ:3袋(液体スープ・かやく・あとのせかやく)
定価:税別227円
取得価格:税込245円(セブンイレブン)
栄養成分表
1食109g(めん65g)あたりエネルギー:341kcal
たん白質:8.8g
脂質:10.8g
炭水化物:52.2g
食塩相当量:6.9g(めん・かやく1.6g スープ5.3g)
カルシウム:101mg

スープ
「牛の甘みと香ばしさが特徴の牛骨だしのしょうゆ味スープ」、「香ばしく甘くコクのある牛だしスープにうすくち醤油を合わせた、こってりながらも後味はさっぱりした口当たりが特徴」で、「あとのせブラックペッパーがアクセント」とのこと。やわらかいながらも押しの強い牛の風味と甘みがふわ~っとドカンと広がります。口の中で広がる味が豚でも鶏でも魚介でもないってのはやっぱりとても新鮮!まったりと絡みついてくる牛の甘みは私のようなまだまだ慣れない人からしたら、焼肉屋のテールスープをどうしても思い浮かべてしまいます。牛の主張はかなり強いため、豚や鶏と違ってこれが味を決定づけてしまうところがラーメンスープとしては使いにくい部分なのかなと勝手に想像しますが、でもうまいんだよなぁ。なんでもっと一般的にならないんだろうと思ってしまいます。焼肉屋はお一人様では行きづらいけど、でも牛さんとたわむれたいなんて時はすごく良い選択肢なんじゃないかなーと。スープ飲んだだけでちょっと贅沢なもの食べた気分になります。そしてこのふわドカなスープをブラックペッパーが締めています。私は最初から投入してしまいましたが、口の中で際限なく広がってしまいそうな牛の味をキリッと引き締めるペッパーは、まずは入れないでスープを楽しんでから入れる方がスープを2度楽しめて良いかもしれません。麺
「もっちりとしたコシと粘りのある口当たり滑らかなノンフライ中太めん」とのこと。少し縮れのある中細のノンフライ麺です。説明には「中太めん」と書かれていますが、これが中太なら世の中の中細麺の大部分が中太麺になってしまうような・・・。寿がきや食品ならではのしなやかで上品さのある麺です。画像で見た感じ、実際のお店の麺とそんな離れていないように見えます。加水は少なめで麺の主張は控えめなため、牛骨スープの広がりを邪魔していなかったのはすごくよかったです。油揚げ麺でも、太麺でも、そして多加水麺でも、多少は牛骨スープの味の妨げにはなってしまうと思うので、このスープにはこういう上品な麺がいいですね。具
「チャーシュー、メンマ、もやし、ネギ、黒胡椒」とのこと。寿がきやカップ麺の例のごとく、基本的に具は弱いです。チャーシューはペラペラだし、せっかくのもやしも量が少なすぎるし、メンマもちょこっとだし。でもネギは結構たくさん入っていました。牛骨スープの甘い広がりをペッパーとともに引き締めている効果がありました。アクセントとしてきちんと機能していましたね。オススメ度(標準は3です)
★★★★★☆☆☆☆☆(5)牛の甘みが広がるスープはちょっとクセになる味わいです。際限なく口で広がっていく牛の味を引き締めるブラックペッパーも効果的で、これはかなりおいしいスープなのは間違いないところです。知名度が上がっているとは言ってもカップ麺ではなかなか食べられない味ですからね。これは貴重だと思います。寿がきやのノンフライ麺もこの牛骨スープとの相性が良く、牛の味を邪魔することなく最大限引き出していました。良い商品でした。
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