
今回のカップ麺は、日清食品の「行列のできる店のラーメン 煮干しそば」。最近はなかなか出てこない「行列のできる店のラーメン」シリーズの新作です。前回の行列シリーズの新商品は昨年9月に発売された「行列のできる店のラーメン 特濃担々麺」だったので、かれこれ半年も間が空いてしまっていますね。超高価格帯商品はあまり需要がないんですかね。最近は東洋水産の「正麺カップ」シリーズがプレミアム感を出しつつ200円位に価格を抑えているので、日清としても行列シリーズより、正麺カップに対抗すべく「日清ラ王」シリーズに力を入れざるをえない事情もあるのかなと思います。久々の行列シリーズ、期待で燃えながら食べたいと思います。

商品概要
品名:行列のできる店のラーメン 煮干しそばメーカー:日清食品
発売日:2017年3月20日(月)
麺種別:ノンフライ麺
かやく・スープ:5袋(液体スープ・粉末スープ・かやく・後入れかやく・焼きのり)
定価:税別290円
取得価格:税込288円(サンクス)
栄養成分表
1食116g(めん70g)あたりエネルギー:433kcal(めん・かやく324kcal スープ109kcal)
たん白質:14.4g
脂質:14.8g
炭水化物:60.6g
ナトリウム:2.7g(めん・かやく1.1g スープ1.6g)
ビタミンB1:0.32mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:270mg

スープ
「煮干しの旨みをしっかりときかせた、濃厚で口当たりの良い鶏白湯スープ」とのこと。いやー濃いです。ベースの鶏白湯が濃厚であることに加え、煮干しがかなり強く効いています。これはすごい。単体でも十分いけそうな濃厚な鶏白湯があくまで下支えで、主役は強い煮干し。私個人の好みで言えば、濃厚とんこつしょうゆに煮干しをあわせるのが好きなんですが、この鶏白湯もかなりいけます。鶏白湯の自然な甘さが煮干しの切れ味を引き立たせています。煮干しを引き立てつつ味に厚み加えていました。そして煮干しの強さも過去のカップ麺の中で最強クラスなんじゃないですかね。単純な煮干しの量でいえば他にもたくさん煮干しは使ったカップ麺はあったかと思いますが、ここまで際立つ煮干しというのは他になかったと思います。高価格商品なのでハードルが高くなるはずなのに、そのハードルを余裕で超えちゃっているクオリティです。こういう味を実際のお店で作ろうとすると、すごい原価率が高くなってしまいそうです。麺
「しなやかでコシのある中細ストレート麺」とのこと。中細と言うにはちょっと太めなノンフライ麺で、行列シリーズにはよく使われている麺だと思います。最近流行りの多加水ノンフライ麺とは一線を画す、加水の少なめな麺です。同じ日清のラ王の麺ともだいぶ違う印象です。鶏白湯スープには多加水麺よりこういう麺のほうがあっていて良いと思います。相性素晴らしかったです。バランス的にはスープがだいぶ勝っていますが、それでも麺もしっとり感があって適度な主張をしています。具
「チャーシュー、タマネギ、メンマ、のり、ネギ」とのこと。行列シリーズは高価格帯の割に具が弱いというか、大判の乾燥チャーシューがばーんとのっている以外はそれほど存在感ある具がないことが多かったですが、今回はチャーシューがだいぶ貧相になった代わりにタマネギとのりという別の目立った具が入っていました。タマネギはスープの味がかなり濃いため味に大きく寄与する感じではなかったものの、口に入った時はアクセントくらいにはなっていました。また、のりは煮干しとの相性が素晴らしく、これはチャーシューをグレードダウンさせても入れる価値はあったと思います。オススメ度(標準は3です)
★★★★★★★☆☆☆(7)税別290円という最高クラスの価格ですが、それに見合う以上のスープは絶品でした。★8もチラつくデキでした。さすが行列シリーズですね。濃厚な鶏白湯と、その鶏白湯によって切れ味鋭く際立った煮干しの味がとても素晴らしかったです。最近行列シリーズはあんまり新商品出てこないですが、今後も大きな期待を持ってこのシリーズの新商品が出てくるのを待ちたいと思います。かなり満足です。
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