札幌のおいしいラーメンを追い求めて、平岸の「麺 eiji」に2回目の突撃を敢行しました。前回は、2種類ある看板メニューのうち、「濃豚つけBUTO」をいただき、それなりに満足しました。その時一緒に行った父がもう一方の看板メニュー「濃厚魚介豚骨麺 醤油」を食べたので、そのスープを一口貰ってんですが、その味に猛烈なトキメキを感じてしまい、もう一回きちんと自分で食べて確かめようと思いました。

平日昼の12時前にお店に着くと、8席中2席しか埋まっておらず、悠々と座ることができました。私が入った後に店内がごった返してきていたので、待たずに座るためには早い時間に行く方が良いでしょうね。当たり前の話ですが(笑)。

さて今回注文したのは、先程書いたとおり「濃厚魚介豚骨麺」の醤油(+とろ玉)。前回スープを一口貰った印象では、札幌では今まで食べたことのない濃厚なとんこつスープで、私の好みとドンピシャでした。その味が果たしてユメやマボロシではなかったのか、現の出来事であってくれと心から願いながら注文しました。



出てきたラーメンは、薄い醤油色のついた濁色のスープで、いかにも濃厚そう。チャーシューは、ご主人が網で炙っているのが見えていました。あとは魚のジュレと浅葱と大根おろしと見せかけたすりおろしの玉ねぎ。とんこつに浅葱の組み合わせはもう私にとって無条件でときめいてしまう組み合わせです。そんなわけで意気盛んに食べ始めます。



まずスープをすすります。うぉぉぉ~うめぇぇぇぇ。前回父から貰った一口のスープの味はユメでもマボロシでもありませんでした。天下一品を思わせるドロっとした食感の上に、濃厚なとんこつと魚ダシの香りが口に広がります。札幌に来て以来、一度も感じたことのなかった戦慄が背中を走り抜けます。魚粉が入っているわけではありませんが、かなり強い魚ダシです。魚のジュレはスープにあまり溶けないのでこれ自体あまりスープの味には関係なさそうですが、口に入れるとスープとは違った魚ダシの味を楽しむことができます。

とかく魚ダシがクローズアップされがちですが、私が最も感心したのはベースのとんこつスープ。マイルドさととんこつ臭さのバランスが絶妙でとてもおいしいスープです。これくらい本格的なとんこつスープは、札幌では味わったことがありませんでした。

そして麺。透明感ある太い麺で、札幌ラーメン特有の黄色い玉子麺ではありません。前回の「濃豚つけBUTO」もそうでしたが、強い歯応えを感じバツグンの存在感で、これだけ濃厚なスープ相手にも一歩も引かない力強さがありました。どうやら以前はこの麺ではなかったようで、おそらくは試行錯誤の上にこの麺に行き着いたんでしょうね。とてもうまい。

具もなかなか練られていました。浅葱は文句なしとして、チャーシューもうまかったです。炙った良い香りが強いスープの中でもアクセントになっていたし、玉ねぎもスープに溶かしてしまわずにチョビチョビすくって食べることで別の味を感じられて良かったです。メンマもとても良い香りのするもので、大きくておいしかったですね。

ただ、別で注文した「とろ玉」はイマイチだったかな。玉子本来の甘みを感じられる味付けで、おそらくは強い主張をするスープの邪魔をしないように抑えた味付けにしたのだとは思うのですが、かえってスープに埋もれてしまって存在感をなくしてしまっていました。ラーメンに馴染ませるのではなく、浮き立たせる感じの味付けにしてもらいたいです。個人的には、とろ玉よりも半熟味玉くらいの方がラーメンにあうと思います。



ラーメンとは別に「卵混ぜ御飯」というサイドメニューもいただきました。ご飯の上に玉子、チャーシュー、浅葱がのっていて、ラーメンにも入っていた魚のジュレでいただくご飯です。これはこれでおいしいのですが、強烈な主張のラーメンを食べた後に食べると、ジュレの味だけでは何とも物足りなかったです。サイドメニューではまったく別の味付けで勝負した方が良いかもしれませんね。

私にとって、札幌に来て以来最高の一杯でした。一番良かったところはやっぱりベースのとんこつスープで、魚ダシから離れてこのとんこつスープ一本で勝負するラーメンも食べてみたいなと思いました。看板メニューになりうると思うんですけどね。また、今回は「濃厚魚介豚骨麺」の醤油をいただきましたが、この秀逸なスープをより楽しむためには、醤油より塩の方が良いのかなとも感じました。次回は「濃厚魚介豚骨麺」の塩を食べてみたいと思います。

なんだかこのお店に惚れてしまいました。色々とお店をピックアップしているので食べ歩いてみたいと思っているのですが、なかなかこの店を離れられそうにありません。もちろん出てくるラーメンがおいしいことが一番ですが、お店の方の立ち振る舞い、店内の雰囲気すべてがすごく好きです。ラーメンを作るのがとても丁寧なんですよね。手際の良い店は他にたくさんありますし、挨拶の声の大きい店もたくさんあります。でも、この店はこの店でしか感じられない雰囲気があってとても良かったです。



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