
北京オリンピックが終わってしまいました。なんだかあっという間でしたね。北島選手の金から始まって盛り上がった大会でしたが、選手は頑張ったけど采配のせいで負けるべくして負けた野球や、欠場者が出て陸連の管理能力を疑わざるを得なかったマラソンのせいでちょっと後味が悪くなりました。そんな中でソフトボールは後半戦を盛り上げる活躍を見せてくれました。でも、チーム一丸で獲った金メダルなのに上野選手一人を特別扱いするテレビにはちょっとウンザリします。確かに上野選手の大車輪の活躍のおかげで金メダルを獲れたんだとは思いますが、ちょっと他の選手への配慮が足りない騒ぎ方なんじゃないかと感じました。騒ぐだけ騒いでブームが終わるとポイっと捨てる乗ってけ気質は何とかしてもらいたいものですね。
さて今回のカップ麺は、新商品ではないですが、埼玉県、千葉県、福島県のセブンイレブンで限定発売されている、明星食品の「地域の名店シリーズ もちもちの木」です。埼玉に白岡なんて地名があったのも知りませんが、関東に数店の支店もできているなかなかの名店のようで、今回のカップ麺と同じ中華そばとつけ麺が二枚看板のようです。東京に長いこと住んでいましたが、この店の名前はカップ麺を見る前には噂すら知らなかったお店なので、どんな味なのか非常に気になります。


ではまずスープから。あっさりめのスープなのかなと思っていたら、表面にかなりの油が浮かび、かなりこってりしています。そして、強烈な鰹ダシの味と香りがガツンと攻め込んできます。スープを飲むと後に鰹がザラつきます。鰹ダシが前面に出ていて、しょうゆ味は優しい後味に徹してます。今までカップ麺をたくさん食べてきましたが、この味はちょっと衝撃を受けました。なんでしょうね、カップ麺でこんなにおいしいスープは初めてでした。しかも、私の好きなとんこつスープじゃないのにこう感じられたことに自分で驚きです。「中華そば」という触れ込み殻の印象だと、年配の方向けの味付けかと思いきや、これは完全な若い人向きで、濃い味が苦手な方にはちょっと苦しいかもしれません。私の舌には感動的なスープでした。
麺は、縮れた中細のノンフライ麺。店名が表すとおり、とてもモチモチしていて食感が心地よい麺です。その上、材料の小麦のしっかりした味が感じられ、スープに負けない存在を主張すると共に、スープと合わさっていっそう輝きを増していました。この麺もまた、今まで食べたカップ麺の中で抜けておいしい麺でした。
具は、全部乾燥かやくの、チャーシュー、メンマ、長ネギ。値段を考えるとちょっと貧弱な感は否めませんが、どうやら実際の店の中華そばの具も貧弱のようですね(笑)。ただ、このメンマの味がまた衝撃的でした。強すぎるくらいの香ばしい香りが漂い、ただでさえおいしいスープと麺にひと味アクセントを加えていました。このメンマって、何で他の商品で使ってないのかと不思議なくらいおいしいメンマでした。
このレベルの味になってしまうと、もうカップ麺としての括りなど意味のないものに思えてしまいます。298円という値段はカップ麺としては高いですが、これだけおいしければ、カップ麺という枠を超えて安い値段だと思えます。強烈な魚ダシの味なので、好みに合わなければまったくダメでしょうが、ハマればとんでもない爆発力を持った一杯だと思います。最強カップ麺のひとつなのは間違いないでしょう。
オススメ度(標準は3です)
★★★★★★★★☆☆(8)
値段を考えてこの評価にしたが、味はダントツにおいしい限りなく★9に近い一杯。強烈な鰹ダシともちもちしたおいしい麺と香りの強いメンマに感動。私が今まで食べた中では最強のカップ麺かな。
品名:地域の名店シリーズ もちもちの木
メーカー:明星食品(セブンイレブン福島・埼玉・千葉限定販売)
カロリー:567kcal
麺種類:ノンフライ麺
かやく・スープ:3袋(液体スープ・かやく・あとのせかやく)
定価:税込298円
取得価格:税込298円(セブンイレブンネット)
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